VRC学園10日目
そもそもVRC学園て何やねんという方はこちらから.
この日は10期生の授業最終日でした.最終日だからなのか教室の開く時間が21時30分とえらい早かったですね.自分はその時もぐもぐタイムしていたので急いでかき込んで45分くらいに入りました.入ったら屋上でお話してるとのことで,そういえば行ったことのなかった屋上へ.したらいつも通りミキエルさんがイオさんを口説いてました.
そんなこんなでわちゃついているとお時間になったので教室へ.本日はflantiaさんとぽたやさんによる『無言勢こみゅにけーしょん♪』です.
無言勢との関わり方
正直言うと無言勢(VRChatを無言でプレイする人)は縛りプレイをしているようなものだと思っています.これは無言勢を批判するわけではなく,環境的に声が出せない・出したくないから無言でプレイしていることも理解はしているし,無言勢を嫌っているわけではありません.無言勢は無言なので音声発振による言語を介したコミュニケーションを取らずにコミュニケーションをする必要がある,その意味での縛りプレイです.
縛りプレイというとマイナスのイメージがありますが,無言勢の強みであるボディランゲージを活かして普通にしゃべる人よりも多彩な感情表現をする方もいらっしゃいます.一方で頷いたり首を振るくらいしかコミュニケーションの手段がなく,会話の先導をこちらで全てしないといけないような場合は疲弊してしまいます.人によるとしか言えませんが,後者のような方とのコミュニケーションは正直苦手です.せめてボイスロイドとか入れてと言いたくなります.というわけで,自分は無言勢に対しては「良い面もあるし悪い面もあるが,少なくとも自分は絶対に無理だし,無言勢のカバーを任意の人にするのは無理」という考えです.
というわけでそんな考えを持って授業に臨みます.
最初は無言勢とは何かという話と「無言勢に発声を強要することは絶対にやめましょう」という話や無言勢の人に聞いた無言勢ならではの困りごとの紹介でした.いろんな事情の方はいるので,発声の強要は本当にしてはいけません.
基本的な無言勢についての話をした後はグループワークということで実際に無言勢になって,何が不便なのか,どうすれば円滑にコミュニケ―ションがとれるかを考えました.全員普通に無言勢になるのかと思えば,最前列はペンのみ,2番目はchatboxのみ,3番目はボディランゲージのみと表現方法に縛りを設けてのコミュニケーションでここはなるほどと思いました.
一緒のグループになったのはミキエルさんとcuriboさん.会話のお題は好きな料理と理由でした.自分はそこまで早くはないですが,ある程度鏡文字が書けるので特に問題なくコミュニケーションがとれたなと感じました.一方でこれはwhatの話題,curiboさんがボディランゲージでは会話することができないので,肉と魚好きなのはどっちみたいな選択式で好きなものを選んでもらうというコミュニケーションをしました.ここで思ったのがペンの利点で,この選択肢やったらどれやろうとか箇条書きをもとに会話をするような場合では非常に有用なことがわかりました.一方でボディランゲージだけではYes/No Questionをこちらから提示してあげないと,コミュニケーションを取ることが非常に難しいというものも改めて痛感しました.
その後無言コミュニケーションの利点と欠点を発表し合い,まとめに入ります.ボディランゲージでもペンでも絵文字でも,別に無言勢に限ったことではなくVRChatにいる人全員に関わってくる話で,それぞれのツールごとに利点と欠点が存在しているということに改めて気づかされます.
無言勢にとって嬉しいことと悲しいことでは(自分がいらちな面もあるので)よくやるのですが,文字を(先読みした上で)声に出すことがあります.ボイロの誤認識を訂正して言うみたいなのに慣れているからついやってしまうことのような気はします.あとなるほどと思ったのは「書いている最終に離れてしまうと悲しい」という話.書き終わったら見ればいいやと思いがちなところは確かになくはないのですが,話している最中に背を向けて声だけ聞こえているからいいと言っているようなものと聞いて言われてみればそれはそうという気持ちになりました.
結局のところ「人対人」のコミュニケーションであることに変わりはないのだから無言勢であろうがなかろうが,お互いコミュニケーションを取ろうという気持ちを持ちつつ,尊重し合うことが大切であるという至極当然の帰結に終わりました.kajiさんの講義でもなんでも同じような結論にたどり着くということは人間がコミュニケーションを取るうえで絶対にはずしてはならないところなんだろうという気がしました.
