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タダで幸せにはなれない、なってはいけないと思っていた

すぐ人を好きになる。それが私の悪いところ。
初めて会った人だったとしてもこちらに好意のあるフリをしてくれたらそれはもうすぐに。
単純で所謂チョロいというやつ。
私が好むフィールドはチョロい自分を肯定してくれて勘違いをさせてくれるような場所。
しかし、ここに幸せも、本当の好意も存在しない。

それをわかっていると口先では何度も繰り返すのに、不毛な恋と呼べない茶番も何度も繰り返す。
これは呪いで呪縛。


皆揃って気持ちよくさせてくれるからそのぬるま湯に浸かり、浸かったら最後、戻れない。
私のもう持ち合わせていない自己肯定感も自信も全部くれる。
ナニかとの引き換えに。
私が欲しい物をくれたんだから対価は払わないといけないと思い込んでいた。

幸せを買うのが好きだった。
それがひと時だったとしても。


そして、たいした気持ちを持っても無いのにこちらが暴走して惨めで、結局捨てられて被害者面。
前述したが私は被害者になるのが好きだ。
可哀想な自分に酔えて手っ取り早く自分を肯定できるから。可哀想な自分ほど可愛いものはない。
皆見て!今可哀想なの!だから可愛がって!慰めて!って。

それ自体がお気の毒だわ、と正常な思考をしてる今なら思える。

私チョロいからさ〜と言った女の子への返しが「チョロいくらいが可愛いよ」で、話題になった某有名ホストがいたが納得できる。
可愛いを求めてるんだもんな。
欲しがっている答えをくれる人は気持ちよくさせるプロだと思う。

私チョロいから〜で毎度予防線を張る。
いつもいつも。
少し寂しい。

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