クーラシェイカー、新譜『ナチュラル・マジック』がリリースされます。
このnoteでも何度か登場しています、Kula Shaker(クーラ・シェイカー)ですが、2月2日(金)に通算7枚目のアルバム『Natural Magick(ナチュラル・マジック』が発売されます。
今回どーーーーしても言わないといけないのは、オリジナルメンバーのオルガン奏者(ここポイント)のJay Darlington(ジェイ・ダーリントン)が25年ぶりに復帰という、かなりの「ビックリ」な出来事からの最新アルバムということになります。
Jayは、1999年に発表された2ndアルバム『Peasants, Pigs & Astronauts(邦題:ペザンツ、ピッグス&アストロノウツ)』以来で、Kula Shaker解散後はOasisのツアーメンバーとして参加していました。
2004年から再びKula Shakerは活動を再開しますが、2009年のOasis解散まで、JayはOasisのツアーメンバーとしてKula Shakerには参加しませんでしたが、突如、2022年12月にKula Shakerに電撃復帰となりました。
私はこの時代のOasisの日本公演は結構観ました。
しかもちょうど、Kula Shakerの先行シングル「Natural Magick」とLiam Gallagher&John Squireの「Just Another Rainbow」シングルが同日の1月5日に発表されました。
元々、Kula Shakerはインド音楽やサイケデリック、ストレートなロックでエモーショナルさに定評がありますが、そこに90年代のPsychedelicブームの様なGallagher&John Squireの「Just Another Rainbow」というのもやってきて、時代がタイムスリップしたかの様な輪廻を感じる、私でした。
John SquireとCrispian Millsのギタリスト・ガチンコ勝負と考えると、Johnは相当な世捨て人でしたが、Crispianのインドへの傾倒もかなり半端ないですが、ギタースタイルを考えると、80年代後期のRosesはギターサウンドでも「Madchester」と呼ばれる時代のサウンド。
ShoegazerとPsychedelicのギターサウンド、つまりJohnny Marrに代表されるキラキラギターのJohn Squireですが、2ndアルバムはなぜかLed Zeppelinを引き合いに出るほどのハードなサウンドとなり、有名なSpike IslandでのコンサートではJohnは「狂ったJimmy Pageが何ちゃらかんちゃら」と評されたのを覚えています。
その点で言うと、特にギタースタイルがどうこうと評されることのないCrispianですが、Ritchie Blackmoreに影響を受けたと本人のお話。ギターを見ればストラトキャスターなので、RitchieやEddie Van Halen、Yngwie Malmsteenな結構、アグレッシヴでヘヴィなギタリストを想像します。
それにヴォーカルでもあるので、ギタリストとしての評価がなかなか聞かないというか、こんなギターソロ弾くほどの大作の曲もないと言うか発表してないですが、とはいえ、映像で見ると、バリバリ弾いているのを過去ライブ映像などで観たことがあります。はい。
妄想ですが、Crispianは学校の教室で「Smoke on the Water」を弾いたクチですかね?(笑)Alonzaも一緒に演奏したんでしょうか。
私の時代でも世代的にPurpleの方が初心者が弾きたがるロックで、すぐ「Smoke on the Water」のリフを弾く人が学生時代にいました。
ロン毛の時代にその手の音楽を演奏しても、髪の色が違うのでイマイチ、Ritchieじゃないよねと言うか、俳優家族の血筋なので、顔的にRitchieに行くって言うのは微妙というか、余計な話ですかね。
とは言いつつも今回の新曲はこのMV。
Kula Shaker - Natural Magick (Official Video)
再結成してから、Kula Shakerはいい意味でコミカルと言うか、「いつも面白い」MVを多く制作するようになりました。
今回もこんな感じですが、インド・テイストは相変わらず。サイケデリックな怪しさも、演奏のハードさは「Hush」を思い出させます。
ギター好きの私の目で見る「Natural Magick」のMVですが、「Hush」の時はOrangeのアンプを積み上げていますが、今回はVictory Ampsを積み上げないという、、。Victory Ampsは、70-80年のブリティッシュロックの音を再現するアンプだそうです。
