あんかけ的お気に入りスキー場① 戸狩温泉スキー場
戸狩温泉スキー場は長野県飯山市、野沢温泉のちょうど真向かいにあるスキー場です。
野沢温泉の近くにはありますが、知名度はそれほど高く無いのでバカ混みはしません。
リフトはクアッドが3本とペアが1本。
画面左下のペガサスゲレンデと、左上のとん平ゲレンデの2エリアに分かれています。
2019年ごろまでは右半分がオリオンゲレンデとしてありましたが、近年はスノーバカンス村となってしまいゲレンデでは無くなってしまいました。
下部ペガサスゲレンデは広めのバーン。
斜度はキツすぎず、緩すぎず。
気持ちよく滑れるエリアです。
上部とん平ゲレンデは長くはありませんが、一般的な中級者向け斜面あり。
ペガサスゲレンデがちょっとカリカリ系のバーンでも、とん平は明らかに雪質が良かったりもします。
雪質の傾向
全体的な雪質としては北関東・越後湯沢以上、妙高以下。
時期的にはクリスマス〜2月下旬まで3月中旬ごろまで滑れます。
また雪国ではありますがゲレンデベベースの標高が300 m強と高くなく、また上方向に長いゲレンデではありません。
加えてペガサスゲレンデは南東方面に開けたバーンのため、1月であっても昼頃にはまるで春雪のような状態になることがあります。
オススメスキー場なのにまるでデメリットを語っているようですが、この「割とすぐグズグズ雪になる」が個人的にグッドポイントです。
ゲレンデマップによるとペガサスゲレンデは初級のみみずく、中級の五本松、イモハ、上級非圧雪のダイナミックとなっています。
上の写真の右側がみみずく、左側が五本松になるわけですが、見ての通りほぼ同じくらいの斜度です。
実際、この二つはどちらも上部がほんの少し斜度があるだけでほぼ初級コースになります。
かといって緩すぎるわけではありません。
スピードを出そうと思えばカッ飛ばせるぐらいです。
さて、ここが青天時にはユルユルシャバシャバになるわけですが。
朝イチのピンっとしたピステンではそれはもう最高の気分で滑れます。
加速減速ターン制御、全てが思うがままです。
しかしシャバシャバになって来ると一転。
朝と同じコースを滑っているはずなのに、思うようにスキーを動かせません。
下手すると上部で若干板が暴走気味になってしまいます。
いわゆる「下手が露呈する」というやつです。
ピステンが緩んでくると板の制御が難しくなるのはどこでも同じですが、この戸狩温泉のコース長、斜度、広さはそれに対応するための練習をするのに丁度いいのです。
私が下手くそなのもありますが、特にテレマークはそういったシャバシャバを滑るのにきちんと両スキーに乗れてないとすぐ滑りが瓦解します。
そういった意味で、青天時は割とすぐシャバってくれる戸狩温泉スキー場は私のお気に入りのスキー場です。
飯もうまい戸狩温泉
戸狩温泉スキー場はゲレンデ飯も充実しています。
まずペガサスゲレンデベースの食堂にあるソースカツ丼とソフトクリームは絶品です。
またチケットセンターにはアジアンレストランが併設されています。
ここもうまいです。
加えて駐車場にはペンティトンというカレー屋さんがあります。
ここの焼きカレーは絶品です。
カレーはさることながら、米が最高。
米が主役と言わんばかり、焼きカレーとは別皿で提供されます。
この米、飯山産のお米になるのですが、異常にカレーに合います。
おそらく世界一カレーに合う米です。
この米だけ買って帰り、カレーにしましたがやっぱりうまい。
この戸狩温泉、夏はゲレンデ上部がキャンプ場になるのですが、このカレー食べたさに千曲からバイクパッキングで訪れたこともあります。
それくらいお気に入りです。
冬も夏も楽しめる戸狩温泉スキー場、オススメです。