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小さな彼11

 彼から連絡がない。私達は、日中殆ど電話しながらお互いの日常を楽しんでいました。一昔前ならあり得ない電話の使い方です。
 こんな通信の使い方していいのだろうか?と、どっか後ろめたい気持ちでいましたから。この数日、彼から連絡が途切れがちになって、とうとう電話が来なくなった今日、悲しいというよりは、腑に落ちてしっくりと感じました。
 P君、私は今日は精神的な病気じゃなくて、コロナで高熱が出て一日中休んでいたよ。
 精神的な病気は、孤独と絶望と、恥ずかしさと、親からの差別的な扱いがあって、「死にたい」と思うけど。
 コロナは息を吸うのも難しいような連続する咳とくしゃみで、頭が割れるほど痛くて、耳鳴りが鳴止まず、高熱と、咽の上部奥がヒリヒリして、つばが飲めずあら?これは「死にそう」になっているんじゃないかな?って感じる数日です。
猫のような性格だから、自分が死ぬときは、誰にも看取られずひっそり逝きたいものです。
さて、小さな彼は、このままかれがいなくなったら、これで終わりですけどどうしょうかな?思い出話を書けは、あといくつか書けます。
風と共に去りぬのように「明日中考えよう」と、思います。だってコロナで高熱なんですもの。
 

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