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とつぜん、レベルアップ!の謎

こんにちわ、ぷるるです。
今日はレベルアップの話です。と言っても焼き魚の腕前のことですけど。

焼き魚レベル1!横ばいで18年

私は夫と二人暮らし。平日の料理を担当しています。
魚好きな夫のため、結婚してからたくさんの魚を焼いてきました。
とはいえ、私は完全なる肉食獣。基本魚はいただきません。

そのせいか、焼き魚製作が超苦手。本を見ても、動画を見ても、焼き上がるタイミングがちっともわからない。
魚を焼く時の私は、まるで初めて接客をする新入社員のようでした。
相手の心が読めずに、ビクビクオドオド。まあ魚は死んでいるので、何も思ってないでしょうけど。

とにかく、魚の心がつかめないまま、18年が過ぎ去ったのであります。

永遠に分かり合えない種族、魚。

ある夜、とつぜんレベルMAX

それは今年の4月19日。
私はいつものように魚を焼いておりました。
そして、焼き具合を見るためにグリルを開けたとき、なぜか急にわかったのです。

「これ、あと2分!」

その時の私は、まるで接客経験10年のベテラン販売員のように、強い確信がありました。2分後には外はカリッと、中はジューシーに焼き上がってると。

この客、いただいたぜ!的な。

私は、焼き上がった魚を夫の前にドン!と置きました。ワンピースの主要キャラが決め台詞を言う時のように。
すると一口食べた夫は言いました。

「何これ、完璧な焼き具合だよ!」

それ以来私は、毎回完璧な火加減で魚を焼ける人になりました!
私の脳は、毎回あとどのぐらいで焼き上がるかを、30秒単位で指示してくれるのです。バグも起きることなく、今日に至っております。

自動経験値積み上げシステム

こういうことって、スポーツや楽器の習得なんかでも、起こりますよね。考えたら私も昔、デッサンがとつぜん上達したことありました。半年間サボっていたのに。

ただ、焼き魚でそれが起こるとは思わなかったけれど。

思うに、一定数の積み上がった経験が『体とつながる瞬間』があるのではないでしょうか。焼き魚のタイミングも、「体内時計が教えてくれた」感じでした。

暗記も、寝ている間に脳がインプットした情報を定着させてくれると言いますが、そういうことなのかもしれません。

お得感、すごいです。

私は18年、ただ魚をグリルに入れて火をつけただけ。でも、

今、すっごい報われた気持ちです。

人生、捨てたもんじゃないなって感じです。

死んだ魚を焼きつづけて、よかった!

たかが家事の繰り返し。でも、それが勝手に経験値となり、いつしか技術として定着しているなんて・・・お得感すごいです。
しかも、それがいつ起こるかわからないなんて、

面白すぎません?!

私はすっごく面白かったです。これからまだまだ、何かが開花するかもしれないんて、よりいっそうワクワクです。その瞬間を楽しみにしていきたいと思います。
我が家のお客様にも、これからは美味しい焼き魚を出すことができそうです。

まあ、うちにお客様など、まず来ないのですが。
















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