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ぼくの考えた最強のEV

EVが普及するにはどうすれば良いかを考えている。EVは普及し始めているものの、大容量のバッテリーを積んだ大型のものが多い。そして、航続距離や充電の不安をなくすために、大電流の急速充電が可能なモデルが登場している。800Vは高級車では当たり前のスペックとなり、中国ではそれ以上の電圧に耐えられる超急速充電対応の車種も開発されているようだ。

CATLは10分で400km充電できるバッテリーを開発しているという。

しかし、800V以上の高電圧での急速充電に対応するには高電圧用の半導体や電子部品が必要になってくる。さまざまな安全装置も必要になるだろう。高級車を買う人たちはいくらでもお金を払ってくれるだろうが、EVの普及と環境への配慮という意味では、好ましい傾向とも言い難い。

さて、今はEVの開発はいかにガソリン車に劣らない充電時間や航続距離を実現するかに力点が置かれているけれども、超高齢化が進み、高齢者が増えている我が国にあっては、充電時間を短くすることよりも、もっとゆとりのあるカーライフを実現する方向に価値観を変えてもいいのではないか。

1時間の充電時間を取ることもままならない、そんな慌ただしい生活ではなく、ゆったり充電しながら、休憩を挟みながら、ドライブをしていくような、そんなカーライフがあっても良いのでは、と思っている。定年した人は、時間はいくらでもあるのだから。

そんな視点で、本当にEVの良さを活かした環境にも優しいEVを作れないかなと妄想している。

スペックは以下のような感じ
• サイズは軽自動車相当。中国のミニEVぐらい。ギリギリ4人乗りも可能。
• 最高時速は60km/h強。高速は乗れない。
• 48v低電圧システム
•急速充電は基本不可(コスト重視)
•ペルソナ:定年してゆっくり旅行を楽しみたい60代
•高齢者が安心して運転できる運転支援システム搭載
•満充電100km +交換式バッテリー100km
• バッテリーは取り外しが可能で、交換式だけにすることも可能。
•1kWhソーラーシステム搭載。
•価格は百万円以下

レンタカーでの使用を想定。地域によって、観光の移動距離は概ね決まっているので、それに応じてバッテリー容量を調整できるようなシステムが良いと思っている。

ホンダが2輪兼用の交換式バッテリーを開発しているが、一個1.3kWhで訳10kg、8個搭載して100kmぐらい走れるそんなイメージ。このバッテリー載せ替えながら、旅をしていくそんなイメージだ。

車両サイズとしてはWuling Air EVがベンチマーク。高速は走れなくていいのでもう少し華奢に作っても良いと思う。ちなみにこの車は2ドアだが一応4人乗りである。よく出来ている。

ちなみに、太陽光パネルを搭載して、走りながら発電ということを考えたが、現状の太陽光のギジュでは、どんなに頑張っても1kWh程度の発電が限界のよう。

できれば急速充電は非対応としたいが、太陽光パネル乗っけるくらいなら、急速充電対応にしても値段はがらないのだろうか。

実は普通充電であっても6kWhで充電は可能で、走行距離にして50kmとなる。ただ、観光地だとものすごい数の充電器が必要になりそうだなと。そういう意味では、交換式はメリットが大きいと感じた。ベース100kmは走れて、交換式対応のスロットルがついてるよ、という設計は合理的な気がしている。


今は交換式一個で1.3khwだけど、将来全固体電池が実用化されたら、モジュールの中身をそれに変えればもっと長く走れるかもしれない。そういうアップデートも可能になるだろう。

メインのバッテリーも外から取り外せるようにして、リサイクルが容易な形にしたい。

EVは小型車に向いており、新たな需要を生み出しうる存在だ。環境に優しく、手軽に扱えて、旅行先のちょいノリにフィットする、そんなEVを作れたらなぁ、と思い始めている。自分が欲しいものってそれなんじゃないかなと。

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