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苦手な科目を克服する

【 苦手な科目を克服する】


さて、苦手の地理をどのように克服したかということをお話します。

ただ、このノウハウ公開において知っておいていただきたいことですが、予備校がやっているように一から事細かく一つ一つの科目のノウハウを説明することはしません。むしろ、一次試験の5教科を戦略的な面からどのように攻略するかに焦点を当てています。

私の場合は地理が苦手でしたが、他の方は歴史が苦手かもしれません。それでもどのように苦手を克服して全体として5教科を合格レベルに持っていくことができるかのヒントは得られるはずです。

さて話を戻して、地理の克服法です。

1月の時点で去年の過去問が26点であったことは前回お伝えしました。4択問題という点を考慮すると、ほとんど知識ゼロの状態でした。どうやって勉強していけばよいのかも全くわからず途方に暮れていました。その悩みをブログでつぶやくと、あるご親切な方が白地図勉強法を薦めてくださいました。

その方は、前年度に地理98 点という高得点で合格されたつわものでしたので、100%信じてその方法でやってみようと思いました。さて、実際に行ったのは次のようなことです。

1. 白地図を用意し、それを北海道から沖縄まで47都道府県に書き込んでいく。

2. その教材として、主に『全国通訳案内士試験「地理」合格! 対策』とハローアカデミーの『マラソンセミナー 日本地理*』を使用する。

3. 『マラソンセミナー 日本地理』を読みながら動画『全国通訳案内士試験対策 マラソンセミナー<日本地理>**』を聴く

4. その他、旅の情報番組(ケンミンショー、ブラタモリ等)をすすんで視聴し、知らない情報は白地図に書き込む。すでに書き込んだ情報もその地名が出たらもう一度白地図を見返して頭に叩き込む。

5. 過去問を5年分解く。


*『マラソンセミナー 日本地理』 http://hello.ac/marathon2012version/geographytext.pdf

** 『全国通訳案内士試験対策 マラソンセミナー<日本地理>』(全第12講。これは上記の『マラソンセミナー 日本地理』を解説したもの)
https://www.youtube.com/watch?v=Y9RWd9fQeGY&list=PLLgPNEMp_AZSrO4jHmtLXU4oOsMSgY6Vy&index=1

この際ですので、ハローアカデミーの説明をしておきます。

この予備校は植山源一郎先生という方が現在はワンマンで運営している組織です。全国通訳案内士試験に特化した情報や資料を無料で配布しています。この素晴らしいサービスを使わない手はありません。まずハローアカデミーのメルマガに登録することをお薦めします。

さて、上記のサイクルを1月の中盤から始めました。そして、5月の初旬にはもう白地図が完成していました。つまり、4ヶ月少しで完成できました。始めたとたんにどハマりして、地図を仕上げていくのが癖になります。

私は各都道府県の市町村が波線で示されているだけで、山も川も何も書かれていない白地図を使いました。まずは、すべての都道府県に山と川を書き込んで行きました。市町村が波線で区切られていると市の名前を書き込むのに便利です。とはいえ市町村名については必要最小限の書き込みに抑えています。

ルーズリーフの片方には、その県の特徴を書き込んでいきます。見どころであったり、祭りで有名なところ、歴史上で重要なところなどをどんどん書き込んで行きます。私はフリクションペンを使って色分けして書き込んでいきました。

始めて2週間後に新たな感覚が芽生え始めます。旅番組やニュースである地名を聞くと、瞬時に頭のなかで自動的に地図があらわれ、その場所を探すようになります。そうすると地名を聞くたびに記憶が加速していくのが感じられました。

その頃、TOEICの受験勉強もしていて、全国通訳案内士試験の他の教科も並行して学んでいたことを考えると、4ヶ月で白地図を仕上げたのはとても早かったといえるかもしれません。ただ、これもコロナで時間があったからなし得たことでした。

ただそのため一つだけ困ったことがありました。それは目がとても疲れたということです。多分目を凝らしながら山や川、そして観光地などを白地図に移していく過程で目を酷使していたのでしょう。私のようなアラ還の方は、この手の対策も前もって考えていたほうがよいかと思います。

5月に白地図が完了した時点で2020年の過去問をやってみたところ69点でした。合格点の70点にはあと一つ届きませんでしたが、残りの時間を有効に活用できれば、必ず合格できるという自信が生まれていました。

その後は、旅のパンフや旅番組を見る旅、どんどん白地図に書き込むと同時に、頭の中の地図をより鮮明なものとしていきました。またハローアカデミーの『特訓1800』はよく隙間時間にやっていました。

それらの結果、実際の試験では72点で合格できました。ギリギリといえばそれまでですが、数ヶ月前には26点だったことを考えれば上出来だと思います。

これから言えることは、成功にはよいアドバイザーは必要であるということです。ハローアカデミーにはそのような成功に必要なコツがそれこそいくつも載っていますし、またブログをやっていたおかげで、よいアドバイスを直にもらえました。

試験勉強は孤独との戦いでもあります。やはりモチベを上げるにはSNSの活用はとても有効です。このテーマはまたの機会に!

PS. 今後私の作成した47都道府県分の白地図を参考用にアップ(有料)します。ただ、私の白地図を見て勉強することはお薦めできません。あくまでも自分で書き込まないと脳内に記憶しません。ただ、地理の知識ゼロの人間が全国通訳案内士の試験に合格するには、どの程度の情報を書き込めば良いのかの参考にしていただきたいと思っています。興味のある方は、ダウンロードしてください。

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