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「シンフォニエッタ」の日 6月-Vol.2

ということでこの旅は、「1Q84」なのに「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」の舞台がスタートポイントになった。

「小説1Q84」は、自身の短編「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」(1981)をふくらませたものであると、村上春樹はインタビューで答えている。


「男の子が女の子と出会う。二人は別れ、お互いを捜す。単純な物語。長くしただけです」

たぶん、この話を知ってる自分の中では、天吾と青豆は、ある意味、100パーセントのカップルであり、1Q84は、そのカップルに課せられた試練だという認識があるのだろう。

だから、表参道がスタートだった、それだけです。

表参道で、TOKYO2020のフラッグが目についた。それは2020年に開催されないと決まったオリンピックを意味していた。
梅雨空にしなだれるフラッグがなぜかその日気になった。



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