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猫2匹、飛行機で東京へお引越しの巻

猫ちゃんとの移動について

この度、徳島県から東京都へ引っ越すことになりました。

その際、飼っている2匹のにゃんこたちをどうするのかかなり悩みました。
どんな方法で移動させるのが最適なのか。
いろいろネットで調べていても、なかなか自分たちと似ている環境で移動されている方は少なく、大変不安でした。

今回は、私と猫の姉妹2匹(ももとうめ)が東京へ引っ越してきた際の状況などを書いていきたいと思います。

猫たちについて

ももちゃん

もも(メス・推定11ヶ月)
甘えんぼキジシロ猫さん。
普段は落ち着いていて、大体寝てるし朝は私よりもねぼすけ。
遊んでいて興奮すると手に負えないくらい暴れますがどさくさに紛れて私の膝の上に来たりするのでやっぱり甘えんぼさん。
比較的他の人にも馴れやすいですがちょっと臆病。
顔が可愛いです。

うめちゃん

うめ(メス・推定11ヶ月)
おてんば麦わら猫さん。
ももちゃんよりも遥かに甘えんぼだし、おしゃべりさんで何かにつけてにゃーにゃー訴えてきます。
好奇心旺盛、気になるものは全て触りたい。暴れん坊。遊びたがり。
夜中に起こされては顔をベロンベロン舐めてくるのが日課。
私以外の人が怖くてシャーシャーします。
顔が可愛いです。

引越し飼い主の都合でこの子たちにストレスをかけてしまう罪悪感にも襲われて、しまいには自分の夢も諦めた方がいいのではないかとネガティブな方向へどんどんと落ち込んでいってしまう日もありました…。

でも置いていくわけにはいかない。自分の人生も諦めたくない。
そもそも「実家から出る」という自分の生活を変えるきっかけをくれたのもこの子たちでした。
私の人生何があってもこの子たちと暮らしていくんだと決めたので、当然連れていくことに。

飛行機に決めたきっかけ

結論から言うと、早いから。

猫ちゃんにストレスを少しでも与えないようにするためには時間を早めるのが最適だと判断しました。

徳島県から東京都までは飛行機で2時間もかかりません。
しかし、私の住んでいたところは空港まで車で2時間かかります。
これだけで4時間。
新居までの移動はタクシーを利用しました。
休憩時間等も含め、想定していた所用時間は6時間程度です。

ちなみに新幹線だと、徳島から乗るためには

1.高速経由で新神戸駅まで行く
2.JR四国線で香川経由〜岡山駅まで行く

というルートになるかと思われます。
あまり親には頼りたくなかったので、高速バスで新神戸まで1人で行くか…とも思ったのですが、
バス会社に問い合わせたところ

・猫はキャリーバッグへ入れて、1人1つ
(2匹別々のキャリーを1人では持ち込めない)
・空いている便でしか乗せられない
・アレルギー等で他のお客様が拒否すれば乗車拒否

とかなり否定的な印象を受けたし乗れない可能性を匂わされてしまって、移動できなければ元も子もないと思ったのでやめました。
地元からJRに乗り続けるのも1つの手でしたが、それだと所要時間がかなりかかるし、公共交通機関にずっと乗り続けると自分自身の自由も効きません。
ということで、新幹線は諦めました。

準備したもの

1.飛行機会社

今回、私はJALの「ペットとおでかけサービス」を利用しました。

https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/support/pet/

当日持ち込むこともできるようですが、事前申請の方が1,100円安かったです。
利用にあたってはクレジットカード決済のみ有効でした。
私はクレカを持っていないので、バンドルカードを使いました。

しかしちょっとした罠が。
大体利用確認の際って1円程度の引き落とし・返金がされると思っていたのですが、今回は7,000円ぐらい一緒に引かれてしまってびっくりしました。
そんなものなのでしょうか…。
料金ちょうど分しかチャージしていなかったので1回で決済できず、チャージのために2回コンビニへ走りました。
ご利用される方はご注意ください。

2.猫たちのストレス軽減策

猫は耳が非常に良い動物なので、飛行機や車での騒音が非常に心配でした。
色々調べていると、猫の精神安定用サプリのようなものがあるとのこと。
最初見つけたのは海外製のもので、6,000円ぐらいしたものでした。
タッケェ。流石にちょっと手が出ない。
他にないかなーとAmazonで検索してみると、DHCから猫用サプリが出ているのを見つけました。

