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フランチャイズも副業もプラットフォーム思考。仕事に感情もっていかれるな。

その昔、ガラケービジネスの公式サイトというのは、
官僚みたいなキャリアの人間を通じて、コンテンツ配信の申請を行っていた。

当然、担当者とズブズブになれば、その利権にあやかれる。


ここにスマホの黒船がやってきた。

個人であろう法人であろうと関係なく、誰でもアプリを配信できる。
はじめて、プラットフォームのダイナミズムを体感した。

申請が却下されても、とても機械的で、感情などない。

公平なのである。

話は変わって、どん底期に、記事を量産する仕事をした。
クラウドワークスを通じて、記事ライティングを発注する仕事である。

この仕事もプラットフォーム的だ。

約束したクオリティにならなかったら却下。
ドロンする奴もいるけど、お金を払わなければいい。
いちいち感情をさかなでる必要はない。
仕事をふった人から感謝もされる。

これが、実際に人を雇ってやっていたらどうだっただろう。

雇っているからには、何かの感情がおこる。
育てようという気もおこるだろうし、
クオリティに対しても文句が言いたくもなる。

そして、会社のブランドを傷つけられようもんなら、クビにしたくもなる。

人と人が必要以上に絡み合うと、諍いがおこるのは仕方ない。


グーグルストアにもアップストアにも、糞なアプリはたくさんある。
だからといって、グーグルやアップルのブランドは傷つかない。

フェイスブックのメッセージにマルチのお誘いがくるからといって、
フェイスブックのブランドは傷つかない。

ユーザにとって有用であれば、そのサービスは使われる。
人と人を仲介するサービスで、事件が起きれば、有用ではなくなるので、使われなくなる。


保険商品を「信頼」で売る輩がいるが、
そもそも、保険商品はすでにまともな企業が作ってやっているので、
お前の「信頼」はどうでもいいし、選ぶ方が賢くなれば問題ないのである。
自分で判断できず人任せにするから「信頼できる」をアテにするのである。


社員は経営者の「信頼」をアテにし、経営者は社員の「信頼」をアテにする。
取引先との関係もお互いが「信頼」をアテする。

アテにするもんだから、何か違った時に、裏切られた気になる。


こういう時に、プラットフォーム思考になると気が楽になる。
お互いルールを決めて、それをもとにジャッジをしあえばいい。
余計な感情をもつれさす必要がない。


そういう意味ではフランチャイズビジネスは便利なシステムである。
直営の店舗を増やすごとに憂鬱が増えるよりも、富とノウハウを分配する方がいいという考え方である。

フランチャイズとはいえ、セブンイレブンは中央集権的すぎて、
感情のもつれが出てくることがあるので、ビジネスモデルだけで片付く問題ではない。
プラットフォーム的な「思考」が大切なのだ。


具体的には、お互いをアテにしない。
公平なルールのもと公平な分配をする。
感情はむき出しにせず、合わなかったら別れる。
こんな感じである。


今後は、企業のあり方もかわってくるだろう。

副業が当たり前の時代になってきてるのだから、
社員の24時間や、一生を保障する必要はない。
むしろ、お互いのリソースをシェアするぐらいがちょうどいい。

そして、ちょっと方向性が変わってきたら、「またどこかで」と言って別れればいいのである。

感情をむき出しにして仕事をする時代は終わったのである。

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