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アメノミナカヌシ様からの言葉 神様の話⑥

和歌山にいた頃、一度だけ
いわゆるわかる人、声が聴こえる人に
みてもらったことがある

二十代の頃から、
よく当たる占い、何か読み取れる能力のある人に
前世が何だったとか、助言をしてもらうとか
そういったことを一度みてもらいたいと
ずっと思っていたのに

周りから、こないだみてもらったとか
こんなこと言われたとか
そんな話を聞くばかりで全く縁が無かった

よしっ今度こそ絶対!と
予定まで取り付けようとするのに
急にその人物が引っ越すとか、
いつ行っても閉まってるとか
とにかく縁が無かったのだ

そんなこんなで
これも和歌山から広島に引っ越す
少し前だったと思う
なんと!友達のお姑さんがみれる人だというのだ
少しの遠出をしてご実家の喫茶店にお邪魔する

田舎の喫茶店だったが満席だった。
友達が何とかみてもらえるようにと
お義母さんに頼んでくれる
どうしてもみてほしいと
行く前からずっと懇願していたのだ

やっと私の番だ
お義母さんが優しく私の肩から首の辺り
ちょうど硬く凝っているところを撫でながら

「もっと自由にしなさいって言ってる」

と優しく言う

「私、今でも結構自由なんですがもっとですか」

私の夫は、私のやることに反対も怒ったりも
ほとんど、いや滅多にしないし、
無いと言っていいくらいで、
夫が不在のことも多く、ワンオペもあるが
とても自由にさせてもらっている
これ以上の自由てどんなだ??
想像ができなかった

「あのね、今は歩いていて
 そこら中に宝石が落ちてるのを蹴って歩いて
 いるようなものなの」

「へ〜…」 言葉が出ない

「それは、アマテラスさん?
     が言ってるんですか」

神様の知識がない中の、
一番上だと思っていた神様の名前を出してみた

「う〜ん、、もっと上の方の」

もっと上??
アマテラスさんの上の神様っているの?
その辺はわからなかったが

この日にもらった言葉は、
その後ずっと私の中にあって、
時々思い出してはとても大事にしている

アマテラスさんの上の神様がわかったのは
その一年くらい経ったあとだった


私の実家では、
父がお墓参りに家族で出かけるのが好きだった
市内から一時間以上かかる田舎だ
お墓参りをして
近くの神社で涼んだり、お弁当食べたりするのが
好きだったんだと思う

父が亡くなって初めて
お墓参りに行き、神社に行った
今までここの神様は何の神様かなど
気にしたこともなかった
宮司さんもいない、
そこの集落で大事にしているような神社だった

古いけどしっかりと書かれている
神社の由緒の看板を見る

宗像三女神・天照大神・天御中主神・月読命・仲哀天皇・応神天皇・神功皇后。

そうそうたる神様の名前が並んでいた
まず、宗像三女神(宮島の神様)
あぁそうか、全てはここからだったんだ

お墓が近くにある
小さい頃から親しんできたここの神様が
ずっと導いて守ってくれていたんだ
そして、友達のお義母さんを伝って
もらった言葉はアメノミナカヌシさんに違いない
きっとそうだ

もちろん父は、
このことを知っていたわけではない
家族の中でも神様との繋がりに
気づいたのは私だけだった
父は、私たち家族を神様のもとに連れてくる
役割だったのかもしれない

思い込みと言ったらそうかもしれない
だけど、頭でわかるというよりは
頭の中の回線が急に繋がったような
体で理解したようなそんな感覚だった

こんなにもずっと守ってくれていた神様
とても清々しくて大きく強く
胸にぐっとくるようなパワーを感じた
大きな大きな愛のような

私は神様が大好きになった
そしてもっともっと知りたくなった

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