授業後のお時間
授業後にはミキエルさんが無言勢との会話を続けれない,どうコミュニケーションを続ければいいのかという質問をしていました.答えとしては一般的な会話の続け方のようなもので,会話の中のキーワードから無理やり次の話題へつなげればよいという話でした.そこに絡めて「ボディランゲージくらいしかない場合Yes/No型の質問しかできず,会話の話題をこちらから全て提供しないといけないので,疲弊してしまうが何かアドバイスとかないか」とお尋ねしました.これに関してflantiaさんは単純明快にゲームワールドならゲームを楽しめばいいしそういう場所でないならペンのあるワールドに疲弊する前に移動するとアドバイスいただきました.他にはdiscordとか他のツールでつながってしまうとpotayaさんからあったり.別にその場に限らず会話のしやすい空間に移動してしまうというのは眼からうろこという感じでした.
あとは当然と言えば当然かもしれませんが,関わろうという意識がない人はもうほっておいて別のところに行ってしまうとか,こちらに依存されても困るからそこは一歩引いてあげないとその人のためにならないとか…….そんな話をしておりました.
あと個人的に気になったことにpotayaさんが右近ちゃんの改変アバターだと勘違いして,その改変って右近ちゃんですよね,どうやって知ったんですかって聞いてしまいました.めっちゃビックリしたんですがVroidなんですってね.口を開けて笑った顔とかは確かにVroid感がありました.大変失礼しました.
そのあとはみんなツーショットを撮っていたので声を掛けられればツーショを撮るみたいな感じにしていました.せっかく大量に衣装を仕込んでいるからとその人ごとに違う衣装で撮ったりしていました.イオさんがぴょこぺるさんは写真の専門家っぽい感じがするからと仰っていましたが,全然そんなことはございません.
2次会
焼肉でした.
Rabbitさんがひたすら食べていたり,北海道のソウルソングのジンギスカンの歌を聞いたり.
ジンジンジンジンジンギスカンってフレーズめっちゃ聞き覚えがあるんですけど,一体どこで聞いたんでしょうね.そんな感じで他愛もない話をしたあとにテニス行こうぜということでテニスのワールドに行きました.
ケセドさんの方は動きが微妙だったのでちっちゃいテニスの方で経験者のイオさんとラリーしていました(別に続いたわけではない).あとこういう系だと卓球があったねということで卓球にも行くことに.
ここでRabbitさんとなんとかラリーを続けれるように頑張っていました.自分が力強くホームランしてしまうことが多くてごめんなさいって感じでしたね.それこそこのワールドがアップロードされたころもうちょいラリーできたような気がしたんですけどね…….
あとは剣術場で切り合ったりもしました.
アバターに仕込んだ人同士で剣で戦うのはおきがる写真部の方の界隈でよく見ていたのですが,実際にやるのはVketぶりでしたかね.コントローラーの移動を使わずに戦っているのをよく見ていたので,それでやろうと提案して一戦交えたりしました.Rabbitさんが強かった…….
その後は弓道も気になるということで弓道場に.
VRChatにおける弓って固定砲台なことが多いですよね.もちろんちゃんと弓を弾いて撃つという挙動もできるので,固定砲台なんて横着をしてはいけないのですが楽なもので…….
この日は人もいなくなったのでここで解散.残すは卒業式となりました.イオさんがpareoさんを泣かすらしいので何が待っているのか楽しみですね.
10日目の感想
実はこのあと別のフレンドさんとマイクラしてたんですけど,久しぶりに声を聞いたりして懐かしさを覚えていました.あとは会話の内容もちょっと毒が入っていたりと学園では全然していなかったような会話で,自分では等身大でどこでも行ってるつもりですが界隈によって話題は変えてるんだなという気付きを得ました.別に当たり前といえば当たり前の話で,その界隈ごとに適した会話内容があって,それを意識的/無意識的に選んでいるに過ぎないんですもんね.おそらく誰であれ別の界隈に行った時には違う顔が見れるのかもしれません.
えんじぇるじゅーしーはクラスのまとまりとしては非常に良かったのではないかと思っていますが,このあとどうなるかは全く分かっていません.学園という半ば強制的にまとめ上げられるイベントが消滅することで,グループとしてどうなるのか,気になるところでございます.
2週間は学園を優先させると決めてやってきたので,とりあえず終わったらもともとのフレンドさんのところとか久しぶりに行きたいですね.超絶夜行性のフレンドさんしか会えてないので早めに落ちる人は本当に…….あとは3月にマロンちゃんイベント一つ開きたいし,また忙しくなりそうです.
そんなわけでこの日記も終わりが見えてきました.予定としては卒業式の日記を投稿した後に,総括して感想を述べるnoteを入れて日記を終わろうかと思っています.ここまで読んでくださった方々本当にありがとうございました.
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pyocopel
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