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のんびりしたっていいじゃない|ぼんやりノート


どのように働くか。

このことを最近よく考える。
わたしの今の状況は、
会社員で、給料は中の下で、仕事内容は可もなく不可もなく。
女性が多い部署で、子育て中の人も多く、産休・育休が取りやすく、時短勤務の人も多くいる。
わたしも産休・育休が取れたし、今は時短勤務をしている。
残業はあったとしても月に数時間程度。
職場の人間関係はすべて良好というわけではないけど耐えらえる程度。

つまり、給料低いけど親としては働きやすい。

27歳のときに、親になったとしても働けるような会社で働きたい、残業が多い会社はつらいから残業の少ないところにしよう、と思って今の会社に転職した。
転職で狙った目的は達成されているわけだ。

だがしかし。
なんだか毎日もやもやする。

ずっとここにいるの?
60歳まで?雇用延長で65歳まで?なんなら雇用再延長とかで70歳まで?
可もなく不可もない仕事をあと数十年?

そう考えると、すごくもやもやする。

もちろんこの先会社がつぶれるかもしれないし、早期退職を促される可能性だってある。
家族の都合で引っ越さなければならなくなって、今の職場で働きつづけられなくなるかもしれない。
ただ、転職なり勉強なり、仕事についての行動をおこすなら、1日でも早いほうがいい気がして、焦る。

そんなふうにもやもやしたり、焦ったりしてる人を、少し落ち着かせてくれる言葉を見つけた。

坂東 労働条件を横軸、男女均等度を縦軸にとった図表で、四パターンの女性の働き方が見えてきます。労働条件もよくて、均等度も高い。これが一番あらまほしき姿で「いきいき」型。均等度は高いけれども、労働条件が悪い職場で、特に外資系の総合職のようなところは「くたくた」型。大企業製造業とか、公的な団体といった、労働条件は恵まれているけれど、均等度は低いというところは「のんびり」型。そして、均等度も労働条件もひどい、こき使われるだけの「伝統」型。まさにブラック企業で働いている人たちですよね。

上野 このキャリアコースのパターン分類のなかで、(中略)いわゆる「いきいき」型に分類された女性たちが出産後にそこから脱落してマミー・トラック(仕事と子育ての両立はできるものの、昇進・昇格とは縁遠い母親向けコース)にはまって、そこから抜け出せないケースが増えています。(中略)

坂東 私は、「くたくた」型から、「やっぱり無理することないや」と、のんびりできる「マミー・トラック」型に行く人がいてもいいと思います。それも選択肢です。

女性の働き方


「無理することない」
「それも選択肢」

そう言われると、そうかもしれない、と思う。
影響を受けやすいな、と自分で思うが。

元々わたしは「くたくた」型のような、「伝統」型のような会社にいて、毎日つらかった。
体力も気力もないのに、くたくたになるまで働いてたのだから、つらいわけだ。
今思えば仕事のやりがいは、今の仕事よりは大きかった。
おもしろい仕事だったと思う。身体とこころが追いついていれば。

のど元すぎれば熱さをわすれるようで、もっとやりがいのある仕事がしたい、と思ってしまう。
まさに今の状態だ。

無理してでもやりたいことがあったら、そのときは挑戦しようと思う。
けれどそれまでは、のんびりしたっていいじゃない。
そう自分に言い聞かせる。



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