こういうところに「お!」って反応するのはマニアで申し訳ない。ちなみに「Gimme Some Truth」ではEpiphoneのSGモデルも使用しているのですが、「Natural Magick」でもEpiphoneのSGモデルです。
インタビューで、このギターでMVを1本制作したとか言うような話もありましたが、確かに、SGは見栄えがよく、特に70年のブリティッシュ・ハードロックっぽいところも見えて作りは軽量なのに案外骨太に見えるギターです。
で、Crispianのサングラスの目もグルグル、サングラスも昔からのトレードマークですし、髪が長くなり魔法使い・WizardのようなJayがオルガンを弾く姿は新しくもいあり、懐かしくもあり、新しくもあり。
Alonza Bevanの凛としたいでたち。Alonzaは始終安定したプレイヤーでバッキングもできて、特徴のある構えかた、誰かすぐわかる、音でわかる演奏家と言うのは重要です。スタイルが良くて、服のセンスもいい。
Paul Winterhartも職人っぽいというか、毎回、音はいいし、あまり演技は得意そうではいのかもしれませんが、「ぐるぐる」のシーンには登場しませんが、リズムは正確で、いずれにしても、バンドの演奏力は要チェックです。
とはいえ、メインの女性がガンガン踊るのがすごいです。
今回の歌詞はこんな感じ。早速覚えておきましょう。
この曲は言葉遊びになっていて、歌詞はそんなに難しくなく、繰り返しが多いので、順番を間違えなければ、楽勝です。
1回目と2回目の順序が違うとか、そんな感じです。
会場で大きい声で「M - A - G - I - C - K!」の入りを間違えると、ちょっと恥ずかしいですが、実際には演奏の音が大きいですけど、隣の人に見られたや、ちょっとテレます。
今回のアルバムからは、この曲を含め3曲がシングルとしてリリースされています。
まずは、ここでも紹介しました「Waves」
Kula Shaker - Waves (Official Lyric Video)
「Indian Record Player」
Apple Music
https://music.apple.com/jp/song/indian-record-player/1708357164
Spotify
https://open.spotify.com/intl-ja/album/5zg80bH3StLgc8OZx98CiY?si=Ytuj6hGETbS__fZn2Gtxtg
Amazon Music
https://music.amazon.co.jp/albums/B0CJR4283N
Youtube ※プレミア会員のみ
https://www.youtube.com/watch?v=sniLfAH7sis
また、このアルバムからはすでに2023年時のツアー、日本でもですが、1曲目の「Gaslighting(ガスライティング)」は既に演奏されています。この4曲は2月の日本公演でも演奏されるのではないかと思われますので、要チェックです。
また日本盤のボートラはBob Dylan(ボブ・ディラン)のカバー曲で「Meet Me In The Morning(邦題:朝に会おう)」です。
Bob Dylan - Meet Me in the Morning (Official Audio)
「ワバシャの56番通りで、朝に会いましょうー
毎日、君がいなくなってから真っ暗だよー
ハニー、カンザスにいるかもしれないよー」
と言う感じの、アコースティックで聴かせるブルース曲です。
と言うことになっております。
2月の来日公演のインフォメーションは以下です。絶対にいきましょうー!
見逃せません。このバンドで、1万円以下のチケット代はかなりのお得です。この先、チケット代上がるかもしれないし、¥8,000円以下になるとは思えないので、いける時には行ったほうがいいです。
箱もそんなに地方は大きくないので、本当にこれは大チャンスです。前回の方がすごかったですけど、今回はオリジナルライオンナップなので、かなりのオススメです。(滅多に「おすすめ」しないですけど、、)
次回は、最近流行りのギタリストのランキング、ギターの名盤とか、BLACK METAL、80's、90's、時事ネタのどれかですが、ランキングは時間がかかるので、準備期間が必要になります。
もしくは以前書いていた記事を公開するかもしれませんので、ご了承ください。
メンバーシップも始めています。こちらももうちょっとしたら、現状から少し考えてみようと思っています。
ご清聴ありがとうございました!
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