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40代女子、家族のありかたを考える

 オミクロンがこんな騒ぎになる前、お正月に軽く帰省してきました。実質3時間半くらいの滞在。

イメージです。実際は在来線で帰りました

 改めて思ったのですが、もうねー、うちの親、空気読めないんですよ。多分一生そうだ。外では大分ましになるので「子供の前なら何を言ってもやってもよい」と思っているらしい。

親と価値観が合わない問題は、解決させようとしてもムダ

 いろいろとありますが、わりと同じような経験をされた方はいるのではないかと推測。

・天パのままが可愛いとボサボサ頭を強制される
 これはめちゃめちゃしんどかったです…。結婚してからも縮毛矯正については「無駄だ」「元の方が可愛い」と言われ続けましたが、「私のお金で、私の意志でやることだから」で押し切る。

・〇〇大学なんていやだー、かっこ悪ーい
 これはまあ、資金出してもらっているので、ある程度は言うこと聞いとこうかなと。言われた大学は第一志望じゃないので受験せず、どうしても受験したい第一志望校は反対されなかったのでそこに決めました。

 というか、ほぼそこしか合意もらえなかったので、めちゃめちゃハイリスクの受験でした。。。!

・就職は自宅から通えるところにしなさい
 ハイハイと聞いたうえで、本社が地方にある会社をしらっと受験して「地方に配属になっちゃった♪」で押し切る。

 しかし、弊社の内定をいただいた後でもっと上のランクの会社の追加合格の連絡いただいたのに対して勝手に「うちの子は〇〇に決まったので行きません」って断っちゃったのは、今ももやもやしています。

 勝手に断るんじゃねえ。

・勤め先をディスる。
 「あなたの勤めている会社、田舎よねえ」とか「あなたの業界、世間には約に立たないわよね」とか。
 これは最初は抗議していましたが、今は何も言わないことにしています。

 知るかよ。というか父親は本社は東京だったかもしれないけど結構な年数地方勤務だったじゃん。

・似合わない洋服を強制される
 親の趣味と合わないんですよ。とにかく。リボンとかひらひらとか紫とか、勘弁して。
 いちばんつらかったのは、高校~大学時代、ブランドショップに連れていかれて「アラー可愛いーこれ似合うわーあなたもそう思うでしょ?」と、店員さんを巻きこむこと。

 心ある店員さんがさりげなく私の希望を聞いて調整してくれるのがうれしかった。

 このあたりの話を友達と話すと「ひどい!」とか言われるんですけど、今思うと、一方的に価値観を押し付けられていただけで、それが激しく私とずれていただけなんですよね。

常識から違う人とどう会話しろと

・兄弟の結婚式でぼっちにされる
 最後にこれでとどめをさされました。仲の良い家族&親族だけでホテルの部屋を確保して控室代わりにしているのに、私だけその情報が知らされずという事件。。。

 両親も、近しいおばさんとかも誰もおらず、遠縁の中で完全にぼっち化。

 まあ、わかってしまえば犯人はいつもの母だったんですけどね(私から連絡するからしなくてよいと兄弟をシャットアウトして、場所しか連絡しなかった)、くだらなすぎ。
 しかもちょっと理由を追求したら「だって、あんたたち、勝手に家出ちゃって、仕事ばっかりして頼ってもくれないし、寂しかったの!」とかもう理解不能。

 というか真剣に「かわいそうだろう!」と怒ってくれた兄ちゃんをちょっと見直したわ。

おめでたい席でブリザードとかやめてほしいんだぜ。

 何となくおめでたい席の邪魔者になっている気がしたんでそそくさと退却しましたが、その後10年以上、お正月以外は電話さえもしないという関係が10年以上続きます。

付き合う義務、ないし。

合わない人と向き合うより、自立して距離を置くという選択肢

 小学生くらいから親のこのあたりの振る舞いには悩まされていましたが、最終的に(周囲からもすすめられて)選択したのは「自立して距離を置く」ということでした。

国を出てしまえ

 高校・大学と短期留学に行ったのは、その第一歩。
 こんなアホなこともしたけど、自分たちでやることを選択して買い物したりするのは本当に楽しかった。

金銭的に自立しよう

 次に目指したのは金銭的な自立。

 最初の失敗は痛かったけど、高校時代のアルバイトで得たお金は、私に英語という「技能」をくれました。

 服についてもそうで、某ブランドで何枚も買われた数万の服より、西友で買った2000円のスカートの方がしっくりきて幸せに過ごすことができました。

 お金だけで生きているわけじゃないけど、自由にできるだけのお金は欲しいというのが率直な気持ち。

スキルをつけろ

 さらに、商社の情シスで働いた経験は、私にたくさんのスキルや社会人としての経験をくれました。

 システムテストの流れも教えてくれたし、電話の取り方とか、さりげなく教えてくれたから、入社して何も困らなかったよ。

 当時の職場の方には本当に感謝しています。

40代女子、親との関係を再調整する

 40代も半ばになってから、親も年を取ってきたので、少しずつ「意見はわかった、判断は私がする」という方向に距離を取っていきました。相手の言うことをagreeしてあげることで、あまり感情的なぶつかりはなくなった気がします。

相手にずっと話させていれば、こちらに矛先がむかなくなる

 今まで親を上に見すぎていましたが、社会的に成功する人って、わりと子供っぽい側面を持ち合わせたりして、さらに「昭和」の価値観であるということをしっかり理解してあげればよかったのだろうと思ってます。

 相変わらず一方的な価値観でものを言われますが、自立してしまえばなんとも思わないもんです。

 幸いなことにまだ元気でいてくれるだけで、ありがたいことです。









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