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はじめての一人暮らしについて

 物件情報を見るのが大好きです。今は分譲物件に住んでいるので引っ越したいとかはないんですが、見ているだけで楽しい。今後、ライフスタイルが変わった時にはこんな物件がいいなあ、なんて思って眺めています。
 「物件ファン」というサイトが好きです。

 ここでは、はじめての一人暮らしについて書いてみます。

はじめての物件選び

 最初の物件選びは大学時代。通学に片道2時間半かかるのと、通勤ラッシュがしんどくて。親兄弟から「1度は一人暮らしをしなさい」と言われていたということもあります。

 物件は、大学の学生課で紹介してもらいました。個人家主で、玄関も一緒。2Fの(子供部屋だったであろう)6畳の2部屋をちょっと改装してミニキッチンをつけてというパターン。お風呂・トイレは2部屋共同でした。ちなみに家賃は毎月手渡しでした。
 下の写真をもっと古くして、1口コンロに変えて、水道は水だけ、上の棚はなくしたような形。

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<よかったこと>
・フローリングだった
・水道込みで38,000円
・大学まで徒歩5分
・そこそこきれい
・大家さんが果物とかをおすそわけしてくれる(室内の階段においてある)
・隣の子と共同で新聞が読める(割り勘)

 この「果物やお土産をおすそ分けしてくれる」といった部分は個人家主あるあるだと思います。
 新聞についてはちょっと珍しいですが、隣の子(国際関係の学科でした)から「折半しませんか?切り抜きしたいので読み終わったら部屋の前に置いておいてください」といった形でやっていまして、新聞は読めるし処分もしなくてよいしということで、個人的にはよかったです。

<たいへんだったこと>
・エアコンがない(つけられない)
・水しか出ない
・共同のお風呂・トイレの掃除は2人の当番制
・お風呂はシャワーのみ(隣の子にそうしませんか?と言われた)
・壁が激薄(隣の行動音は丸聞こえ)
・隣の部屋が大家さんのお部屋のため、しょっちゅう上がってくる
・電気の上限が低いため使える機器に制限がある
・換気扇に鳩に巣を作られて卵を産まれて換気扇が使えなくなる
・鳩、めっちゃうるさい

 つらかったのはエアコンです。壁も薄いので、夏は暑いし冬寒い。しかたないので夏は窓をあけ、扇風機にぬれタオルをかけてしのいでいました。意外に効きますが、すぐ乾きます。

窓を開けていたら屋根から子猫が入ってきたこともあります。これはびっくりしました。可愛かったけど。

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冬は寒くて寒くて。最初は親にもらったこんなのを使っていました。もらいものだったらしい。

 これが(この機種じゃないですよ)ふわっとあたたかくなるくらいで、隙間だらけのおうちだと、真ん前にいないと寒くて寒くて。。。。何もできず。仕方ないので鍋で「お湯」をわかしてしのいでいました。これ、すぐ温かくなるんですけど、湿度が上がるのとガス代がかかるので、
・まずお湯を沸かしていったん部屋を暖める
・温まったらヒーターをつける
・冷えてきたらまたお湯をわかす
というやり方でしのいでいました。

自炊について

 最初はちゃんと自炊していました。コンロが一つしかない問題は、両親にあまっていた電熱器をもらいましたが、電気の関係でヒーターと並列できないため使わなくなりました。

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 肉じゃがとかカレーとか、考えながらやっていましたが、狭くて使いづらかったのと、鳩事件があってから、最低限になってしまいました。あとお金がなかった。

 よく作っていたレシピはこちら。

・キャベツだけのソース焼きそば(ときどきウィンナー)
・キャベツとウィンナーだけの雑炊(炊飯器で作る、ときどき卵が入る)
・キャベツとウィンナー・卵の塩ラーメン
・キャベツとワンタンを入れた塩ラーメン

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 このラインナップ、学生の一人暮らしでありがちですよね。
 なんでこんなにウィンナーばかりだったのかというと、保存の関係です。キャベツばかりなのは近所の八百屋で安かったからです。
 ワンタンは大量に作って10枚ずつラッピングして冷凍して起き、肉代わりに入れていました。ネギと肉がちょっとだけで満足感が増して豪華な感じになります。あと、小さい冷蔵庫だと、冷凍スペースがほとんどありませんが、それでも入ります。

 ちなみに本当にお金が無くなった時には、友人に100円もらったり(貸してといったらくれた。1000円くれようとしたけど断った)、米もなくなってパスタにポン酢をかけたりしました。パスタがポン酢を吸ってまずかった。

 その後、とある商社でバイトをすることになり、生活は大幅に安定しますが、なぜか22時とかまで仕事をすることになり自炊が本格的にできなくなり、コンビニ生活に身を投じることになります。

鳩事件について

 1年ほど経過したときにそれは勃発しました。朝起きたら「グルッポー、グルッポー」と鳴き声が聞こえるのです。しかもものすごい近く。そして、換気扇を動かすとずっと鳴いてる。。。これを毎日朝6:00-7:00くらいにやられます。寝ていられません。そして怖くて換気扇が使えなくなりました。

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 今思えば、大家さんに相談すべき件でしたが、家賃を渡すときくらいしか話さなかったので、悩みながらそのままになっていたところ、ある日大家さんから「鳩が巣を作って卵をうんじゃってたから撤去したよ」という連絡がありました。助かった!これでゆっくり眠れるようになりました。

自宅に帰る

 そんなこんなで、大学4年でいったん自宅に帰ることになります。就職活動のときには自宅に住所がある方が活動しやすかったのと、4年生になったら授業が減って、かつ、先輩にもう一つの最寄り駅を教えてもらって、1時間50分で通えるようになったから(農道を20分歩くけど)。

 いろいろ大変だったひとりぐらしでしたが、ここで最低限の生活を経験したおかげで、就職してからの生活が苦にならずに済んだと思います。お金の大切さも知る、よい機会でした。





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