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人生で一番がんばったマネージャー試験の話(会社の戦略を理解しようぜ)

 これまでの記事はマガジンにまとめています。

まずはドラッカーから

 会社にもよりますが、コトラーとかドラッカーとか、やはり課題図書があるわけです。そのなかで私が苦労したのがドラッガー。

 読んでも読んでも腹落ちしない…!

なんかねえ、日本語はわかるけど読んでも頭に入ってこないの

 まとめノートを作ったり、何度も読んだり、いろいろやってみたんですけど、うまくいかない。。。。

 そこで読んだのがこちらです。要点だけをざっくり書いてあるので、まずこれを読んで要点が把握できるという意味では良書だと思う。

 このあと、マネジメントを読み直すと、わかる、わかるぞ…!
 しかしこれ、読む都度気づきがあるので、単行本(読みつぶしたのでもう一冊購入)+持ち歩くためのKindle版も購入して通勤時に読みました。

 ちなみに、マンガとかワークブックなども出ていますが、私は文字で理解する人なので、上記が一番わかりやすかったです。

 マンガについては、個人的には例の女子高生よりこちらの方が好き。

 ワークもたくさん出ていますが、戦略を作成する側にならなければ、そこまでは不要と思いました。

会社の戦略を理解するには~自社のホームページやカタログ、見てますか?

 そのうえで会社の戦略を改めて理解することが大切になるわけですが、大体は「信条」や「理念」があって、それに対して「戦略」があるわけです。器用に必要な場所だけ理解できるタイプじゃないので、正攻法でいくしかないと覚悟を決めました。

基本から全部理解したいタイプなもんで、面倒くさい奴だといわれます

 ということで、改めて自社が他社や顧客にどういうふうに「自社の考えていること」を見せているかをホームページで確認しました。

 まあ、オフィシャルサイトは仕事でもよく訪問してて、実は会社の社内サイトのリニューアルなぞにもかかわったりしていたので、構成は熟知しておりちょこちょこと訪問しているので、それ自体は難しくない。
 改めてみると会社の根幹が腹落ちするというか、そういった部分が多かったですね。
 ここでしっかり会社の根幹を理解したことで、その後のレポートやプレゼンなどの準備に役だった気がします。

会社の戦略を理解するには~各部門の戦略を理解する


 そして個別の戦略になるわけですが。
 情シスって、経営戦略と直結していない目標も多かったりするので、なんというか全社の戦略とあわせて理解するのが難しい。なので、

・全社としての戦略(中期の経営計画)
・各事業部門の事業計画
・情シスとしての計画

 全部読んだ。弊社の場合は社内報とかでも解説されているので、それも全部読んだ。

 自部門だけではなく、他部門やグループ会社の戦略もある程度読んだうえで、自部門の戦略を読むようにしないと、たとえばDXについて理解しようとしても、じゃあ事業のどの部分が変わるかとか、変えようとしているかとか、自社のサービスと合わせて表現できませんからね。

各部署の戦略はつながっている部分があるので、幅をもって理解しておくことが必要

 そして、やはりこれは全部理解するのが難しいので、途中で上司(一次上長)に時間をいただいて「自分の理解があっているか?」とディスカッションさせてもらいました。

ミッション:「戦略をもとに自らのチームの問題点をあげ、具体的な改善提案をせよ」

 弊社の場合、毎年必ずこれが出題されるのですよ。しかもこの得点がめちゃめちゃでかくて文字数が多く、かつ一発勝負(レポートじゃなくてその場のテスト)。

1000文字とか平気で出る。その場で1000文字以上書くのはわりと大変

 これ自体は業務でしょっちゅうやっていることなので、そんなにつらくないのですが、どういったお題で書くかが難しいところ。

 こういうのをいきなり本番で書けませんので、いろいろ自分で書いてまとめてみました。

 しかも、出題傾向は毎年ちょっとずつ変わるので、いろいろな視点で文章の塊を書いていった感じですね。

手書きの壁に悩まされる

 そこでこれですよ。ここにも書いたのですが、ものすごい手書きが苦手で、高校生のときからワープロやパソコンをさっさと購入しそちらにかじをきっていました。

 手書き、めっちゃ苦手。

 じゃあ入試はどうしたのかって、私、専攻「英語」なんですよ。。。英語って難しい漢字などもないし、母校はディクテーションが結構な得点あるとか、結構私にはやりやすい形式というのもあって救われた部分があります。

 まあそんなこと言っていられませんので、とにかく書いて、書き癖をつけるほか、自分にあった筆記具やシャーペンの芯の太さなどにこだわって、自分の最適を見つけました。

 個人的にはこのステッドラーが好き。

 ここでも書いたんですけど、苦手なものをがむしゃらにやるよりも「どうすれば少しでもつらくなくなるか」を考えるのが生産的な気がしています。

 まあ、同期に「何してる?」って聞かれて「手書きがツライ」とか答えたら「そこじゃない、そこじゃない…」って頭をかかえてましたけどね。

 正直中身よりこっちの方がつらかったよ。

あっさり突破

 そんなこんなでいろいろやっていたら、当日の戦略に関する試験(数段階あります)はすらすら解けまして、あっさり1回で突破しました。

魔王を倒せるレベル以上にあげちゃったみたいな感じですかね。
めっちゃすらすら書けた

まだまだ先は続きますよ。。。

 しかし社会人になると「戦略的に勉強する」ことの大切さを感じますね。

知的な生産性とか、この時期に考えたこともいろいろありました。

文章力でも結構悩みましたね。。。たくさん書くのは得意なんですが、端的に書くのが苦手なので。

おしまい。

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