VPPの重要性の確認!東芝エネルギーシステムズと台湾ITRIの覚書締結
東芝エネルギーシステムズと台湾工業技術研究院(ITRI)は、台湾におけるVPP(バーチャルパワープラント)事業の協業検討に向けた覚書を締結しました。この覚書は、VPP技術の重要性を確認し、東芝の技術とITRIの台湾エネルギー市場の知見を活用して、台湾のエネルギー市場の課題に取り組むことを目的としています。
背景
台湾では、2022年末時点で再生可能エネルギーの比率が約8%でしたが、2030年までに27〜30%に引き上げる計画があります。これに伴い、電力系統の安定化が重要課題となり、需給調整を行うVPP技術の導入が検討されています。
ITRIの役割と東芝の技術
ITRIは約6000人の研究者を擁する台湾最大の政府系研究機関で、台湾のエネルギー市場に関する深い知見を持っています。一方、東芝グループは日本でのVPP事業を通じて、発電量予測技術やエネルギーリソースのアグリゲーション技術において高い実績を有しています。
覚書締結の意義
今回の覚書締結により、東芝の先進的な発電量予測技術とエネルギーリソース管理技術、そしてITRIの台湾エネルギー市場制度の知見やデマンドレスポンス技術を融合させ、台湾における電力系統の安定化を目指します。具体的には、最適な市場取引運用やリソース運用方法の検証・実証を進める予定です。
今後の展望
東芝グループとITRIは、互いの知見や技術を共有し、台湾のエネルギー市場の課題解決に向けて協議を継続していきます。これにより、VPP技術を活用した効率的なエネルギー管理と電力系統の安定化が期待されます。
詳細なVPP関連事業については、こちら をご参照ください。
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