【エルデンリング】狭間の地の武器ギャラリー30.~城壁~
こちらは、エルデンリングに登場するさまざまな武器デザインを紹介する記事です。
今回は、大型の盾と松明を紹介します。
ネタバレにはご注意ください
木の大盾
金属の意匠で補強された、木製の大盾です。
ストームヴィル城の広場、見張り小屋の中にあります。
木製ということで、大盾ながら重量は8.0とかなり軽め。
必要筋力も14と、ある程度非力でも扱えます。
描かれているのは十字の剣と、2頭の獅子。
獅子ってことはやっぱりストームヴィル城の兵装なんでしょうか。
この盾のように下半分が三角形にすぼまった盾はカイトシールドと呼ばれます。
元は騎馬での戦いを考慮し、邪魔にならないように下半分を切り詰めたようです。ただ、この大きさはおそらく歩兵用ですよね。
今回の場合は、騎馬用というよりも軽量化のためにすぼめたような感じでしょうか。
木製なので物理カット率も91.0と低く、ガード強度も金属製の中盾よりも低めです。
この盾の強みは、「大盾であること」。
大盾は中盾よりも多くの攻撃を弾き、敵の隙を作ることができます。
ダメージカットだけではない、「攻めた」守りを意識しましょう。
交差樹のタワーシールド
全身を覆うほど大きな、鉄製の大盾です。
アルター高原の放浪商人が販売しています。
「タワーシールド」の名の通り、塔のようにそびえたつ大型の盾です。
物理カット率はもちろん100、ガード強度も最大強化で75と強固ですが、重量は16.0とかなり重めです。
筋力も30必要ですから、この盾だけで戦うのでなければかなりマッチョにならないといけません。
ちなみに、今作ではタワーシールドはいくつか存在しますが、こちらはガード強度と高い聖防御が特徴です。
描かれているのは古い交差樹です。なんでしょうか、交差樹って。
らせんを描いて交差する樹。らせんが遺伝子を意味するのであれば、これはおそらく生命の樹、黄金樹を意味しているんでしょうね。
一方で、根本のあたりは見ようによっては炎のようにも見えます。
黄金樹と、その敵である炎。見方によって相反する2つのものが現れる面白いデザインですね。
鋲壁の盾
表面に無数の刺を配した、木製の大盾です。
ケイリッド、闘技場へ続く道に落ちています。
木製ですが、鉄の鋲で補強されているためか物理カット率は95.0と少し高めです。
言わずもがな、この鋲は補強のためについているわけではありません。
この盾はシールドバッシュ、つまり盾を構えて突進するために作られた「武器」です。
びっしりと並び立った無数の刺は敵を串刺しにし、大量の出血を誘います。
その様から、別名「磔の盾」とも。
守りよりも攻めに特化した、異形の盾。
木製の脆い防御と直線的な攻撃は多数の敵には向きません。
であれば、これは1対1を想定したもの。落ちていた場所から察するに、闘技にて使われていたんじゃないでしょうか。
……こうやってかつての使い手に思いを馳せてみるのも面白いですね。
松明
布を巻き、脂を染み込ませた先端に火を付けたものです。
放浪商人カーレが販売しています。
「松明」……って、初めて見ても読めないですよね。
「焚き松」「手火松」などが語源と言われています。
しかし、「松」とは?
布に染み込ませる脂は様々あったかと思いますが、その中でもポピュラーだったのが松の樹液を精製したもの、松脂でした。
だから名前に松がつくんですね。
松は脂分を多く含むため、古来から燃料として重宝されていたそうです。
狭間の地に松は無さそうなので、代わりにこの根脂が使われていると思います。
かつて黄金樹に連なっていた地下の大樹根から採れる樹脂だそうです。ありがたや。
余談ですが、こういった松明やロウソクは芯が直接燃えているわけではありません。
ロウソクであれば蝋、松明なら布に染み込んだ油が燃えています。
その熱で油が気化し、気化した油が燃えるため、芯材が燃え尽きることなく炎を上げて燃え続けることができるわけですね。
獣除けの松明
脂と共に特殊な香料を燃やす松明です。
グレイオールの竜塚、隠遁商人が販売しています。
その名のとおり、ネズミや狼、熊といった獣を退ける効果を持ちます。
それは特殊な香料によるものだそうです。現実だと唐辛子のスパイシーな匂いだったり、木材を燃やして出る蒸気を集めたもの、木酢液が使われるみたいですね。
香料の影響か、通常の松明よりも炎が赤みがかったものになっています。
炎の色は温度の他、燃料に金属成分が含まれることでも変わります。
これを炎色反応といいますが、このような赤っぽいオレンジ色はカルシウムが燃えた色が近いですね。
カルシウムも実は金属なんですね。
松明よりも若干重く、筋力補正も少しだけ高いです。
筋力特化ビルドのキャラであればこちらを選んだほうが良いかもしれませんね。
……松明を武器として考えるなら、ですが。
鋼線トーチ
鋼線を編んで作られた松明です。
モーンの城で入手できます。
金属製ということで、重量は3.0とそこそこ重めです。
重い分、攻撃の威力もそこそこ高めです。熱伝導率が高い金属性であるため、炎攻撃力も底上げされています。
以外にも補正は技量寄り。松明としては威力も高めなので、貴重な炎属性武器としていかがでしょうか。
パッと見た感じ、何が燃えているのかわかりづらいですね。
鋼線が燃えるはずはありませんし、表面に脂を塗ったとしてもすぐに燃え尽きてしまいます。
……だとすると、アレでしょうか。
燻り蝶。
一生燃え続けるという、狭間の燃料需要を一手に引き受ける驚異の生物です。
虫かご状の先端部にこれを大量に入れて、炎を燃やしているのかもしれません。
専用戦技「火吹き」は松明の炎に激しく息を吹き付け、前方広範囲を焼き払う技です。
褪せ人の強靭な肺活量と、大きく安定した炎。2つが合わさって初めて実現する戦技ですね。
ちなみに、現実世界でも芸として火吹きがありますが、あれは可燃性の液体を炎に吹き付けて行うそうです。
只人の身では燃料に頼らないと火が吹けないんですね。
やっぱり褪せ人ってすごいや。
今回は以上となります。大盾と、松明をいくつか紹介しました。
次回は火の監視者に関係する武器を紹介します。
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