モノに埋もれた状態から脱却するために取り組んだこと

私は片付けというか、モノを捨てることが本当に苦手だ。
一時期は家中にモノがあふれている状態で、家の中の通り道はモノで塞がれ、生活にも支障が出るレベルになっていた。
そのような状態から脱却すべく、これまで様々なことに取り組んできた。今日はその中で「効果があったこと」「効果がなかったこと」についてそれぞれまとめてみたいと思う。

効果が無かったこと

捨てること

世に出版されている掃除本・片付け本を読むと、おおよそどの本にも共通して「モノを減らすためには、まずは片付けなさい」と書かれている。
これを真に受けて、私は市指定のごみ袋を片手に、捨てることから始めた。しかし、いざ取り掛かかっても、決まって
捨てるべきか迷う⇒判断に迷う⇒結局捨てられない⇒判断疲れする
という流れに陥り、結局何も捨てられないまま、時間と精神を浪費することとなった。
冷静に考えてみると、私はモノを捨てることが苦手なのだ。苦手なことに一工夫も加えずに愚直に取り組んでも、できるようになる可能性は極めて低い。

効果があったこと

メルカリへの出品

書籍や家電を中心にメルカリへ出品したが、私にとっては継続するモチベーションが得られるモノの減らし方になった。メルカリによるモノの減らし方を楽しめた理由としては次のように自己分析している。

  1. 何よりも売れたらお金になる。特に書籍はブッ◯オフだと10円や5円でしか売れないこともしばしばあるが、メルカリだと最低でも100円くらいは利益が出る。

  2. やはり売れたらうれしい。

  3. 売った人から温かい言葉をいただいたり、逆に過度な値引交渉に遭遇したりと、匿名でも良くも悪くも人とのコミュニケーションが発生し、張り合いが出る。

掃除の習慣化(水回り、床)

これは意外かもしれないが、掃除を習慣化することで副次的にモノをかなり減らすことができた。
そもそも、モノを減らす以前の問題として、床はホコリや髪の毛だらけで、水回りは汚いということに気づいた。
なので、定期的に床や水回りの掃除を意識するようにし始めたところ、不思議なことに、そのついでに不要なものを捨てたり、メルカリで売ったりするようになった。
掃除をしながら自然と家中のあらゆる場所に目を配るようになるので、その過程で無意識にモノに対する要否の棚卸ができるようになっていることに気付いた。
また、モノが多いと当然、掃除がしづらいので、掃除すること自体がモノが多いことにストレスを感じるキッカケとなっているというのもあるのかもしれない。
第一、モノに溢れている家は掃除が疎かになっていることが多いと思っており、私もその例に漏れなかった。その理由に、まずはモノを減らしてから、ようやく掃除を始められるという思い込みがあるからだと思っている。
私も上記の思い込みから、片付けに加えて掃除も苦手という意識があったのだが、全くそんなことはなく、床を掃除したりすることはむしろ好きだということにも気付くことができた。掃除と片づけは似て非なるものなのである。

最後に

上記の個人的な体験から、物が多くて悩んでいる人は掃除から取り組んでみるのがいいのではないかと思っている。
場合によってはモノが多すぎて、まともに掃除ができないということもあるのかもしれないが、現状でできる範囲をできるレベルでキレイにしていけばいいと思う。その中で目に付いた不要なモノを「頑張って手放す」のではなく「手放したくて手放す」という感情が湧いてくるはずだと思う。
私もまだまだ道半ば。この記事は自分自身を励ましたい気持ちもあって書いたものだが、誰かの励みになれば幸甚である。


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