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人がうらやむ物件でも、自分が幸せでなければ意味がないという話

 以前、自分のこだわりポイントを挙げましたが、今まで実際に住んで、失敗して、こだわりたいポイントがはっきりしてきております。

職と住が近すぎるのはデメリット

 就職したときに選んだ物件は、駅近で新築でオートロックで2F以上で目の前コンビニという素敵物件でありました。

 「めちゃめちゃ便利じゃん!」ってうらやましがられましたよ。最初は。
でもそれが「会社の近くって、いやじゃない?」という話をされ始めるのに、時間はかかりませんでした。

 職と住が近いのって、プライバシーとの分離がしづらくなりますからね。

ファミリー向けの物件の方が向いていた

 引っ越し前に自分のこだわるところをいろいろ整理したんですけど「閑静なファミリー向け物件」がいいんだな、という整理になりまして。

 ちょっと古いけど、広めで、閑静な住宅街の物件に引っ越したわけです。

住宅街のなかにあるこんなタイプの物件は、お値段もわりとお得です

 周囲からは「遠くない?」「古くない?」とか言われましたけど、週末にショッピングとかするタイプじゃないですしね。

 ただ、この物件には、大誤算がありました。

光回線もケーブルテレビも引けないなんて…!

 この物件、大家さんが古い農家さんでして。最初入居時に「ケーブルテレビを引きたいです」という相談をしてあったんですが「大家さんが不可とおっしゃっています」と、契約が住んでから不動産会社が言ってきました。

話、違うじゃねえか。

「壁に穴を空けるだろうから不可と言っていて。。。」
「いや、エアコンのダクトから一緒に出せるみたいですよ?」
「それでも「よくわからないからダメ」と言われていて。。。」

これは困ったぞ。

衛星放送はOKなのにケーブルテレビがダメとかわけわかんない

 光回線とかは範囲に入ってないし、ISDNとかやってられないとかあって、最終的には「スピードネット」という手段をとるわけですが、これがとっても微妙なサービスで、引っ越すまで不満を抱えることになります。

 でも当時はインターネットもテキストサイト隆盛の時代で、iモード(懐かしい!)なんかもあったので、実は致命的には困りませんでした。

 そもそも仕事が忙しすぎてネットを楽しむ余裕などなかったぞ。

物件を選ぶことは、生活スタイルを見極めること

 at homeさんのサイトにあれこれとまとめてありますが、結局、自分の生活スタイルにあっているかというのがすべてなんですよね。

 人の評価は、その人の生き方から見た評価でしかないので、意外に参考にならなかったりします。

 たとえば私は、リビングは広くないとイヤな派(息詰まる)ですが、そんなの気にしなくて「きれいな物件がいい!」という人もいる。

 南向きというのも、日当たりはいいんですけど、暑いし、冷房代が上がるんです。
 でもまったく日が当たらない部屋だと気持ちもうつうつとしてくるので、一日数時間とか日が当たった方が良いとかね。

これくらい日当たりいい部屋住んだことあるけど、暑いし本とか日焼けするのよ

 最終的には「そこそこフィットして暮らせるか」「致命的にストレスになるポイントがないか」というところがすべてだと思いますので、人のうわさや評価よりも、自分で見て判断することが大事だと思っています。

 しかし初めての一人暮らしって、本当にわからないんですよね。結局親とか会社とかが選んだ物件に住んだりする。
 大事なのは、少しずつ自分のこだわりポイントを見極めることだと思います。

 一時期こういったリノベーション系の物件にもあこがれておりました。
 一人暮らしのままだったら住んだかもしれん。

 そして、たかぎなおこさんのひとりぐらしシリーズは全体的におすすめですが、この「5年目」が一番等身大で、大学時代に読みたかったなあと思いました。

 おしまい。

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