レビューも確認して、試しに購入してみることに。

一度実家に退避する期間が3日ほどあり、その間試しに使ってみると
それまでそわそわしていた2匹が私の布団の中で爆睡していたので
こりゃ多少の効果があるわと実感。

3.キャリーケース等

うめちゃんの方は中から出すと暴れそうだったので
そのまま飛行機に預けられるクレートを購入し、家から東京までこちらで移動しました。

ももちゃんは空港でお借りしたクレート(Sサイズ)に入れ替えました。
入れ替える時の脱走も怖かったので、一応洗濯ネットも用意しておきました。

そのほかの準備としては
・おやつ(普段あげているチュールとクッキー)
・エチケット袋
・ペット用のウエットティッシュ
これらをキャリーのポケットに入れてました。

移動当日

出発日は9日金曜日でした。
飛行機の時間が17:40。
ペットの預け入れが出発40分前までだったので
逆算すると13時に家を出ていれば余裕だったのですが、
道中に2件用事があったことと混雑を恐れた親により
11時に家を出ることになりました。

よって空港に14時に着きました。全然混んでなかった。
途中途中で人間の昼ごはんも食べたりコンビニ休憩も挟んだりしたのに
結局空港で3時間暇でした。

猫たちの様子としましては、
うめがずっと運転中の車内で不安そうに鳴いていました。
ももはおとなしくてほとんど鳴いてません。むしろ心配になりました。

車を停めると鳴かなくなったので、やっぱりエンジン音や走行音がうるさいんでしょうね。
一層飛行機大丈夫かな…となりました。

しかし時間に余裕があった分、車から飛行機へのインターバルとしてにゃんずも休憩できたかな?と勝手に思ってます。
移動時間の短縮ばかり考えてましたが、ずっと動きっぱなしよりはちょっとマシかなあと思い込んでいます。

空港の駐車場でチュールに例のDHCサプリを混ぜてあげてみました。
うめちゃんは普段からチュールを爆飲みするので問題なく食べてくれましたが、ももちゃんがあんまり食いつき良くなかったです。不安と疲れが勝っちゃってる状態。
水分補給にもなるしちょっとでも食べてくれ…と少しだけ舐めさせて、もう全く食べなくなったところで諦めました。

キャリーから出てちょっとくつろいでるももさん

いよいよ預け入れ

団体の搭乗が被っていたようで、せっかく異常に早く着いているのにわざわざ混雑時に預けてはいけないと思いまして
ももうめとの一時の別れを惜しんで1時間半前くらいに預けました。

事前申込の際にメールで受け取っていた「ペット支払受付番号」をカウンターで聞かれたので提示しました。
あと、誓約書もホームページから事前にダウンロードして、記入しておいたものをお渡ししました。
その上でペットの体調確認があり、数個の質問に答えました。

うめは予定通り持参したクレートに入れたままお預け。
ももは車内で洗濯ネットに入れた上でキャリーでカウンターまで運び、貸出用クレートに私の手で入れました。

「タオルなども一緒に入れていただいて大丈夫ですよ」とお声がけいただいて、元々一緒に運んできたブランケットも一緒に詰めたんですが
私が緊張して焦ってしまって嫌がるももの隣にブランケットをねじ込んでしまい
その後くるしくなかったかな…東京まで保つかな…と余計な心配が増えたので
利用される方は焦らずきちんと順序よく入れてあげてください…。

スタッフの皆さんももうめに優しく声をかけてくれて、通りすがりの他のスタッフさんも笑顔でクレートを覗き込んで声をかけてくれたりしてこっちが安心しました。
(本人たちは多分「誰やお前」「ここどこや出せ」と思ってたと思う)

元々ももを入れていたキャリーが結構大きいので、それもそのまま預け入れました。
最後に「何かご不安な点などありますか?」とお声がけいただきましたが何も思いつかなかったので何も聞きませんでした。
しかしカウンターを離れてから「あれ、そういやこれ着いたらどこで受け取るん…?」と思い出しましたが
着いてから聞くことにしました。ズボラ。

