読書ノート

読書ノート

最近の記事

『激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972』

新左翼運動が日本に残したのは、島耕作のような「個人主義」と、政治・社会と自分たちの生活を切り離して最後は自分たちの利益だけを考える「新自由主義」(ノンポリ化)?

    • 『君主論』マキャヴェリ

      自分の力量を示す、いざという時は断固として行動する 人に頼らない、自分の力でやる 「自己の力に基礎を置かない権力の名声ほど不確かで不安定なものはない」 「賢明な君主は自己によるものに拠って立ち、他者に属するものに拠って立ってはならない」 憎しみを買ってはならない 「なすべきこと(理想)を重んずるあまりに、いまなされていること(事実・現実)を軽んずる者は、みずからの存続よりもむしろ破滅を学んでいる」 誠意を宗とするのもよいが、最後に勝つのは他人を狡猾に欺く術を知っている

      • 『悪いヤツほど出世する』ジェフリー・フェファー

        「こうあるべき」「こうでなければならない」にこだわり過ぎない 公正世界仮説(世界は公正で、善は報われ悪は罰される=成功する人にはそれだけの理由がある) そして世界は公正じゃない ※ 今の日本→協調性の過剰信仰(自己主張🤷‍♂️)→それは幻想 欠点がなく失敗しない人が仮にいたとしても、そのアドバイスは大半の人には適さない ※ 理想の人間像を欠点がなく失敗しない人にしない(それは不可能 地位を得るまで→ナルシスト 得たあと→謙虚 すでに地位を確立してる人の謙虚さは魅力的、

        • 『トヨタ物語』野地秩嘉

          「日本人は勤勉」は正しくない 「現場労働は無駄でいっぱい」「働いているフリ」 「今日の成功は明日の失敗」 絹は製糸、木綿は紡績 生産性とは製造スピードではなく、最終的に質の高いものをどれだけ作れたか すなわち生産性アップ=不良品を作らない どうしたら改善できるか、もっと良くなるか 「論より実行」 「ナッパ服精神」 「効率とはまずい方法をやめて、知りうる限りの最良の方法で仕事をするという簡単なことである」フォード トヨタ生産方式=常識を疑い新たな解決策を見つけ出

        『激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972』

          『真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960』池上彰・佐藤優

          おじいちゃんありがとう

          『真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960』池上彰・佐藤優

          『インド残酷物語 世界一たくましい民』池亀彩

          今でもカーストによる差別などが残っている 「字が読めない」とはどういうことなのか 人の繋がり ヴァルナとジャーティー カーストアソシエーション 「グレー」

          『インド残酷物語 世界一たくましい民』池亀彩

          『無料より安いものもある〜お金の行動経済学〜』 ダン・アリエリー&ジェフ・クライスラー

          機会費用(そのお金でできること)について考える 喜び(ポジティブ)より悲しみ(ネガティブ)の方が2倍強い ※収入の80%で生活できるかor収入が20%減っても生活できるか 人は労力がよりかかっていると感じるものを評価する (→物事の裏側を知ろうとすることが大事) 価格と価値には関連があると思いがち(高いもの=良いもの) 価格は物の価値を比較する上で一番簡単な属性 私たちは物事の評価方法がわからないとき、比較しやすい属性(=価格)に過度に影響される 人生や幸せ、愛など

          『無料より安いものもある〜お金の行動経済学〜』 ダン・アリエリー&ジェフ・クライスラー

          海外勤務商社マンの「送る言葉」 遠藤滋

          相場は情報ではなく情報に対する期待である 情報が出てきたら ・それが正しいのかどうか ・長期の情報なのか短期なのか ・どの程度相場に織り込み済みなのか ・市場は強気ととるか弱気ととるか ・将来出てくる情報は何か 自分の相場観を人に言わない 「相場はこうあるべき」は捨てるべき 人の行く裏に道あり花の山 もうはまだなり 天井買わず底売らず ※過去の機会損失は気にするべきでない(?) 相手が誤っていると思ったら質問をして修正を試みる 勝って寛大で気高く、敗けて遺言を

          海外勤務商社マンの「送る言葉」 遠藤滋

          『ビジョナリーカンパニー② 飛躍の法則』ジム・コリンズ

          グッドはグレートの敵 優良企業から偉大な企業への変化の過程 規律ある人材:第五水準のリーダーシップ、人を選んでから目標を選ぶ 規律ある考え:厳しい現実を見る、針鼠の概念 規律ある行動:規律の文化、促進剤としての技術 2章 第五水準までの各段階 有能な個人 組織に寄与する個人 有能な管理者 有能な経営者 第五水準の経営者 第五水準→不屈の精神+謙虚さ 3章 目的を決めるよりも先に『誰をバスに乗せるか』を決める→変化に適応しやすい、動機付けや管理の必要がない 一人の才能

