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40代情シスマネージャが考えるワークライフバランスとは

仕事を9割で考えていた20代後半~30代

 20代から30代にかけては、めちゃめちゃ働いてまして、感覚的には仕事が8~9割という感じで生きておりました。

 自分に自信がなくて、働いていないと不安とか存在価値が欲しいとか純粋に目の前に仕事がいっぱいあるとか、まあいろいろと。

 ちなみに人生で「思いっきり仕事に打ち込む」という時期は必要なのだと思いますので、このときの自分は否定はしませんが、もっとうまくやれたのではないかと思うことはたくさんありますよ。

40代になって、働き方を見直すことに

 そんなこんなで40代も半ばになって、将来のことを考えるようになりました。そこで2つのビッグイベントが発生いたします。

 一つ目は、マネージャー試験に合格したことです。

 それと前後して、人生で初めて入院・手術を経験いたします。

 この2つのイベントで私が学んだことは「一人でやるのは限界がある」ということです。あと「人とやることで得るものの多さ」ですね。

 そんなこんなで「任せる」ということと「管理手法を見直す」ということをやって、恒常的な残業を減らすようになりました。

人間ドッグでいろいろ注意されて・・・

 そんなとき人生で次なるイベントが発生します。まず身体で、血糖値の高さと肝機能を指摘されます。一言でいうと太りすぎ。もともとはちゃめちゃな生活をしていたところに、コロナが追い打ちになりました。

 そこで導入したのがステッパーとウォーキング。ステッパーはすぐに体温が上がってびっくりしたぞ。

心身管理を重視するように

 そこで考え方を変えたのがこれです。今まではお休みでもちょこちょこモニターを見ていてチケット更新したりして「何やってるんですか!」なんて言われたりしていたのですが、休むときは休むようになりました。

 自分の疲れに気づいたら、意識してリセットする。

 そのうえで、休みの過ごし方を下記のようなかたちに変えました。
 するとびっくりするくらい気持ちが楽になって、疲れが取れるようになりました。

・休む前日に無理な残業や夜更かしをしない
・とっとと起きてウォーキングに行く
・返ってきたらシャワー浴びて朝食をしっかり食べる

素直に人を頼るようになったら、チームの雰囲気が変わった

 最後にここですね。自分がいなきゃと思っていたのが、素直に「やれる範囲でやる」「部下相手でも、無理なら無理と言う」という形にしました。
 そうしたら、なんだか部下の人たちが変わってきました。

上司がいないなら、いないなりに考えてやる。
 周囲と相談してみる。
 自分たちだけで解決して、相談したいことや報告だけしてくるように。

 しかも、なんだかうれしそうなんですよね。
 モチベーションも上がって、なんか効率が上がってきたんです。
 そして、全体として成果を出せるチームになってきた。

チームのコミュニケーションも、お互いの仕事に対して
いろいろ言うようになってきたぞ

 自分があまり(物理的に)動いていない状態で勝手に成果をあげてくれるというのは、これはマネージャーとしていいのかしら?と思っていたのですが、結局チームで成果を上げるというのが一番なんですよね。

 マネージャー個人で成果を上げても一定で止まっちゃいますからね。

 しかしまあ、改めてこの時代、サラリーマンでいることは大変だと思います。
 佐々木常夫さんの本は読むたびにヒントをいただいていますが、改めて「生きる覚悟」というのを思います。仕事も人生もどちらも大切にできる働き方はきっとあるはずだから。



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