私が今年1年で学んだこと

2週間後にはもう年が明けていると思うと驚きですね。
こんにちは、アドハドカレンダー19日目を担当させていただく那智と申します。

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記事の依頼自体は1週間ほど前に頂いていたのですが、ひたすら先送りしてしまい現在は記事公開予定日当日です。また、悪い癖(発達特性?)が出てしまったようです(笑)

さて、今年も1年が終わるわけですが、私にとって今年2019年は激動の年でした。
実は私は去年の10月に着の身着のまま放浪の旅に出てちょうど1年前の12月に京都に移住しました。

当時はもちろん職もなく貯金も底を突き、なかなかに辛い日々を送っていました。大半の方はなぜわざわざそんな危ない橋を渡るようなことをしたのかと疑問に思われるかもしれませんが、正直自分でもよくわからず、気づいたらJRの秋のフリー切符を握りしめ東海道線に乗り込んでいました。

我ながら絵に描いたようなADHDの衝動性の発現だと思いますし、呆れてもいます。
さて、そんなこんなで京都に定住することにした1年前の私ですが生活費を稼ぐためには働かなくてはなりません、かといって手に職があるわけでもなく、当初はTwitterで知り合った方に翻訳の仕事をいただいたり、京都在住のフォロワーさんの家庭教師をしたりしてなんとか食いつないでいました。

しかしながら、そんな不安定な仕事でこれから先も生きていけるわけがないというのは自分自身でもわかっていて今年の1月~3月あたりは将来に悲嘆して悶々とした日々を送っていました。自殺を考えたことも一度や二度ではなくホームセンターで園芸用のロープを購入したりもしました。

しかし、実は少し前に練炭自殺に失敗して病院に搬送され地獄の苦しみを味わったこともあり、今回も失敗して今度こそ重い後遺症などを負った場合のことを考えては部屋の梁にロープを結ぶのを辞めるということを繰り返していました。


そんな状況が変わったのは今年の4月のことです。
「プログラミング未経験者歓迎、正社員への登用も有り」という求人広告を目にした私は即応募し、幸運にも採用され、とあるIT企業でアルバイトとして働くことになりました。当初はわからないことばかりで他の社員の方々にも迷惑をかけまくりでしたが、コミュニケーション能力やマルチタスクの処理能力が問われることのない業務や、人間関係が濃密ではない職場の雰囲気が自分にあっていたようで(もちろん自宅でも勉強したりはしましたが)、わりと難なく業務を習得でき、2か月後には正社員として採用され、今に至ります。現状に大満足というわけではありませんが、自殺衝動に駆られることは大分減りました。仕事にもある程度慣れ職場自体もブラックではないため来年も勤務し続ける予定です。


1年前に京都に移住したときには貯金ゼロで職もなくどうなることかと思っていましたが、結果として、東京で人生に絶望して引きこもっているよりは大分マシな状況になりました。


ここまで自分の今年1年をつらつらと書き連ねて、いったい何が言いたいのかというと
「人間は1年後の自分がどうなっているかすら想像できないし、人生って結構何とかなる。」ということです。


確かに我々発達障害者の人生は健常者と比べたらハードモードですし、絶望して死にたくなることも多々あるでしょう。

でも1年後、1ヶ月後に自分がどうなっているかすら想像できないのが人生です。

人生に行き詰った時、とにかく生きるのが辛い時、とりあえず「自殺」という最終手段は脇に置いておいて、自分のやりたいことをやってみるという選択をしてもいいのではないでしょうか。
私は「ああ、どこか遠くへ行きたいな。」という軽い気持ちで東京を離れ
「ああ、何か京都っていいな、住んでみようかな。」という軽い気持ちで京都に定住しました。
はっきり言ってめちゃくちゃです。

普通の人からしたら「頭大丈夫か?」という感じだと思います。

しかし結果としてあれから1年経った今就職もして人並みに生活できています。
正直1年前、1年半前と比べたら精神状態も大分マシです。
人生ってほんとどうなるかわかりません。だったら今やりたいことをやりたいようにやってみるというのも1つの選択肢なのではないでしょうか。
皆さんの人生に責任が取れるわけではないので「是非そうするべきだ!」とはもちろん言えませんが、私個人としては1年前のあの時、やりたいことをやりたいようにやってみて正解でした。

まあ来年の今頃にはまた絶望しているという可能性も充分あるわけですが…(笑)

大して内容のない記事になってしまいましたが今回はこの辺で。

それでは皆さん、良いお年をお迎えください。

#発達障害    #ADHD    #ASD

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