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【エルデンリング】狭間の地の武器ギャラリー08.~カッコウと輝石の夜~

こちらは、エルデンリングに登場するさまざまな武器デザインを紹介する記事です。
今回は、輝石頭の魔術学徒と彼らの兵たちに関係する武器を紹介します。

ネタバレにはご注意ください




学院は、くだらぬ者を望まぬのだ

学院の輝石鍵




棘棍

長柄の先に、棘付きの棍を付けた武器です。
魔術師たちの従者である人形兵の得物です。

先端の大きな棘を穂先として、槍として成立する武器ですが、強攻撃の振り回しによって、その名の通り棍棒としても扱うことができます。
棍棒ということで、打撃属性を持っているのかな?
と思いきや、属性は標準斬撃とのこと。あれ?

並んだ棘は敵の皮膚に突き刺さり、出血を起こします。
人形兵は4本の腕を使い、これを2本同時に振り回しますが……
血の通っていない彼らなら、間違えて自分に当たっても安心ですね。


学院の輝石杖

レアルカリアの学院の魔術杖です。
学院に魔術師と認められた者が持つことを許される杖です。基本的には輝石頭を被れたら解禁って感じでしょうか。
輝石の杖を持つ貴人たちは魔術師と認められてないわけですね。
そういえば街道沿いにそれを嘆く霊体もいたような。

杖には、節くれだった木を使っているようです。
なんだか面白い形ですね。魔術的な意味があるんでしょうか。
例えば、節は星を表している、とか。どうでしょう。

先端には青緑の輝石が埋め込まれています。
学院の魔術は彗星と流星、2つの大きな流れがありますが、青緑は彗星の魔術に見られる特徴です。
彗星の魔術を究めるカロロスの教室は学院で最も歴史ある教室だったと言いますから、青緑の輝石がスタンダードになるのも頷けますね。

左:カロロス(たぶん) 右:オリヴィニス(かも)

とはいえ、オリヴィニス教室もこの杖を普通に使うみたいです。
学院のスタンダードではあるんですね。


アズールの輝石杖

源流の魔術師の一方、アズールの輝石杖です。

「輝石を埋め込む」どころか杖全体が輝石ですね。
この杖は魔術の使用速度を上昇させる効果を持ちますが、全体が触媒になっていることと関係があるんでしょうか。

カロロス教室の起源となったアズールの杖というだけあって、色は青緑ですね。
現実でいうとエメラルドが近いんでしょうか。先端に突き出た形は水晶に似ていますね。
そして輝石の別名が「星の琥珀」。
いろんな石の特徴が混ざっているんですね。


ルーサットの輝石杖

源流の魔術の一方、ルーサットの輝石杖です。

アズールの杖と比べ、こちらは学院の杖の面影を残していますね。
節くれだった白木の柄と、輝石を受けるための留め金が一緒です。

輝石のほうはルーサットの頭よろしく巨大化しています。巨大な輝石は魔術の威力を底上げしてくれています。
石の殻と、その内側に生えた結晶は「晶洞しょうどう」を元にしたものでしょうか。
晶洞とは石の内部に生じた空洞のこと。ミネラル分によって、内部に結晶が形成されます。石の空洞の中に紫水晶がびっしり生えたやつ、お土産屋さんにときどき置いてあったりしますよね。

石の色は深い青色です。色的にはサファイアでしょうか。
そういえば、「アズール」ってフランス語で「」という意味なんだそうです。
じゃあこっちのほうがアズールっぽいんじゃ……?

双賢の魔術師

学院の肖像画を見ると、二人の魔術師が描かれたものがあります。
これがアズール、ルーサット両氏だとすれば、彼らも元々は普通の人間の要旨をしていたというのがわかります。
首の輝石を見るに、左がアズール、右がルーサットでしょうか。
威厳に満ちた表情です。


ラズリの輝石剣

カーリアの魔術を修めんとラズリの教室に学ぶ者たちの得物です。

武器にしてはかなり珍しく、木製です。切れるんでしょうか。
魔力属性の攻撃力を持っているので、魔法で切っている感じなんですかね。
木製なのには理由があって、もともとは魔術の杖だったんだそうです。
これからは剣の時代っしょ! 杖削ろうぜ!」みたいなやり取りが教室であったんでしょうか。

ってことは、やっぱり杖って基本的に木製なんですよね。
そうなるとアズールの杖の異質性がますます際立ちますね。
あれ石ですもんね。

埋め込まれた輝石はラズリの教室特有の青紫のものです。
青紫色の宝石というと、タンザナイトが有名でしょうか。
夜空のような深い色合いが特徴で、星を探求する学院の魔術師にはピッタリだと思います。

ラズリ」というのはペルシャの方の言葉で、ざっくり「」みたいな意味らしいです。
ラピスラズリ」という青い宝石も有名ですね。
……でもこの剣の輝石はラピスラズリっぽくないんですよね。不思議〜

決めポーズ!

