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言葉遣いで若者に迎合することなかれ

よく『オヤジギャグ』って否定的な意味合いでいわれますよね。

だいたいそれは

若者→オヤジ世代 (オヤジギャグを使っている方々)

という図式で示され、なんだかオヤジギャグを使っているとされる対象が肩身を狭いような思いをさせられるような記事の書き方を見ます。

さらにネットなどでは、
例えば『オジサンのLINEの送り方』
などという類の記事などを定期的に見かけます。

個人的には若者にLINEを送るシチュエーションは無いのだけれど、このような記事が出回る度に、敏感に反応して、その記事を読んで「なんだかなぁ〜」という気分になっていました。

今日、ネットで見た記事では、最近の10代の使う言葉の紹介を見ました。

記事に挙げられていた言葉は以下です。
左の言葉を右のように変化させて使用してるそうです。

「了解」→「了解道中膝栗毛」

「ありがとう」→「かたじけパーリナイ」

「おはよう」→「おはようでやんす」

「嬉しい」→「うれしすぎスギ薬局」

「尊い」→「尊み秀吉」

「良い」→「よきまるざえもん」

「ぴえん」→「ぴえんヶ丘どすこい之助」

え?

これハッキリいって、使ってるのってオヤジギャグじゃん。

いや、それよりもセンスないんじゃ無い。

そりゃキャリアが違うもんね、語彙とか知識とかさ。

でも彼ら彼女らを擁護するとすれば、そりゃ普通に考えてこれまで接している物事は学校教育という環境までであり、ゆえに古典や歴史上の人物が登場するのだと思います。

上記の東海道中膝栗毛とか秀吉とか。

そして結構時代劇タッチも好きみたいね。
『座右衛門』とか『い之助』とか、後者はひょっとして鬼滅の刃の猪之助の影響かしら?
そう思ってみると可愛らしいじゃないですか。

だから自分自身にもね、胸を張って言いたいですよ「気にすんな!」ってね。

そして何より翻弄されていたのは自分自身だったと気づいたわけです。

何によってかといえば、オヤジギャグや中年世代のメールの書き方などを揶揄するように、さらに若者世代との対立の構図をつくって報道するメディアによってです。

今回の記事のように、10代からオヤジギャグに通ずる素養をしっかりと備えているわけですから、ある意味『オヤジギャグ』というものは文化といえ、世代に左右されることない普遍的な要素、性質といえるのではないでしょうか。

これからはこれまでより自信を持って過ごせそうですし、これで少しはよく眠れそうです。

おしまい

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