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本当のインプットに必要な5つのステップ

日頃から本やニュースを見てインプットを欠かさない人は多いと思います。
素晴らしい事です。現在本を読む人は激減してきているみたいですが、本ほど簡単に濃い情報を取得できる手段は未だに少ないです。

でも、インプットの数がどれだけ多くても、それがなにかに活かされなければ意味がありません。
小説を読むのであれば、「感動した!」という感情が動いただけで十分ですが、ビジネス書を読むような場合はそれではダメです。
自分が抱えている課題の解決をインプットを元に実行してみて、初めて「インプットした」と言えると思って、日々行動しています。

インプットすることは、目的ではなく手段なので、それを忘れない。という事です。

「インプットしているけど、あまり効果を実感できない…」と悩んでいる方は良ければ読んでみてください。

今回は普段僕がやっているインプットのための5つのステップを紹介していきます。

インプット5つのステップ

ビジネス本を事例に概要を列挙すると、
1.本を読む(第1インプット)
2.重要箇所をメモする
3.メモを読み返す
4.ミニマムでやってみる
5.もう一回ミニマムでやってみる

という流れです。

人は、3回使った情報を長期記憶するらしいです。

この3回のステップは、概要でいうと3.までです。
4.以降の2回の実践には、「理解する」というフェーズです。
数式を覚えてもテストで使えなければ意味がないのと一緒です。

1.本を読む(第1インプット)

これは、実践している方も多いと思いますが、1つ大事なのは「時間は有限」だということ。
自分の中で課題があって、それを解決するために本を読むので、課題解決方法発見までの時間を短くするということも大事です。

僕の場合、本を読むときは、「はじめに」を読み、そのまま目次を読みます。
そして、目次の段階で「気になったページ」に折り目を付けていきます。
ここで、ほとんど気になるページでも、その中でプライオリティを付けて絞る事が重要です。

そして、折り目をつけたページ(項目)を読んでいきます。
数回にわけるのではなく、できるだけ一気に読みます。

そして、それぞれの項目で理解しきれない場合は前後を読んで理解を深めます。

ここまでが第1インプットで本を読むときの流れです。
課題解決方法発見のための最短ルートを探しつつ、インプットをしていくという事です。

2.重要箇所をメモする

2つめは、重要箇所をメモする。ということです。
自分の中で本を読んで、「実践に活かせそう!」と思った箇所をメモするんです。

メモの方法はいろいろありますが、
・ビジネス手帳にページ数と一緒にメモ
・Evernoteなどにメモ
・本にマーカーを引く
・とりあえず折り目だけつける
などが簡単な方法です。それ以外やったことはあまりないです。

このメモのときに1つ考えたいのは、今すぐ活かす(実験してみる)方法も一緒に記載できるとベストです!
実践するためにインプットをするわけなので、実践方法も一緒に考えてメモするイメージです。

特に思いつく事がなければ、一旦重要箇所のメモだけでも良いと思います。

3.メモを読み返す

これ結構重要なんですが、すぐに解決方法に着手するのももちろん有りです。
ただ、ちょっと寝かしてから、もう一回メモを見てみるってのが重要だと思っています。

本を読んでメモをしているときって、一種のアドレナリンが出ているような状態な気がしていて、その興奮状態でメモしたことを後で冷静な状態で見るって事です。

そうすると、別の視点から見ることもできて、新たな実践したい内容が見えてきたりします。
もちろん、3回使って記憶に定着させるという目的もあります。

これは特に焦らず、思い出したタイミングで見る。ぐらいで良いと思います。

4.ミニマムでやってみる

まず実践するにあたり、ミニマムでスタートしてみるのがいいと思います。
例えば「リスクをとってチャレンジしよう!」というような内容をインプットしたときに、いきなり「起業する!」というのはリスキーですし、考えがなさすぎます。

僕の場合、美味しいかまずいか分からないジュースを買ってみる。
ぐらいにします。
この場合、リスクは150円程度を無駄にする。という事です。

ここで初めてリスクを取ってチャレンジすることは、
・リスクの把握とリターンの把握なのかな?
って事が身を持って体験できます。

つまり、「リスクを取ってチャレンジする!」っていうことの裏側には、
「きちんとリスクとリターンを把握して、リスクを取る意義を考えつつ、チャレンジしよう!」
という意味が見えてくるのです。

このようにして、インプットした事の本質的な部分を探るために「やってみる」が効いてきます。

5.もう一回ミニマムでやってみる

4.でやってみて、「もしかしたらこういう意味?」って事をできるだけ確証に変えるための方法を考えていきます。
完全に確証に変わることなんて無いと思っていますが、80%ぐらいに変わることはあると思います。

ここでは、日頃の仕事で試してみたりします。
学生なら勉強方法に盛り込んでみるのも面白いと思います。
もちろん、日常生活で試してみるのもありです!

例えば、コンビニでちょっと高めのジュースってありますよね。
コールドプレスジュース的なやつ。

あれを買ってみるとか。
特に味のイメージがつかないもの。300円とか400円するかもしれないですが。

この実践によって、得られるリターンとして、「うまい!」とか「思ったよりおいしくないな…」なんて事が得られると思います。
僕はちょっといいジュースを買った時に感じたのは、「ちょっと飲みやすくない?」と思ったことがあります。
なんかストローの大きさや、カップの形状など。

このように、当初想定していたものと違う側面の発見もあり、チャレンジする事で、考えてもみなかったリターンが返ってくることもある。
という事が「リスクを取ってチャレンジする!」ことの1つの意味ではないか。と考えられます。

5つのステップでインプットをより自分の糧に

この5つのステップを踏むことで、日頃のインプットがより濃いものになり、実践に活かすことができるようになると思います。

もちろん、自分の中で優先度を付けて実行していく必要もあると思いますので、なんでもかんでも5つのステップを踏むのはナンセンスだと思います。
ただ、自分の中で「これは重要だな」と思ったインプットは徹底的にその真意を確認するための行動をすべきです。

インプットしているけど、あまり効果を実感できない…と悩んでいる方はぜひ試してみてください!


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