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作務を行う【pirokichiマインドフルネス】

【作務 (さむ)】とは、清掃を始めとする、あらゆる労務のことを指し、禅の修行には欠かすことの出来ない大切な修行であるとされています。

日常生活のなかで行っていることを『作務』として位置付けてみます。

私の場合、朝は『窓拭き』を行います。
寒い季節となると、窓が結露しますね。

我が家では『結露取りワイパー』と『PVA吸水クロス』を用いて結露を除去しています。


結露した水滴は面白いようにワイパーのタンクに貯まります。これが『見える化』することによって進捗度を示してくれます。またワイパーの届かない場所や最後の拭き上げは吸水クロスを用います。

密閉した室内を加湿し、外気との温度差で結露は再び生じるので、さながらイタチごっこではありますが、かといって放っておくとカビが生えたり、壁紙が傷んだりと住まいにとってよろしくないことが生じてしまうリスクが増えます。

黙々と窓の結露を取り除く作業を行なっていると、そのうち様々な事柄が思い浮かんできますが、作業に集中して結露を取り除くことだけを考えていると、雑念が消えていることに気づきます。

続いて行う『作務』は『掃除機がけ』です。掃除機の機種によるかと思いますが、我が家の機種は前進させた時にゴミを吸います。その機種の動かし方や動線を考えながら作業を行なっているとここでも雑念が取り払われていることにふと気づきます。

ほかに『作務』と位置づけられることには『食器洗い』や『風呂掃除』、『洗濯』などがあります。いかに清潔を保つか、ミッションの達成度、クオリティを高められるかを考えつつ作業を行うと、これは立派な『作務』であり、雑念を追い払う『マインドフルネス』となっています。

どうせ為さねば為ならない雑事ならば、いっそのこと『作務』として『精神修養の場』と位置づけ向き合うことが大いなる『自己観察』の契機となり得ます。

そして『いつでもどこでもマインドフルネス』に繋がります。

閉塞感漂よう昨今を少しでもよりよく過ごすために、心のベクトルを少しだけずらして『作務』を行なってみることをオススメします。


おしまい

最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。