なぜパーパスを言葉にするのか?
はじめに
こんにちは、安田健一です。私は現在パーパスコーチ・コンサルタントとして、個人と組織のパーパス支援を行っています。
主に、True Purposeというアプローチと、占星術を活用したライフパーパスコーチングという手法を使います。前者は主に自己対話問答を活用してパーパスの言語化を進めますし、後者はチャートを解釈して人生の目的と流れを読み解いていきます。
アプローチは異なりますが、どちらも、その人や組織が持つ独自のパーパスを明確にしていきます。今回は、特にTrue Purposeでパーパスを言葉にしていくプロセスの中で気づいたことを書きます。
「なぜ人はパーパスを言葉にするのか?」
パーパスは、目的・存在理由・大志といった意味ですけど、そもそもパーパスを言葉にする(言葉にしたくなる)のはなぜなのか、考えてみました。
自分の目的の「解像度を上げたい」「確信を持ちたい」「より具体的に知りたい」というのを、みんな本能的に強く持っているようにみえます。
なんとなく自分の行き先は、うっすらとわかっているのに、「自分が思い込んでいるだけでは」「そんなことを考えておこがましい」と思ってゆらぎだします。特に貢献意識が強いほどそれが強くなります。
みんな本当はわかっていることなのに、「確信を持つところまでいきたい」「本当の声を聴きたい」と自分の中ではっきりとした感覚を持ちたくなり、パーパスを言葉にしようとします。
だから、パーパスが言葉になった時に、自分で紡ぎだした言葉で涙したり、視界が晴れたような感覚になったり、意思決定が明確にできるようになります。
その人が本来持っているものがわかるだけなのです。それで充分ですし、「あなたは大丈夫だよ」ということを確認するだけなのです。
パーパスを言葉にするのは、これに尽きます。
True Purpose®について
True Purposeの手法はかなりユニークです。「トラスティッド・ソース」というパーパスを知っている存在を自分の中に設定して対話形式で進んでいきます。自己内問答であるためにセルフコーチングスキルが培えて、パーパス作成後も意思決定の純度が高くなり、人生の方向性を明確に捉えられます。
アメリカのTim Kellyが開発した手法で、ホラクラシー🄬で有名なアメリカのHolacracyOne社でも使われているきわめて独自のアプローチです。個人コーチング・グループコーチングで提供可能で、個人版・組織版の両方でも作成できます。
※True Purposeについては、また別の投稿で詳しくご案内します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?