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1Q84フォトトリップ  1984/2020

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村上春樹さんの「1Q84」をコロナの2020年に読む意味について考えながら、登場人物の印象を巡る旅をしました。                    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆…
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#1Q84フォトトリップ

「Store 1Q84」 正式オープンしました! 2021年8月28日

本日、正式に「Store 1Q84」をオープンいたしました。 村上春樹さんの「1Q84」を古典として広…

太田泉
3年前
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「ふかえり」の日 9月-Vol.1

「ふかえりの日」として、4回目の1Q84フォトトリップを開始する。 1Q84のマニアにし…

太田泉
3年前
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「嵐の夜」の日 10月-Vol.1

5回目の1Q84フォトトリップ。 今日は、「嵐の夜」の日。 今回は趣向を変えて、1Q84…

太田泉
2年前
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「嵐の夜」の日 10月-Vol.2

「我々は小さな宗教団体だ。しかし強い心と長い腕を持っています」 青豆はスイートルームに招…

太田泉
2年前

「嵐の夜」の日 10月-Vol.3

そして、リーダーから交換条件が提示される。 それではこうしようじゃないか。一種の取り引き…

太田泉
2年前

「嵐の夜」の日 10月-Vol.4

嵐の夜の日 天吾は予備校から、ふかえりのいる高円寺のアパートに帰る 「カミナリがなりだす…

太田泉
2年前

「嵐の夜」の日 10月-Vol.5

そして、ふかえりは、嵐の夜で最も重要な「申し出」を口にする。 「あなたはネコのまちにいった。そしてデンシャにのってもどってきた」 「そのオハライはした」とふかえりは尋ねた。 「こちらに来てわたしをだいて」 気がついとき、天吾は裸になっていた。そしてふかえりもまるっきりの裸だった。 「身体がうまく動かせない」 「しんぱいしなくていい」 そして、天吾は隅から隅までふかえりの中に入っていた。 すべて自然で、当たり前のことであり、日常の一部だった。 パシヴァと

「嵐の夜」の日 10月-Vol.6

この行為は、リーダーが青豆に告白した「教団における儀式」と同じだ。 わたしの身体の筋肉は…

太田泉
2年前

「嵐の夜」の日 10月-Vol.7

ここまで「嵐の夜」を追っていくと、わかる事がある。 この嵐の夜の出来事は、すべて深田父娘…

太田泉
2年前

「嵐の夜」の日 10月-Vol.8

そこでは、天吾はただ青豆に手を握られていた。 まるで金縛りにあったみたいに身体が動かなか…

太田泉
2年前
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「嵐の夜」の日 10月-Vol.9

ということで、今回のフォトトリップの最後の訪問地は、市川の小学校でした。 この小学校は、…

太田泉
2年前
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「嵐の夜」の日 10月-Vol.10

ふぅー、正直、今回のフォトトリップは心理的にとても長かった。 ただ単に、聖地巡礼として小…

太田泉
2年前
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「猫の町」の日  11月 Vol.1

今日は「猫の町」の日。 だが、この予定の日、日本をコロナの第二波が襲い「勝負の三連休」が…

太田泉
2年前
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「猫の町」の日  11月 Vol.2

そして、特急は目的の「猫の町」である千倉に着いた。 この猫の町は、天吾と父親・NHKの集金人との対決の町だ。 「その猫の町にはテレビがあるのでしょうか?」 天吾の朗読を聞いたNHKの集金人は質問する。 NHKの集金人 彼は、猫の町に住んでいる。 療養所の病人として、そしてリトルピープルの追跡者として。 猫の町には「処女懐胎で生まれた男が、自分の本当の父親を探す」という隠されたテーマがある。 この猫の町は、天吾の試練の地なのだ。 「1Q84なる世界」