          『ビジョナリーカンパニー② 飛躍の法則』ジム・コリンズ

          『EQ 〜こころの知能指数〜』by ダニエル・ゴールマン

          EQとは 自分を動機づけ挫折してもしぶとく頑張れる能力 衝動をコントロールし快楽を我慢できる能力 気分をうまく整え感情の乱れに思考力を阻害されない能力 人に共感でき希望を維持できる能力 生きる上でEQはIQと同等かそれ以上に重要 感情の発生を抑えることはできないけど、発生した後にコントロールすることはできる=抑えようとしない 人格的知性→対人知性と心内知性 ・対人知性→他人の気分、気質、動機、欲求を識別しそれに適切に対応する力 「この人は何を考えているのか」「あの人はこ

          『EQ 〜こころの知能指数〜』by ダニエル・ゴールマン

          『GAFAMのエンジニア思考』

          自動化技術によって事務に労力を割く時代は終わろうとしている そしてビジョンは社員全員が持つべきものとなり、経営者はそのビジョンを実現するためのマネジメント役になることが求められる そのような会社の経営に必要なのがエンジニア思考 三つの特徴 ・民主的な創意工夫 ・制約のないヒエラルキー ・コラボレーション これからの時代は変化を恐れないことと学ぶ力が必要になってくる またどんな業界業種のどんな業務にもITや機械学習の知識が必要になってくるのかも フィードバックの仕方 事実→

          『GAFAMのエンジニア思考』

          Search Inside Yourself by Chade-Meng Tan

          SIYの3ステップ 注意力のトレーニング 自己認識と自制 役に立つ心の習慣の創出 EQの五つの領域 自己認識 自己統制 モチベーション 共感 社会的技能 EQの恩恵 職務遂行能力の向上 リーダーシップの向上 幸せをお膳立てする力 根拠のない前向きさ、自信 注意力を鍛える方法 ・2分間呼吸に意識を向ける ・2分間ただ座る 呼吸は心を休ませるクッション 命がかかっているかのような呼吸 自己認識の領域の三つの情動的能力 ・情動の自覚 ・正確な自己査定 ・自信 強い自

          Search Inside Yourself by Chade-Meng Tan

          『How Google Works』エリック・シュミット他

          ・ゴールと条件だけを与えて後は自由にやらせるマネジメント ・どんな会社にも共通の経営の原則なんてものは存在しない ・自社に必要な原則がどのようなものなのかをわかっている会社も多くはない(わかったつもりになっている) ・ルールは実力に乏しい者に適用すべきもの ・今日重要なのはマーケティングよりプロダクトの質と開発スピードである(情報量の増加、開発コストの低下) ・高度な専門知識を持ち、経験値が高く、分析力に優れるが結果に振り回されることはなく、優れたビジネスセンスを持

          『How Google Works』エリック・シュミット他

          『日本の美意識で世界初に挑む』細尾真孝

          ・『美』や『本物』の追求、そして『美の創造』こそ『幸せ』 ・『借り物』では本物には至らない、「自分で『所有』するからこそ」自分のものにできる ・自分の一番の目的に沿った行動をする。既知のものより合目的なものが見つかったらどんどん更新する

          『日本の美意識で世界初に挑む』細尾真孝

          『職業としての政治』マックス・ウェーバー

          ・今日の国家とは、一定の領域内部で正当な物理的暴力行使の独占を要求する人間共同体である。そして今日の政治は、国家が持つ権力の配分に影響を及ぼそうとする努力である ・国家による支配の正当性の根拠としては、古くからの伝統、指導者のカリスマ性、法が妥当であることに基づく合法性の三つがある ・どんな支配機構であれ継続的な行政を行うには、支配者に服従する行政スタッフとそれらから得られる権力行使のための物財が必要である ・行政スタッフは、正当性だけでなく物質的報酬や社会的名誉のために服従

          『職業としての政治』マックス・ウェーバー

          『学問のすゝめ』福沢諭吉

          初編 学問には目的がある ・学ぶ人は賢く豊かになる ・一生懸命学ぶべきは実学である ・他人の害になることをしてはならない。それは自由ではなくわがままである ・社長になろうが首相になろうが尊いのはその役割であって個人ではない ・学のない人はやがて恥を知らなくなり法を破る ・学問の目的は自身の社会的役割に相応しい知識と経験を身につけることである。それは国の安定と平和を守ることでもある 第二編 人間の権理とはなにか ・知識を身につけても実際に活かせなければ意味がない ・現実の状態

          『学問のすゝめ』福沢諭吉