ディスバットマム~セイブルノ【pirokichi Flower Market】

2021年9月7日 06:04

タイトルでピンとくる方はこの世界についてだいぶお詳しい方ですね。

私はこれだけでは何のことやらサッパリわかりませんでした、そう、ついさっきまでは。

今回の花

先日入荷した花はこちらです。

ピンクと白のグラデーションが素敵な一輪。

この花の種類が、『ディスバットマム』なのです。

菊の学名はChrysanthemum（クリサンセマム）。

日本における菊の歴史は、古今和歌集に詠まれた歌に出てくるのが最古といわれているそうです。

鎌倉時代に、菊を好んだ後鳥羽上皇により皇室の紋（菊花紋章）へと採用されたのですね。

花言葉は「高貴」。

ディスバットマム【disbud mum】の、disbudとは「（形を整えるために）芽を摘む」という意味になります。

マム mumとは、菊の学名Chrysanthemumの略で「黄金の花」という意味があるようです。

幕末頃、日本に古来からある菊が、海を渡ってアメリカやヨーロッパへと伝わり、革新的な品種改良が行われた後、従来とは異なる姿と万国共通の『マム』という名前を携えて日本に再上陸したということになります。

簡単に言うと、ディスバットマムは「スプレー咲きではない洋ギク」というわけです。

下の写真のように、脇芽を摘んでつくられるのですね。

ディスバットマムには多くの品種があるのですが、今回の花の品種名は『セイブルノ』というものです。

一輪の花を買っただけで全く知らなかった『マムの世界』を垣間見ることができました。

菊というと、何処か仏花というイメージが付き纏いましたが、いまや『マム』として鑑賞花としても楽しめることを知りました。

秋の部屋を彩る一輪の花を飾ってみませんか。

おしまい

昨日、下記の記事がスキを集めたというお知らせをいただきました。

お読み下さった皆様のおかげです。

誠に有難うございました。

pirokichi

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