思い出のナンパ・・・インコとわたしと父と。
わたしは、インコをナンパしたことがあります。
そして見事成功しました。その思い出をよければ、聞いてください。
中学校からの帰り道、わたしは民家の軒先で、一羽のインコを発見しました。
そのインコは「雨かよ、まいったな」といった様子で、ただずんでいます。
・・・鳥って雨宿りするのかあ。
わたしはふと足を止め、インコの隣に立ってみました。
しかし、インコは動じることなく、空を見上げています。
その姿にグッときたわたしは、姫に仕える騎士のごとくインコの前にひざを折りました。