民間の力で実現する脱炭素!別所線沿線の脱炭素化事業を考える!
別所線沿線の脱炭素化事業について
昨年11月、上田市は環境省から「脱炭素先行地域」に選定されました。この選定を受けて、上田電鉄別所線沿線での脱炭素化事業が推進されています。主な取り組みには、太陽光発電設備や大型蓄電池の導入、鉄道用送電設備を利用した自営線マイクログリッドの構築、別所線利用促進策などが含まれます。これらの取り組みは、民間企業との協力によって実現しています。
概要
太陽光発電設備と大型蓄電池の導入
上田電鉄別所線沿線の家庭や事業所に太陽光発電システムを設置し、地域で消費する「地産地消」を実現します。
自営線マイクログリッドの構築
鉄道用送電設備を活用し、地域内で発電された再生可能エネルギーを効率的に管理・供給します。これにより、別所線のゼロカーボン運行と災害時の復興力強化を実現します。別所線利用促進策
地域エネルギー会社の契約者に対し、別所線利用時にポイントを付与する施策を展開し、住民のマイカー依存度を減らします。
株式会社サントエナジーうえだの設立
2024年7月29日、上田市は民間企業や団体と共同で地域エネルギー会社「株式会社サントエナジーうえだ」を設立しました。この会社は、脱炭素先行地域の事業推進のために設立され、別所線沿線で事業を開始します。民間の力が、このプロジェクトの実現に大きく貢献しています。
会社の目的とミッション
脱炭素化の推進
地域、日本、そして世界のカーボンニュートラル達成に貢献する。エネルギーの地産地消
地域で発電された電力を地域内で消費し、地域経済の循環を促進する。地域課題の解決
地域の課題に取り組み、持続可能なまちづくりを推進する。
施工企業
別所線沿線の脱炭素化事業の施工には、以下の民間企業が協力しています:
上田電鉄株式会社 別所線の運行管理とインフラ改善、エネルギー効率化を担当します。
株式会社サントエナジーうえだ 地域エネルギー会社として、太陽光発電設備や蓄電池の設置、自営線マイクログリッドの構築を実施します。
みやまパワーHD株式会社 再生可能エネルギーの供給と管理を担当し、地産地消のエネルギーモデルを推進します。
有限会社和晃 太陽光発電設備の施工を担当し、地域のエネルギー自給率向上に貢献します。
これらの企業の協力によって、上田市の「ゼロカーボンシティうえだ」の実現に向けた具体的な施策が進められています。
株式会社サントエナジーうえだの概要と役割
設立の背景と目的
株式会社サントエナジーうえだは、地域の脱炭素化とエネルギーの地産地消、地域内経済循環の推進を目的に設立されました。民間企業の力が、このプロジェクトの実現に欠かせない要素となっています。
主な事業内容
PPA事業(0円ソーラーモデル) 太陽光発電設備を需要家の建物や敷地に設置し、電力購入契約を結んで電力を供給します。
小売電気事業 電力系統を通じて需要家に電力を供給します。
エネルギーマネジメント事業 発電量と需要量を予測し、設備を制御して地域内の発電所で発電した電力を供給します。
発電事業 市の遊休地やため池に太陽光発電設備を設置し、需給調整用の蓄電池を運用します。
省エネ設備等リース事業 高効率省エネ設備を提供し、電気消費量の削減を図ります。
地域課題解決事業 別所線の利用促進など公益性のある事業に取り組みます。
企業概要
所在地:上田市大手1-11-16(上田市役所内)
代表者:代表取締役社長 小相澤 隆幸(上田市副市長)
資本金:1,990万円
株主構成:
上田市(50.3%)
上田交通株式会社(12.6%)
みやまパワーHD株式会社(12.6%)
有限会社和晃(6.3%)
株式会社TicketQR(6.3%)
上田商工会議所(5.0%)
特定非営利活動法人上田市民エネルギー(5.0%)
上田信用金庫(2.0%)
民間企業の力が結集し、地域の持続可能な発展とカーボンニュートラルの実現に向けた素晴らしい取り組みが進められています。
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参考ホームページ
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