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情シスとベンダーコントロールについて

弊社の場合、内製も外注もやっていますが、多くの開発を外部に委託していますが、そこで気を付けていることを書いてみます。

仕様がブラックボックス化しがち

 外注をやっていて気を付けない一番のポイントはこれです。仕様がブラックボックス化する。

 見えない見えない。

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 これ、もうなんか、経緯を言い始めるといろいろあるんですけど、要は検収をちゃんとやってなかったんですよね。で、ちょっと聞くと「〇〇(ベンダー)が管理しているから俺はしらねー」みたいな態度でやってたから、機能によってはレビューさえもやらずに機能を追加してきた結果、書類が何も残っていないという。

 で、ちょっとした仕様質問をしようとしたら「調査に1人月かかります」とか、まあ気を付けないといけないことがたくさんあります。

工数があいまいになりがち

 帯工数の概念があったりすると、そこにいろいろ依存しちゃって、どんどん頼んじゃう。で、下手すると後になってから「これ、依頼されてやってありますけどこの工数は?」なんていきなり見積が出てきたりして、管理者真っ青。聞いてねえよ。

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 これは、帯工数で契約しているような内容をどんどん精査して「業務を定義」しなおすしかありません。そのうえで「頼んだらお金がかかるんだよ」ということを教育していくしかない。

 あとはベンダー側に「現場間で勝手に受注してんじゃねえよ」ですね。ズブズブになりすぎるとこうなる。

契約に外れた行動をしない

 気を付けないといけないのはこれですね。
 本来とても頼りになる方々で、親しくさせていただいている方もたくさんいますが、それに甘えてしまうのが問題。

 契約外のことを大量にやらせたり、個人間で仲良くなっちゃってこっそり何かを頼んだりとか、その場はよくてもトラブルの種にしかなりません。
 いくら仲良くなっても別れるときは来るものと思っておいた方がよいでしょう。

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外注と言えばこの一冊。決めるべきポイント。もめやすいポイントがたくさんつまっています。著者のセミナーにも行きましたが、興味深かったです。

同じ細川氏の本ですが、こちらはストーリー仕立て。「自分はもめないよ」と言っている人は、まずこのあたりから読んでみるといいかも。

こちらはノウハウ集という感じで、辞書的に使えます。

こちらは中小向けの本。Unlimitedで読めるよ(2021年12月9日現在)。
 私もそうですが、中小の仕事の委託の仕方って、スモールでぱっとやって、が多いので、上にあるような常識が通用しないことが多いですからねえ。。。

おしまい。



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