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標準化と情シス

ここしばらく、社内の開発や構成の標準化に携わっているのですが、
現行に頭をかかえています。。。

検証環境が本番のマスタを読みに行っている

 こんなのは序の口です。
 マスタが巨大で、本番と検証双方にアップロードするのが大変だったからとりあえずこうしたらしいのですが、本番想定でテストできて便利なので見直さなかったと。
 本番のマスターにテストデータがガンガン入っていて、データ移行のときに想定していないエラーが大量に出て発覚しました。
ベンダーに怒られて、
リストを出して1件ずつ削除しました(;▽;)モウヤダ
日本有数の巨大ベンダー案件でも、この構成見たことあるんですよね。。。
「御社からご要望されまして」って、誰ですかご要望出したの!

検証用DBのなかに本番環境が同居している

 小さなシステムの検証環境として共用に用意したDBがあるのですが、環境移行することになり、「検証用だから停止は日中でいいですね」と言ったら、ある担当者が「本番が入っているから駄目だ」と言い出しました。
 工数の関係で以前その環境に本番をそのまま構築してしまったと。。。
「ユーザがにお金がないって言われて、ベンダができるっていったからそうしました。〇〇さん(当時の上司)も知ってます」
「(当時の上司)確かにメール同報されてたけど、良いなんて言ってないよね?」
「ダメとも言ってませんでしたよね?」
(;一_一)

バックアップサイクルが決まっていない

サーバ一覧をチェックしていて、
バックアップサイクルが書いてないやつがあったので、
システムの運用保守を委託しているベンダに
「これどうなってるんですか?」と聞いたら
「バックアップはしてます」
「サイクルは?」
「時々、僕が手が空いたら。まだ自動化できてなくて」
( `皿´)キーッ!! 

ノーテストでリリース

先日、ベンダーとの打ち合わせにて、
「ところで、〇〇のテストなんですけれど、ユーザさんテストされてなくないですか?なんとなくですけれど」
と言われまして。
確認したところ、
・情シス側はテストして、ユーザには通知した
・ユーザはテストしてなかった(手があいたらやろうと思っていた)
・そもそもテスト期間を決めていなかった
テストしなかったらリリースしません!

コストとスケジュールのバランス

最初、規定化しようと思っていたのですが、
古いシステムには問題が大きすぎまして(><)
新しいシステムから規定を適用するという方向でここ数年動いています。

しかし、この話をしているとよく言われるのが
「高くなりますよ、いいんですか?」
「リリーススケジュールが守れなくなりますよ、いいんですか?」
高くなるのは、そういったことを見込まず機能を積んでいるからで、
リリースが間に合わなくなるのは、そもそもスケジュールでテストのスケジュールを積んでいないとか、計画段階で「おさめる」のが仕事ですからね。

「今までこれで許されていた」という人のマインドチェンジが、
一番の課題だと感じています。







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