初めて声に恋した

私は23歳で、ある程度大人になった今でもアニメが好きだ。
逆にこの歳になってよりアニメが好きになった気がする。
幼少期から父や姉の影響でBLEACHや黒子のバスケなど見てた。
数あるアニメの中でも特に忘れられないのが
「獣の奏者エリン」
と言うアニメだ。
これは私がまだ8か9歳ぐらいにNHKで放送していたアニメで、そこに登場する王獣と言う生き物のカッコよさに惹かれて見入っていた。

たまたま見たいなと最近思い、動画配信サービスで検索したらなんと見放題で見れたため歓喜したのがついこの間。

子供の頃と今では感じ方に大きな変化を感じる。とは言っても子供の頃のアニメの感想なんて今となっては知る術のないため、憶測でしかないのだけれど…

登場人物の中に足の速いイアルという若者が登場する。足が速い男の子なんて、小学生女子の恋の標的でしかないけど私はなぜかイアルではなく、ダミヤといういかにも腹黒そうな男の人のことが当時から気になってた。話の最後にはやっぱりなという感じで皆んなから憎まれて終わるような流れだったんだけど、なんかどうしても嫌いになれなかったんだよね。
じゃーなんで嫌いになれないのか考えてみたら、その人の特徴的な声が忘れられなかったんだと気付いたの。性格とか外見は全く好みではないのにまさかの声で…

よく男は目で女は耳で恋するなんていうけどほんとにそうなのでは?!と思ったこの頃。

でも、当時は声優という職業を全く知らなかったの。アニメは生きてて誰かが登場人物に命を吹き込んでいるなんて考えもしなかった。だから、大袈裟にいうとエリンという人も本当に実在するもんだと思ってたくらいなの。

中学生ぐらいになってからかな?声優という存在を知ったのは?高校かな?それくらい後になってから知ったの。

時は流れて大学生になり、時間に余裕ができるようになって、またアニメを大量に見る機会があったの。そこで鬼滅の刃を見てて猗窩座の声めっちゃ好きだなー、うまいなー、なんて思って、どんな人が演じてるのか気になって調べたら
「石田彰」
という人でそこからその人を調べていくうちに幼少期大好きだったアニメ獣の奏者エリンにも出演していたことが判明して、まさかの当時気になってたダミヤという人物で点と点が繋がった感覚ですごく衝撃を受けた。そこでわかったの。

当時8.9歳くらいの私はすでにこの人に恋をしてたんだって。小学生の頃はなんとなく気になってただけだと思ってたけどちゃんとその頃から恋してたみたい。
でも、勿論この声優さんがどれ程人気でどれ程有名な人か今ではわかってるから、陰ながら応援する1ファンとして好きという意味です。

まー結局言いたかったのは、私の初恋は声に恋してたってこと。


今ではよりアニメが好きになり、声優さんにも興味が湧くようになり。有名な人だと諏訪部順一さんとか子安武人さんとか遊佐浩二さんとかめちゃくちゃ大好きです。でもダントツは石田彰さんですが…☺️

獣の奏者エリンは上橋菜穂子さんのファンタジー小説をアニメ化したものです。
アニメだけでは描ききれていない部分が多くあり、心に刺さる部分が多くあるので興味がある方は是非読んでいただきたいです。
私は本を読むのは得意ではないのですが唯一最後まで読めました。

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