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アーユルヴェーダと体質②

ドーシャ

アーユルヴェーダでいう体質ですが、その体質が自分の全ての特徴と間違われやすいです。
もちろん、肉体的、心理的なことは特徴と捉えても良いと思いますが、その性質が乱れやすいということであり、すべてのドーシャを全ての人が持っています。

今回はヴァータ【風】について…

風の特徴を思い浮かべると分かりやすいです。軽く、冷たく、動性。
『軽・動・速・冷性』

肉体的には、華奢で肌は冷たく乾燥ぎみで髪も乾燥しやすい。歯並びや歯の大きさは不揃い。筋肉がうすく血管が浮き出やすい。

バランスが取れている時は、機敏で体が軽くフットワークが軽いので、色々なことに頑張りがききます。

バランスが崩れると、体が冷えやすく手足が冷たくなり、ガスが溜まり、不眠、緊張性の頭痛、腰痛、便秘、坐骨神経痛、循環器疾患、脳血管疾患、神経系疾患になりやすくなります。

心理的には、バランスが取れている時には行動が素早く敏感で快活で想像力があり新しいものや変化するものを察知する力があります。順応性が高く、理解力や記憶力も良いです。

バランスが崩れると、衝動的になり、集中力が無くなり注意力散漫、すぐに緊張するようになり、怖がりで心配性になります。また記憶力がよくても忘れっぽくなり、空虚感を伴ったうつ症状が出ることもあります。

行動としては、お喋りで早口、物事を率先して行うけれど、長続きさせるのが苦手、言うことが変わりやすい、仕事や、自分の置き場所を変えることも多いです。睡眠時間は短くても平気。

すべてのドーシャに当てはまることですが、バランスが取れている場合にはヴァータの良い働きが前面に出てきます。バランスが乱れると、散々な言われようですがその特徴が現れてきます…

体質だけでなく、職業や行動が、動くことや話すこと、移動が多い人は、ヴァータが乱れやすくなります。
そして、冷たいもの、乾燥したもの(パンなど)を食べ続ければまたまたヴァータが乱れます。
そして、寒くて冷たい環境であれば全ての条件が揃ってしまいヴァータが乱れまくります…

この完璧な条件が揃った時があります。ヨガの指導を始めたばかりの時、とにかく練習をしたくて平日は県内隅々車で何処へでも移動し、朝から晩まで何本も自分のクラスを受け持ち、食事はすべて移動中に、片手にサンドイッチ、片手にアイスコーヒー。
週末は長い距離を移動して先生のところへ練習をしに…
そして、メニエールで倒れる…

メニエールは耳が関係しているのですが、耳はヴァータが司るところです。

絵に描いたようなヴァータの乱れ…ハリケーンですね…

そう…
体質だけでなく、誰にでも起こりうることであり、気付けば何に注意すれば良いのかも分かってきます。

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