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勝ちたいのか?やりたいテニスをするのか?

どーも!黒田祐加です、元アスリート、現在はテニスコーチや大会を作る仕事をしています。

お知らせです!
10/9-16まで浜松市の浜名湖で女子国際大会を開催決定しました。3年ぶりの国際大会、現在グランドスラムでも活躍している選手が多く出場している大会です。
観戦無料!VIPシートやVIPエリアもありますので、
個人サポーターになってもいいよ!
という方は↓のバナーからお問合せください

試合の目的は何か?


さて今日は「君ならどっちにするか?」価値観のお話です。


東海大会の1回戦でファイナルセット勝ち切った選手がいます。その選手に試合後のフォードバックで、
「理想のテニスと勝ちたいテニスどっちを選んだ試合なの?」
と尋ねました。
彼女は、
「理想のテニスを貫きたいです」
ファイナルセットは明らかに勝ちへのこだわりを見せる内容の試合でした。(これが悪いわけではありません)
「ファイナルセットはなんであんなに攻めることなく繋ぐテニスをしたの?それが理想のテニスなの?」
と尋ねたら、
「・・・・・・。」
「よし、じゃ理想のテニスと勝つテニスって何か考えよう」
ということになりました。
言動と行動にリンクしていないと気づいたんだと思います。


答えに正解はない

「やりたいテニスと勝ちにいくテニス」これをもう少し深掘りしてみましょう。

①理想のテニスをして勝つことは、かなりハードルが高いことで、相手とのレベル差がある場合は可能。
②理想のテニスをするに重きを置くことは勝つ確率は低くなる。理想だけ大きくなって自分の現状分析ができていないこともある。
③勝つテニスのみを追求するとテニスの面白さがわからなくなる。勝つことだけが評価になってしまう。

自分がどのような目的で試合に臨むのかです。先ほどの彼女は答えと行動がリンクしていません。理想のテニスをすると言って、勝ちへの執着を見せるテニスをする。こうなってくると気持ちの整理がぐちゃぐちゃになってしまいます。

試合に入る前にこの試合の目的は何か?確認しよう

これから夏休み。たくさんの大会があり、たくさんの試合をする機会が増える時期です。たくさんの試合ができるからこそ、今日のこの試合はどの目的でやるのか。対戦相手によって目的を変えてもいいと思います。
試合前の身体のウォーミングアップが必要なように、指令を出す頭もしっかり準備して試合に臨んでほしいです。

今日の記事が何かの参考になったら嬉しいです。
では、皆さん素敵な1日を!!

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