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社内向けメルマガで発信し始めたら、メリットばかりだということに気づいた話

ボクは社員5千人の1部上場企業でBtoBマーケターとして働いています。

祝、初note!

note以外に、 サイト運営(BtoBのデジタルマーケティング戦略ラボ)や外部での記事執筆をしていますが、noteはやりたいなと思いつつも書けていませんでした。

だから、noteの雰囲気がまだ掴めていないのですが、なんとなく一気に書いてみます!

それでは本題。

今年の6月から、社内の同じ職種のメンバーに、部門の垣根を超えて、週1でキュレーションメルマガを発行しています。

メルマガを始めたそもそものきっかけ、発信してみて気づいたこと、メリットデメリット、情報収集の方法など、気付きが多かったのでまとめました。

何か気づきがあればうれしいです!

メルマガを発行しようと考えた背景は?

もともと、自分が管轄している事業の情報を月に2回ペースで、社内向けにメルマガを発行していました。

なんだかんだ、8年続けています(笑)

また、プライベートで「BtoBのデジタルマーケティング戦略ラボ」サイトを主宰しており、こちらでも更新情報のメルマガを発行しています。

ただ、「BtoBでのデジタル活用のマーケティングをもっと社内に浸透させたい。そして、ハイレベルな領域でお互いに切磋琢磨したい」との想いがずっとありました。

デジタル活用の領域は、前例がない新しい取り組みです。

だから、さまざまなチャレンジをして失敗と成功を繰り返すことでノウハウを貯める必要があります。これをハイペースで回すには、自分の事業だけの経験では明らかに足りないと感じていました。

だから、年に数回、講師として社内向けセミナーを開催したり、グループチャットを立ち上げたりしてきました。

ただ、「この分野は動きが早いので年に数回ペースでは意味がない。より鮮度のある情報を興味を持つ人に届けられないか」との想いがあり、メルマガ形式での情報発信にしました。

(SalesforceのChatterでグループを作って運用した時期もあったのですが、誰もが見れること、社用スマホでもかんたんに見れることを重視した結果、結局メールに落ちつきました)


多忙を理由に実行に移さない。そんな自分に火をつけたのは、ストレングスファインダーとの出会いでした

ストレングスファインダー®とは、自分の強みを活かすことで最大の能力を発揮するという考え方に基づいた才能診断ツールのこと。

米国ギャラップ社が開発し、Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(=強みの元)が導き出されます。

最近気になっている複業研究家の西村創一朗さんのセミナーでお話を聞き著書も読んで、自分の資質を分析したくなり、思い切ってストレングスファインダー®の診断を受けてみました。

ボクのTOP5はご覧のとおり。

1位 収集心
2位 責任感
3位 最上志向
4位 アレンジ
5位 信念

"収集心"が1位って。。

「ただのコレクターかよ!他に取り柄ないのかよ、俺!」って思いました(苦笑)

でも、"収集心"が強みだと自分で認識したことで、メルマガを配信することがびっくりするくらい全然苦ではなくなりました。

「情報収集は自分の強みなんだ、誰もができることではないんだ」と再認識したからです。

ちなみに、収集心が資質TOP5にある人の傾向とストレングスファインダー診断については別記事でまとめてます。

それでは、社内向けメルマガを発行したメリットを紹介します。


社内向けメルマガを発行する4つのメリット

・自分にタグを貼れる、しかも広く。

自分は、得意分野のデジタルマーケティングを中心に、BtoBマーケティングに関する情報配信をメルマガで行いました。

メルマガ以前も、同じ悩みを持つメンバーとは情報交換を行っていましたが、メルマガ形式で広く発信することで、普段はなかなか接することがない方にまで広く自分の強みを知っていただけるようになりました。

・情報が集まってくる

give & takeなんて言葉がありますが、大切なことはまずGiveを続けること。気持ちはGive, give, give & a little take. です。すると、情報が集まってきます。「こんな記事があったよ」とか、「いま、こんな動きをしているんだけど・・・」とか。

大きな企業に所属すると、さまざまな部門がいろんなことを考えています。部門を跨いでのプロジェクトもあります。

全社オープンになっていない段階の情報がたくさんあるため、どこでどのような動きになっているかは自ら動いて情報を取りに行かないとわからないということ。

それが、自ら発信することで、良くも悪くも「○○なら自分」のイメージがつき、オープンになっていない情報をいただけることもあります。

・自分の考えを日頃接点が少ないメンバーにも伝えられる

社員数が多くなると、知らない人が増えてきます。

5千人となるともうカオスです。でも、普段の仕事では接点がなくても、同じような想いを抱いている人は必ずいます。メルマガを機にやりとりができる可能性ができます。

・思考を整理できる

数百名にメルマガを発信するからには、メルマガの内容に責任が伴います。ミスリードをさせてはいけないので適当なことは書けません。だから、疑問が生じれば調査したり、この考えで間違いないかを確認・推敲してから配信します。

この考える過程が自分の思考回路の整理に繋がります。
社内メルマガは社内マーケティング手法の1種です。余談ですが、組織を動かす社内マーケティングの手法が気になる方はこちらの記事もおすすめです。


ところで、メルマガの発行方法は?

メール配信ツールに求めた要件は3つあります。

・カンタンに配信登録解除ができること
 メルマガの配信リストのメンテナンスに時間をかけたくない。

・無料で運用できること
 社内向けなのでお金をかけられない。

・スマホからでも配信できること。
 メルマガ配信は業務外なので、通勤電車やカフェでスマホで編集したり配信したい。

この要件に合致した「MailChimp」というメール配信ツールを使用しています。

社内向けメルマガを6カ月続けたら、異動になりました

2019年末まで10年間、BtoBマーケ職に従事していました。あるプロダクトのオーナーとして、リアルもデジタルもプライシングも中期計画もほぼ全てに携わっていました。

もう少し関わるだろうなと思っていた矢先、12月中旬に異動を言い渡されました。

新天地は、デジタルマーケティングの部門です。

「想定内で想定外」

社内向けメルマガで発信していた内容のメインがデジタルマーケティングだったこともあり、社内のそこら中でデジタル活用の話をしていたこともあり「遂にきたか」という感触です。

※全方位でやれるBtoBマーケが好きなので、異動を希望していたわけではありません

※メルマガでの発信だけが異動の要因ではありません


確かに、いつか異動するとしたらデジタルマーケティング関連を主軸にした部門かなというイメージは持っていました。(ただ、既存の部門ではなく、新しい部門というかポジションを作れないかなと考えてました)

でも、新規事業を立ち上げたばかりの状況のため今ではないなとは思っていました。

今回の異動が正解なのか、今はわかりません。

ただ、今後BtoBマーケをやっていく上で、一旦離れてデジタルマーケティングを深く掘り下げて見るのも良いかもしれないと考えています。


ということで、2020年はBtoBマーケターの自分が、デジタルマーケティングに力を注ぎます。少しだけでも応援していただけると嬉しいです。

p.s. 

事業会社のマーケという立ち位置で、試行錯誤の成功失敗事例やお役立ち情報などのBtoBマーケに関する情報を惜しげもなく発信しています。

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