クロスプレイがeスポーツを拡げる
今はさまざまなゲームがマルチプラットフォームに展開をしています。
ただ、プラットフォームが違うと一緒に遊べないといったゲームも。
フォートナイトなどは有名ですが、「クロスプレイ」といい、プラットフォームが違う人同士も一緒に遊べる仕様になっています。
このクロスプレイがeスポーツ業界にどうつながるのかを考えていきます。
日本のコンシューマー文化
日本は完全にコンシューマーゲーム大国だそう。
※コンシューマーゲーム=家庭用ゲーム機でのプレイを前提として作られるコンピュータゲーム
考えると当然なのだが、近年PCを使う人自体が減ってきていて、スマホでようが済む時代に、20万ほどするゲーミングPCを買う人はいないと思う。
5万円以内で購入できるコンシューマー機を使って手軽にできるゲームに人気が集まるのは当然。
よく言われていることだが、日本ではファイナルファンタジーやドラゴンクエストをはじめとしたRPGが人気を集めていて、”ゲーム大国”と言われるようになった。
ずっと言われてきている事だが、日本のコンシューマー文化は、このような背景から現在も続いている文化だと思います。
PCゲーマーの孤立
コンシューマー文化の日本で、クロスプレイを出来るゲームは非常に珍しい。
代表的なゲームはフォートナイトだが、それ以外に代表的なゲームはあるだろうか…
ただでさえ、タイトルごとにプレイヤーが分かれているのに、そこからさらにデバイスによって遊べるプレイヤーが分かれる。
もう機会損失でしかない。
特に現在ゲーミングチーム九十九一門のスタッフとして入っているが、コラボしたい配信者の方をたくさん見つけるが、「あぁ、PS4でやってるのか…」といった事が多々ある…
魅力的で同じゲームタイトルをやっている人が目の前にいるのに、一緒にプレイできない!
これほど辛いことはない…
このような事から、「PCゲーマーは孤立している」と強く感じるようになりました。
誰でも同じ環境でプレイできるゲームが人気を集める
誰もが同じ環境、世界でプレイできるゲームは非常に人気を集めはじめている。
例えば、フォートナイトでは配信者同士のコラボが他のゲームに比べて活発な気がする。
これはPCゲーマーだろうとPS4配信者だろうと、同じ空間で遊べることが大きいのではないかなと思う。
これはクロスプレイだけではなく、スマホゲームという括りでも考えられる。
スマホは大きく普及している端末で、日本人だとほぼみんな持っている。
つまり、同じ環境でプレイが出来るということ。
現にPUBGモバイルは世界中で人気が出ており、PUBG全体で4億人のプレイヤーがいるといった数字も見たことがあります。
これからは特に、同じ環境で、同じ空間で遊べるeスポーツタイトルが注目される気がしています。
ファンは自然と増加していくかもしれませんが、ライトユーザーでPCでゲームをやらない人が、PCゲーマーのコアファンになることは考えにくいと思っています。
なので、これから増えてくるであろうライトなファンの需要は、デバイス間で遊べるクロスプレイ対応タイトルや、スマホゲームなのではないでしょうか。
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