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ネットで集客する前に

世はネット全盛時代。
どこかの役所ではいまだフロッピーディスクなるものを使っているらしいのですがネットネイティブ世代がどんどんと人口を増やしている時代です。


そんな時代ですがものが売れない時代ともいいますよね。だからお菓子を開発すればSNSで集客して売る!的な話をよく聞きます。

ここで整理すべきはSNSのフォロワーはイコールものを買ってくれる人ではないということです。もし買ってくれるお客さんならフォロワーが多いイコール集客が成り立つ、という具合ですがそう簡単にはいきません。

例えば芸能人は宣伝によく起用されますがどの層にファンが多くてどの層をターゲットとしている商品かがマッチしていないとなかなか売れませんね。また認知度が高いだけで商品を買うかどうかは不明だったりします。

なので認知度が高いこととファンが多くて応援されていることは
イコールではないのでやっぱりきちんと分けて考えないといけないわけです。人をどれだけ集めても購買率の低いお客さんを集めてしまえばモノは全然売れない、、、。

認知度の高い有名人を起用することは週末のショッピングモールの有名人来店くらいの効果すら怪しいかもしれません。


次に問題なのは。
ところで最近はマーケティングマーケティングとよく言うのですがそもそも売ろうとしているサービスや商品のクオリティは申し分ないんでしょうね?問題です。商品がうんこでこのうんこどうやって売ろう、は話にならなくて少なくとも欲しい!と思わせることが必要だしサービスならもう一度利用したい、がなければ持続可能な商売は成り立たないでしょう。

僕らなら、いい医療をそもそも提供しているか、その医療を提供するために必要な教育が可能か、というのを組織が問われています。そもそもいい医療ではないような施設はきちんとした医学教育はできません。ここが全国の院長クラスに欠けた視点です。

というのはこの、院長クラスの医師たちはどの点が自分の病院の利点であるかを判断できるほどの能力をほぼほぼ持ち合わせていません。なぜすごく頑張って仕事しているのに研修医が集まらないんだろう的なことを良く聞きますがそもそも提供している医療の質が日本トップレベルにありますか?という自問を立てられない。提供する医療、教育の質がうんことは言いませんがそれに近いような施設がたくさんの患者さんや研修医を抱き込んで地域に貢献するなんてまあ無理です。なぜなら患者さんは病院を選べるのだし、研修医も教育の質を選んで全国から自分にあった病院を選ぶのだから。

集客をする前に提供するサービスの質に本気で向き合うことをおススメします。耳が痛くなるお話でした。

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