その剣技はカーリア騎士のそれを模したもので、強攻撃が「剣でガードしながら力を溜め、斬り下ろす」という独特なものになります。
もちろん、システム的にもしっかりガード判定になっています。
ラズリの魔術剣士が時々ぜんぜん怯まないのはこれが原因だったんですね。

固定戦技「輝石のつぶて」は、同名の魔術と同じように魔力のつぶてを放つ技です。
ただ、射程はあまり長くありません。
ちゃんとした魔術触媒じゃないから、不安定なんでしょうか。

つぶてを放った後、強攻撃の追加入力で大きく踏み込みながらの突きを放ちます。
カーリアの剣技に同じものはなく、これは教室特有のものです。
ただ模倣に終始するのでなく、自らの体系として発展もさせる。
研究というものの本分を見た気がします。

ラズリ(だと思う)

おそらく教室の代表者であろう肖像画の人物は、ラズリの騎士剣ではなく金属製の短剣を携えています。
これはむしろカーリアの騎士剣そのものに近いデザインです。
ここから独自化していったわけですね。


氷紋の鉄盾

金属製の小円盾です。

青白い金属に、六角形の雪の結晶が浮き彫りになっています。
外側、中、内側で同じデザインが入れ子構造になっていてキレイですね〜。

この雪の結晶、つまり氷紋はカーリアの王女に由来するといいます。
氷の要素を持つカーリアの王女、これはつまりラニのことですね。
この盾を持っているのはラズリの学徒ですが、そうなると時代背景的にはラニ全盛の時代、つまり陰謀の夜のちょっと前あたりに教室が興ったということでしょうか。
狭間の地の人たちって長命みたいですから、昔なのか最近なのか全然わからないですね。

そんな学徒たちの盾ですが、拾える場所はカーリアの城館
たしかにラズリの学徒は城館にいますが……学院と王家が敵対する中、異文化交流とは大したものですね。


石の棍棒

硬い輝石を削り出した戦魔術師たちの得物です。
母岩がこびりついた鈍色の輝石はしかし、なんの魔力も帯びていません。

戦魔術師は、ハイマの教室に学ぶ魔術師たちのこと。
彼らは学徒の中でもかなり特殊で、その姿勢を表す数々の名言を残しています。

争いを鎮める力として、砲と裁きの魔術を修める

ハイマの輝石頭

戦とは何か?その本質を見失わないよう
戦魔術師は、手ずから敵を叩き潰す

石の棍棒

探求とは、閉じ籠ることではない
それは体のよい逃避にすぎない

戦魔術師のローブ

かっけぇ……。

学院の中でもかなりマッチョな思想です。
剣を振るうラズリの教室ですら、ここまではいかないですよね。
たぶん普段は筋トレとかしてるんだと思います。

そんな筋肉もりもりな学徒たちの得物だけあって、重量は槌カテゴリ最大の7.0
木製のクラブの3.5の、実に2倍の重量です。

魔力を帯びていないので、知力補正は全くありません。
でも、そんなことは些末な問題です。
探求とは座学のみにあらず。戦う術となればなおさら。
この武器を握るとき、そんな奇妙な安心感が体中を包むのです。
今こそ自分に、世界に問いましょう。

戦とは何か?


カッコウの大盾

覗き込むカッコウが描かれた、金属の大盾です。
学院と契約を結んだカッコウの騎士たちが持っています。

カーリアへの侵攻に際して用いられたものらしく、魔術カット率が高いです。

レアルカリアの紋章

学院の紋章にもカッコウが描かれていますが、どういう意味合いを持っているんでしょうか。
いわく、輝石を見守る存在だとか、騎士が学院への忠誠……ではなく、「俺たちは学院の忠僕じゃねえんだぞ!」と示すためのものだとか……いろいろ言われています。

カッコウといえば、現実では他の鳥の巣に卵を産み付ける「托卵」を行うことで知られています。卵……琥珀の卵……? なんか思い付きそうですが……
他には、生者と死者の世界を行き来できるとか、幸運を呼ぶ鳥だとか言われていますが……やっぱり托卵がキーワードですかね。

盾の色は白銀。
そういえば、彼らはリエーニエをさまようしろがね人たちを迫害していたようですが……
そんな彼らの使う盾の色が白銀しろがねなんて、皮肉なものですね。


輝石のクリス

かつて、レアルカリアの学院がローデイルとの和睦を祝した宝剣です。
学院と王都の和睦ってことは、レナラが学院に君臨している頃の話ですね。

クリス」というのはインドネシアやマレーシアに伝わる短剣です。
うねうねとした特殊な形状の刀身が特徴で、霊的なお守りの意味もあったようです。
他にも刀身と鍔が一体になっていたり、柄が少し曲がっていたりと細かな特徴がありますが、そのあたりはローデイル風のアレンジが加えられていますね。

半球状、カボションカットと呼ばれる形の輝石が、黄金樹風の飾り鍔で囲まれています。
これぞ和睦の象徴! って感じですが、この武器って学院を乗っ取った魔術師セレンからもらえるんですよね。
レナラから奪い取ったんでしょうか。

宝剣なだけあって、鞘も豪華絢爛です。
学院の青に、黄金の曲線が絡みついたようなデザインです。
なんとなく流星っぽい感じもありますね。

専用戦技「輝石の彗礫」は「つぶて」と同じような感じです。
溜め使用で飛ばす魔力が大きくなります。

追加入力での突きも同じような感じです。
ラズリの教室の知識も組み込まれているんでしょうか。


月輪の弩

ローデイルとレアルカリアの和睦と婚姻を祝し作られた、一点物の弩です。
結婚式の引き出物!?

月輪がちりん」は満月を輪に見立てた言い方ですね。
特徴的なボディに由来した名前だと思いますが、やや中心のずれた円は星座早見盤のイメージもあるかもしれません。
月と星見、まさにレナラの人生を体現していますね。

リロードをすると、二つの輪が回転します。
天球儀っぽい要素もあるんですね。

月輪の弩と一緒に作られたのがこの「流星ボルト」です。
流星の尾に見立てた柄は、螺旋状に渦巻いています。

ボルトにしては珍しく、装備グラフィックも固有のものです。
ちゃんと螺旋が見てとれますね。

こっちは彗星じゃなくて流星なんですね。
レナラはオリヴィニス寄りだった……?




今回は以上となります。レアルカリア魔術学院に関係する武器を紹介しました。

次回は謎多き結晶人、彼らが潜む結晶坑道に関係する武器を紹介します。

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