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「ゴキゲンLifeShift」ゴキゲン編

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真摯に人生を企み、真摯に人生を生きる 持続可能なヤリガイ人生を目指すblog  https://gokigenlifeshift.com/ メインサイトを「アーリーリタイアを志… もっと読む
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#ワークライフバランス

享年90歳  ゴキゲンLEFESHIFT 18 家族のケアで後悔しない

年末に、母が急逝しました。デイセンターでクリスマス会をした後に、自宅で亡くなりました。 「家族のケアで後悔しない」と決意し、介護のために会社を早期退職した直後でした。でも昨年の11月の手術以降の最後の日々はたくさん話が出来、たくさん食事もできました。山本周五郎の朗読など、美記憶もたくさん出来ました。 心筋梗塞で、享年90歳。 日頃から、「ピンピンコロリで逝きたい」、「延命拒否」を明示していただけに、大好きな自宅での死去は、その潔さと意思の強さを実感させました。 改めて

人生の出汁としての初体験主義 ゴキゲンLIFESHIFT 26 何度でもアップデートする人生

40歳を過ぎたころから意識して、自分の殻を破るために「初めての経験」を探し求めてきた。 58歳、いまでも年齢の割には向学心があるほうだと思っている。ただ、歳を重ねると、「新たな経験をする」というのが難しくなる。自分の興味の範囲が明確になっていくので、それ以外の領域に挑戦しにくくなる。そして自分のコンフォートゾーンのことは大体経験済みなので、経験数は簡単には増えない。 「体験は買ってでもする」という強い意識がないと、自分の限界を拡大することはなかなかできないようになる。「イ

捨てる美学 ゴキゲンLIFESHIFT 25 真摯に人生を創る

「捨てる美学」は、ゴキゲンLIFESHIFTの神髄を示すコンセプトです。 それは単に経済的な側面でのミニマリストゲームではなく、ましてや断捨離とかのブームを後追いする気もありません。 「捨てる」ことこそ、人生をゴキゲンに過ごす核心だと思うのです。 「捨てることが大事だ」という概念は、長年追い続けてきた「求道学」における最大の気づきでした。 私は、常に前代未聞の挑戦がしたい。でも現在の役割・仕事・環境・家族・趣味があって、それに集中して取り組むことができない。大きなジレンマ

ミニマリストゲームは図書館からはじめよ ゴキゲンLIFESHIFT 24 経済的自立

2022年から本格的に始めるアーリーリタイア生活において、支出のコントロールは大きなテーマになります。けれど支出抑制はともすると「侘しい感覚」になり、行き過ぎるとつまらない生活を生涯強いることになり、人生の幸福感を著しく損ないます。 そこで、経済的自立をエンジョイするための2つの工夫を取り入れました。 1.ミニマリストゲーム:質素倹約をゲームとして楽しんでしまう 2.リゾート貯金 :使うときは豪勢に使う。そのための別口座です。 この2つは今年の大きなテーマなので、折に触

関心の輪としての「欲望の資本主義」ゴキゲンLIFESHIFT 22 持続可能なヤリガイ人生

元旦の夜に毎年、自分に対する1年分の宿題が提出される。 NHK-BSが2017年から巻頭言として継続的に放送している「欲望の資本主義」である。 番組のテーマは「やめられない止まらない欲望の資本主義」 成長、分配、生産性、循環。議論百出の中どこへ向かう?世界の知性と考える異色教養ドキュメント」である。 とても特殊なフォーマットで、前回以前の番組と新規撮影部分を組み合わせ、全体がゆっくり進化していくというflowの時代の象徴のようなスタイルを保っている。 哲学から経済学、ビジネ

人生は道を究め、日々は技を極める ゴキゲンLIFESHIFT 21 求道具

私の人生の方針は「人生は道を究め、日々は技を極める」 というものです。 人生は、「道を究める旅」です。 長い時間をかけて、なにかを追い求めて、前向きに取り組むことで、その人の人生は「大いなる歩み」になります。 取り組むテーマは、なんでもいい。人それぞれ、なにに取り組んでもかまわない。どんなことでも前向きに取り組むことで、それは次第に「道」になっていく。 だから自分なりの道を歩めばいい。だからこそ、世界に多様性が生まれるのです。 しかし、道を究めるためには、それなりの

英語を学び続ける理由になった事件 ゴキゲンLEFESHIFT 17 何度でもアップデートする人生

外資系IT企業に転職した時、一番不安だったのが「英語」だった。 Microsoftでは、実際は、英語スキルが常時求められる職種と、海外とあまり接触がない職種は区分けされているのだが、英文メールは当たり前だし、英語スキルはある程度必要だった。 最初の上司に相談したら、驚くべき提案が行われた。 「それでは、私と一緒に、毎日、NHKの英語番組を聴きましょう。時間を取ります」 えっ!えっ!「英語のラジオ番組を聴きなさい」じゃなくて、「一緒にやりましょう」?? これは人生の中

映画三昧「マトリックス」 ゴキゲンLIFESHIFT 16 異次元の粋人

時間ができたら映画三昧というのは、だれにとっても「死ぬまでにやりたいリスト」の共通の一項目のようです。 ということで今日はすこし肩の力を抜いて、大好きな映画の話。 20年ぶりにマトリックスの新作が見れるということで、今週は「マトリックス・トリロジー」を見直してバッチリ復習したうえで、昨日、新作の「マトリックス・レザレクションズ」を鑑賞しました。 「同じものを見ていながら、まったく違うものを見る」というのは、人間界の真理だと思いますが、マトリックスについては、まさにそういう

人生の選択肢を最大化する ゴキゲンLifeShift 15 ー 持続可能なヤリガイ人生

今回は、ゴキゲンLIFESHIFTにおいて最重要ともいえる「ライフオプション」の話です。 わかりにくいので、結論から示します。 あなたは、自分で人生を選ぶときに「選択肢を最大化するように選ぶべきだ」というのが結論です。 まずはこちらのTEDの映像を見てください。 TED日本語 - アレックス・ウィスナー=グロス: 知能の方程式 | デジタルキャスト (digitalcast.jp) アレックス・ウィスナー・グロスは、AIを最適化する方法として、「知能の方程式  F =

アフターコロナで目指すべきは「真摯、丁寧、余裕がある、整っている粋な大人」 ゴキゲンLifeShift 4 ー 異次元の粋人

<要約> 今回は、アフターコロナで求められるライフスタイルは、どんなキーワードになるのかを考えてみました。ゴキゲンLIFESHIFT運動が、目指す人物像として「丁寧」、「真摯」、「品がいい」、「上質」、「余裕がある」、「ゆとりがある」、「いい意味で固執しない」というキーワードが浮かび上がる。これらを統合したビッグコンセプトを「整っている、粋な大人」として、今後の自分が目指すべき方向だと考えています。  全文はこちらでお読みください アフターコロナで目指すべきは「真摯、丁寧

はじめに ゴキゲンLifeShift 1

連載第1回は、ちょっと真面目に「なぜ58歳で退職したか、いま、何を考えているか」のお話をします。 現在、アーリーリタイアを実現したもっかの目標は「75歳までの人生の黄金期を最大に楽しむ」ことです。 人生100年時代ともいいますが、日本人男性の平均年齢は81歳。 でも健康に活動的に過ごせる健康限界は大体75歳といわれます。私の残り時間は16.5年です。 すでに変形性膝関節症になり、歩く活動にかなり制限が出ています。もしかしたら75歳まで健康年齢がもたないかもしれません。