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[読書録]いしかわ ゆき 著『書く習慣 ~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』_0021

みなさんは、誰かの役に立つことは好きですか?
私はそれが好きです。「ありがとう!」って笑顔で言われると嬉しいですもんね。

ところで、「誰かの役に立つこと」は誰のためにやっているんでしょう?

私は、それは自分自身のためである、という確固たる考えを持っています。

誰かが喜んだり感謝してくれる姿を見て、自信がついたり、前向きになったり、尊い縁に恵まれて幸せになる存在というのは自分自身だからです。


コーポレートメッセージに「利他主義」を掲げている企業があります。そのオフィスには、このような言葉が掲げられていました。

「誰かの成功は自分の成長」

正にこの通りだと思います。利他の意識が強いものだとしても、その源泉は利己なのではないでしょうか。

ここで言いたいことは、「あなたも私も自分自身がスキですよね」ということです。


「いや、そんなことはないよ!」と抵抗を覚える方は、ジョハリの窓というフレームワークを用いて、ぜひジョハリってみてください。

「自分がスキ!」という自己理解。それが盲点・未知の窓の領域にいませんか?

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相変わらず前置きが長いですが、いしかわ ゆきさんの著書『書く習慣 ~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』を読んで、このようなことを思いました。

自分が大好きなくせして、なぜ誰かのために文章を書こうとしてきたんだ!恥がの意識が大きくなって書けなくなってたのはそれが原因だったのかもしれない!!

40歳男性の心の声

このnoteの存在はリアルの知り合いにも伝えています。名刺にもQRコードを載せているので名刺交換をした方も見ることができます。

そのことで、有益な情報を書こうと肩に力が入りすぎたり、「意識高いことを書いてらぁ!」と馬鹿にする人もいるんだろうな、と存在していない他人の目を気にしてネガティブになったりしていました。

馬鹿にしそうな人たちを思い浮かべたある時、「その人たちの文章って上手でもなければ面白くもなかったよな」ということに気付き、最近はだいぶ気にしないようになりましたが。

いしかわさんの著書は、そのネガティブな気持ちと改めてサヨナラするために背中を押してくれた素敵な一冊でした。

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いしかわ ゆきさんは、「とにかく書いて書いて書きまくる」方であるようです。

いしかわさんのnoteアカウントのホームを覗いてみたら、たくさんの記事がありました。どのくらいあるのだろう?と気になりホーム画面の最下層を目指してマウスホイールで移動してみます。そこに行き着くまでに56.96秒かかりました。それだけ大量だということです。

ちなみに、最下層の記事は2019年8月8日に投稿された「お金がすべてじゃないけどさ」でした。来月でちょうど4年ですね。おめでとうございます。

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今回の大きな気付きを得たのは、次のようないしかわさんの励ましに触れることができたからです。

自分語りをするために書いていい。
「誰かのために書こう」「誰かにとってタメになる話をしよう」なんて考えるのは、もうちょっと先の話。
まずは、自分だけのために、自分のことを語るために筆(スマホ)を手に取ってみましょう。

本書P40

もし、まったく書かない人に同じことを言われたら、何だかすごくモヤモヤしそうです。

しかし、これだけ書いて書いて書きまくっているいしかわさんに言われると、重みがまったく違います。
ブログのようなことはこのnoteが初めてであり、投稿数わずか21記事の私が、「誰かにとってタメになる内容でなくては!」と思うのは大変おこがましいことだと思えました。

敬愛する吉田松陰先生のように、学んで終わらずに圧倒的行動も伴う方には人を動かす大きな力を感じます。いしかわさんにもまた、そのような印象を抱きました。

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「書は古なり、為は今なり(本の内容は昔のこと、実践は今のこと)」という吉田松陰先生の教えもありますので、自分のために書いて書いて書きまくることを目指してこのような実践を始めました。

我が家の狭い浴槽は16分でお湯がたまります。その間に猛ダッシュで記事を書いて投稿するというものです。

まだ2本の投稿しかありませんが、いしかわさんの著書から学んだ次の3つのことを強く意識しています。

  • 完璧を求める不完全な完璧主義者にならない(P57)

16分を計るタイマーが鳴ったら記事作成が終了です。誤字脱字、分かりにくい表現などをいつも気にしすぎますが、不完全な記事でも投稿します(2回とも16分を少し超えましたが(*ゝ∀・)v)。

私にとって偉大すぎる存在である村上春樹さんは、1979年に『風の歌を聴け』でデビューしました。村上さんの小説家としての活動は、次のような文章で始まります。

「完璧な文章などといったものは存在しない、完璧な絶望が存在しないようにね。」

村上春樹(著)『風の歌を聴け』P7

書き続ける習慣を確固たるものにするには、完璧な文章を目指すのではなく、不完全な自分の記事を愛でることの方がよっぽど大事なように思います(分かってはいるけど、それがなかなかできません)。

  • 文章の締めを忘れる。自分のために書いているんだから変なところで終わってもいい(P178)

文章の最後は、それっぽいことやエモいことをやたらと言いたくなったりしますよね。それを放棄します。

  • 書くことは最高のひとり遊びであり良き相談相手。遊びたいし相談したい気持ちがあるんだから素直に書いて飾らない(P12)

私は、大した趣味もなければ、上手に相談できる人間でもありません。
書き続けることで、遊び心があって素直に相談できる人間になれることを期待していたりします。

また、過去の記事でも紹介していますが、義務を果たすのは「ラクダ」、権利を獲得するのは「ライオン」、ラクダとなりライオンとなった後は創造性を発揮するために「幼子になれ」とニーチェは言っています。

書き続けることにより、ひとり遊びが上手な幼子になれるのかもしれません。

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いしかわさんのご友人に、毎週金曜日にYou Tubeへ動画を投稿している方がいらっしゃるそうです。

それを例にして、「なんとなくでもいいので毎回同じ時間帯や曜日に投稿すれば、誰かの日常に溶け込める可能性がある」と情報発信のコツを紹介されています。

ひらかわ あやさんが連載している『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』という作品が好きで、サンデーうぇぶりというアプリで毎週かかさず読んでいます。

この作品は、毎週土曜日の00:00ジャストに必ず更新されるんです。

なので、金曜日の23:55ぐらいからスマホを片手にスタンバイしていました(現在は23時消灯を目指しているので土曜日の朝に楽しんでいますが)。

このnoteもいつまで継続できるか分かりませんが、もし見知らぬ誰かの日課となる日が来て、それを知り得ることがあれば、この世を去る直前までそれを誇りに思うことでしょう。


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