移動直後

無事東京へ着陸

預けていたキャリーが結構序盤に出て来てくれたのでそそくさと手に取ったところ、近くにいたスタッフさんが声をかけてくださいました。

「ペットをお預け入れのお客様でしょうか。⚪︎番カウンターの隣にペット用受け取り窓口がございますのでそちらへどうぞ」

おお、こっちが聞く前に教えてくださった。ありがたや。
教えてもらったところへ向かうとすでに2つのクレートが。
預けた時にもらっていた控えを求められ、焦ってどこにしまったか一瞬わからなくなりつつも無事に提示。
不安すぎて中を覗いたところ

このまま動かないうめさん

めちゃくちゃいじけとる……
スタッフのお姉さんも思わず「いじけちゃってますね(笑)」と。
一周回って可愛い。ごめん怖かったね…。
こんなでかいクレートの端っこでちんまりしてるからここぞとばかりに中開けていらないブランケットを詰め込みましたが微動だにしないので脱走の心配もありませんでした。
ももちゃんも暴れる元気もなく無事に手持ちのキャリーへ収納。
それからは同居人のパートナーがももちゃんを背負ってくれて、新居へタクシーで移動しました。

ピッカピッカの♪1年生♪

東京にいよいよ引っ越してきたんだ…という気持ちより
無事に2匹が生きて辿り着いた安心感の方が強くて
全然東京に来た実感がありませんでした。

新居到着

まだ私の荷物が届いてなくてなーんにもないお部屋に放流したところ、
同居人には怯えてるしここがどこかも分からんしでパニクって
とりあえず押入れの暗くて狭いところで2匹でくっついて固まっておりました。
最初は食欲もなく、チュールもあんまり食べてなかったし
移動前から半日以上おしっこもしてなかったのでそれがとても心配でした。

結局は1日経過したちょっと後ぐらいにやっとおしっこが出ていたので非常に安心しました。
猫ちゃんの腎臓系の病気は死に関わるので、おしっこが出ない場合はなるべく早く獣医さんにご相談ください。

カリカリも日増しに少しずつ食べるようになり、3日目ぐらいでようやくうんちも出るようになりました。
三つ星グルメのジュレタイプを初めて与えてみたらそれだけ食ってたので美味しいご飯ってすごいなと思いました。

一週間後の様子

同居人にはまだ懐いてませんが、すっかり部屋もウロウロするようになったし、うめちゃんも元気に要求するようになってきました。

しかし5日程経過した頃、ももちゃんがクシュンクシュンとくしゃみを連発するようになりまして
ストレスで猫風邪ひいちゃったかな…と思って病院へ行ってみたら
親猫から猫ヘルペスを受け継いだ子は完治することはなく、自分の免疫が下がると症状が出るとのことでした。
これを書いている現在はももちゃんはほとんどくしゃみしなくなりましたが、今はうめがくしゃみするようになってます。なぜ。

そして先日、引越し前のようにおもちゃで遊びまわるスペースがなくて運動不足だろうと思ったので、購入しておいたドデカキャットタワーをプレゼントしてみました。(ダンボールがデカすぎて邪魔だったのもある)

組み立て途中ではしゃぎ出すうめ氏
退いてほしい

毎日ご機嫌に遊んでくれています。嬉しいです。

まとめ

とりあえず今回、感想としては
飛行機を利用してよかったなと思っています。

残念なことに、今年の年始に非常に悲しい事故が起こってしまって
賛否が飛び交っている話題かとは思います。

大切な命、家族がどうして「貨物」扱いなのか
という気持ちは非常にわかるし、何かあったときにそばにいてあげられない不安は確かにあります。
実は事故直後は、そばにいることができて、何かあっても持ち運べる新幹線にしようとも思っていました。

しかし前述したように、新幹線を利用するまでの道のりでも
乗車拒否まがいの空気を出されたり(バス会社さんの電話口結構シビアな印象でした)
公共交通機関ってたくさんの方が利用する分、色々難しいよなと実感しました。
特に自分が一応公を7年齧っている人間なもので、「融通を利かせられない」考え方には「そうだよな…」と思わせられてしまうのです。

いろんな立場の人がいると思いますが、誰も理不尽な思いをしない世界であってほしいものですね。

非常に長くなってしまいましたが
何か1つでも誰かにとって有益なことがお届けできていればいいなと思います!
ここまで読んでいただいてありがとうございました!!

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