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【読書】ストーリーで学ぶプロマネの心得 プロマネ檜山の奮闘録

 先日久しぶりに読み返したので書きます。ちょっと古いです。

プロマネの役割が小説仕立てで学べる

 個人的に物語形式が好きなんですよね。で、こういったつくりの場合ってラノベ風だったり恋愛要素が入っていたりしますが、そいうったものがなく、よいです。

ちなみにクロステックでも読めます。

Kindle版もあります。私は単行本で持ってます。

日本らしいPMあるあるが詰まっている

 リカバリープランの大切さ、リカバリープランの作り方、課題解決に必要な柔軟性、ベンダーコントロールなど、PLからPMに昇格したときに持っているべき視点や課題の解決法、ものの考え方などが詰まっています。

 著者の小浜耕己さんの執筆当時の肩書は「スミセイ情報システム株式会社PMO部統括マネージャー」ということで、やはり現場の方は強いですね。

 もう一つ、個人的に推しなのは「あるあるの内容がとても日本らしい」ということです。「本音でいきましょうよ」のところとか、なんというか展開がとても日本の会社的だなあと思い、共感します。

単話形式で読みやすい

 もともと日経SYSTEMSの連載だったこともあり、エピソードごとに単話形式になっていますので、頭に入りやすいと思います。個人的には、初めてPMになって、いろいろ経験しはじめたあたりで読むとよいのではないかと思います。

 エピソードだけだとやや物足りない感もありますが(こういった形式あるある)現場で適用するための「心得」もあるので、興味のある個所だけじっくり読みました。

情シスのマネージャーって大変だけどおもしろい

 私の感想はこれ。こう思わせてくれる本っていいですよね。ときどき読み返しています。
 日経SYSTEMSの書籍は全体的にとても良いと思います。ノウハウが詰まっていて、まとめ方もわかりやすい。雑誌がなくなってクロステックのみになりましたが、やはり紙の雑誌も恋しいなと思いました。


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