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ジャニーズJr.が好きだったヲタクとメン地下の話

こんにちは。
レポートでもなんでもなく、日記です。昨日(2023年10月5日)ジャニーズ事務所の看板はついに取り外され、元ヲタク(?)である私であってもなんだかセンチメンタルになってしまう今日この頃。光GENJIより前から言われ、スペオキと言われるKinKi Kidsを嗜んでいるヲタクが知らぬはずは無いその事件が明るみになっていく一方、私は土屋直武にハマり、チェンステを5回も見て、着実にメン地下のヲタクに成り代わっていた。人間10数年もヲタクしているけれど、結局歌って踊れる若い男が好きなんだなあとしみじみしながら、日々ペンライトを振っている次第であります。

⚫AVESTのNAOサ終のお知らせ

遡ること1ヶ月ほど前、ある一報が飛び込んできた。

まさに青天の霹靂、寝耳に水。
この一報に対し私は、鍵垢に呪詛を吐き散らかし、土屋のインスタにいつもより長いDMを送り、風呂場で泣き、挙句湯冷めし風呂に入り直す等、いい歳こいて何やってんだのオンパレード。虚無の中仕事が休みであったので、簡秀吉のイベントに参加した後、直近の大宮アルシェのフリーライブ(NAO不在、片道2時間)に衝動的に向かって本人たちの言葉を聞きたいと残留するKEITOの特典会に行くという(チラシくれてありがとう)無茶苦茶さ。今までも十分おかしかったけれど、土屋が稽古期間でAVESTの活動を間引きしていることもあってか、闇雲に何かをつかもうとしていたようだなと、今振り返り思う。

⚫そういや気になるな、SE7ENTH SENSE

ことの起こりは遡ること8/17。直武が稽古期間に入ってしまう、また私が社畜なこともあり、ここからしばらく会えなさそうというタイミングでの対バンイベントでの出来事であった。目当てのAVESTは1番最後。道のりは長いけれど、この社畜、足腰だけは丈夫なので、スタートから4時間近く初見の地下アイドルを見るなどしていた(病み上がり、退勤後)。今回の本題はAVESTではない。その1つ前に出演していた「SE7ENTH SENS」というな〜んか聞いたことあるけどなんも知らんダンスボーカルユニットが今回の話の中心である。
SE7ENTH SENSE(以降セブセン)のパフォーマンスは楽しかった。曲目もワイワイ系やダンス中心のものとバランスよく配置されており悪くない、MCも面白かった。その日は、その後にきたAVEST(というか土屋の新髪型)に脳天を焼き切られ、腑抜けた状態になって吉祥寺を後にした訳だが、そのあとが肝心だ。

FUJU(以降ふじゅ)「ひき肉で〜す」

こいつが離れないのだ。これは、セブセンの自己紹介の際、メンバーのふじゅが放った一言だ。ちょんまげ小僧のYouTubeを見た事ある人、いや、ない人でも知っているだろうこの有名なフレーズ。他の人が言っていてもそこまで気にならなかったのだが、このふじゅが放った「ひき肉で〜す」は何日も私にこびりつき(なんなら今もである)夢にまで出てくる始末であった。悪夢すぎる。

⚫行ってみよう!SE7ENTH SENSE

時は巡り9/27。この日はセブセンの定期単独ライブの日である。土屋の出演するチェンソーマン・ザ・ステージを見たかったこともあり長期休暇をその時期にぶつけていたため、フットワークがアホみたいに軽かったのがことの起こりだ(まあ無料チケット売り切れててVIP買ったんですけど)。その日はAVESTがトーキョークライマックス(池袋のサンシャインの噴水のところでやるごった煮ライブ)に出演しており、現場のハシゴという形となった。勝手知ったる(?)AVESTのいない現場、見慣れないヲタクの顔ぶれ、知らない箱、セブセン童貞の私は震え上がるほどに緊張していた。だって、六本木でくじ引きするなんて思わないじゃないですか。
私服ライブということで、目当てのふじゅは高見え、マルチ勧誘っぽい服というかべらぼうに胡散臭い格好をしていて、私のアングラ心を満たしまくる始末。やばい、この男にメロメロかも、いや、銀劇行ったら土屋にメロメロになりますけど(永久機関のシーンの直武カッコよすぎ気がおかしくなりそう)の心。まあ今日もセブセンのために有給申請しましたけど(どうして?!?!)。倫理観がなんか興奮するんだよな、これだ。私服デート文脈でマルチ勧誘してくるようなアイドルの倫理観が好きなんだ、そんな風に思う9月下旬であった。

⚫本名そして呪縛

そういえば本名知らないんだよな。
そう気づいたのはつい先日のこと。まあ私ほどの𝐈𝐧𝐭𝐞𝐫𝐧𝐞𝐭 𝐏𝐫𝐢𝐧𝐜𝐞𝐬𝐬であると調べようと思えばすぐに分かるもので。蓋を開ければ山倉沙瑠芙とのやり取りが沢山出てきて。

って……、山倉沙瑠芙?!?!

そして既視感のある漢字四文字、私絶対こいつ知ってる。ふじゅのこと知ってるわ。調べてみれば出るわ出るわ、挙句、私の部屋からも当たり前のように過去が発掘される始末。
私は小学校の高学年くらいから酷いジャニヲタであった。中高時代なんかは少クラ(ジャニーズJr.がたくさん出るNHK BSPの番組)などの歌番組の番組協力に幾度となく参加し、青春を謳歌していた。2010年代のジャニーズJr.は私の青春と言っても過言ではないほどである。そこに居たのである。ふじゅとはじめてチェキを撮った時「どこで見つけたんですか?」と聞かれましたが、バリバリ、お前の事見てたっぽい、干支一周してたけど。気付くのが遅すぎると頭を抱えたが、同時にどこか腑に落ちて笑いが込み上げてきた。なぜ腑に落ちたのか、それは次のパートに記していく。

⚫メン地下と2010年前半のジャニーズJr.と私と

私はジャニーズJr.が好きだった。Hey! Say! 7、そしてHey! Say! JUMPのデビューに伴い解体されていったYa-Ya-yahやJ.J.Expressの儚さ、新たなグループの発足、そして解体。同じ名前を冠していてもメンバーが先月と今月の雑誌では異なっている。そんな不安定な世界が好きだった。Jr.の実権が本格的に滝沢秀明に移ったりヒロムが亡くなったりした2010年代後半以降のジャニーズJr.はいわばところてん式のデビューで、正直つまらない。おまけに2010年代前半のジャニーズJr.の素行の悪さ(とそれに伴う代謝)たるや、コーラ事件等が有名だが、それもまたなんだか愉快であった。その、私の好きな時代に、私を楽しませてくれていた人たちは今、多くはジャニーズという事務所を離れている。その中でメンズ地下アイドルになっている人は、決して少なくない。ふじゅもその一人である。先日、某メン地下グループが活動停止を発表し、同時にその中のメンバーが炎上した。私の気に入りのAVESTだって、現体制は今月半ばまでである。
この不安定さが面白いのだ。人間は不完全だと前々から思っているが、完璧なコンテンツはつまらない。不安定で、いつ崩れるかも分からない砂の城の上で、今日も私はペンライトを振っている。
メン地下のヲタクであることに酔っていると思われるかもしれない。女子中高生だった頃の私を思い起こせば、あの時の私はジャニーズJr.のファンであることに酔っていたのかもしれない。
それでもいいのだ。
それがいいのである。





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