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正社員→無職になった人の日記

初めまして。

実はnoteは初めましてじゃなく、別のアカウントを持ってるんだけど、数年分のスキした記事が遡れちゃうのがなんとなく嫌で、新しく作ってみた。

これからは非公開ブクマ機能求む。と思ったら「あとで読む」マガジンが非公開にできるのね。

まあいいか。心機一転ということで。
フォロワー0人からのスタートも、気楽でいい。

ここ1ヶ月で人生が激変し、途方に暮れたりしつつ、少しずつ気持ちが立ち直ったのでnoteを再開してみた。

端的に言うと、今年秋に初めての転職をしたものの、入社前と入社後の条件に齟齬があり、スピード退職して、今は無職。アルバイトに入職したので、厳密にはフリーターか。

ちなみに1社目は新卒で入社し、4年半勤めて円満退社。最後に一緒に働いていた職場・メンバーは特に仲が良くてみんなに盛大に見送ってもらった。

1社目について、なぜ転職しようと思ったのかについて、まず書いてみようと思う。

会社自体は、誰もが知る大手企業と並ぶには恐れ多いが、上場していて安定した企業だった。

ただ転勤や異動がとにかく多かった。
私は幸い引越しは1回で済んだが、転居を伴わない異動を含めると4回の異動を経験。人によっては半年ごとに異動したりする。
全国で数百以上の拠点があり、いわゆる僻地に飛ばされる可能性も十分にあった。

入社当時~20代前半はよかったものの、周りの同期や先輩方がどんどん遠方に飛んでいくのを見て、来月自分がどこにいるか分からない状況で働くのは、歳を重ねるごとに不安だった。将来の見通しが立てづらいので、結婚はおろか恋人をつくることを諦めている人も多かった。

休日は完全週休二日だけど曜日が不定。
拘束時間がやや長い。配属先によっては帰宅がかなり遅くなる。

人間関係は比較的快適。もちろん合う合わないはあるけれど、サッパリしている人が多くて私には過ごしやすかった。

仕事内容も嫌いじゃなかった。そりゃストレスも大いにあったし、精神的にも肉体的にも負担に感じる場面はあったけれど、本当に嫌いだったら4年も続けられなかったと思う。

でも一番の理由は、会社の中でのキャリアチェンジが叶わないこと。

本社行きの打診があったけれど、同時期に同じ職種で年配の方が、家庭の事情で実家に帰る必要があり、それが本社のエリアだったため、その人に譲るかたちになった。自分はそのエリアに縁もゆかりも無かったため、仕方ないとも思った。
その後もチャンスがあると思って頑張っていたけれど、結局本社に行けるのはその地域にゆかりがある人ばかりで、ああこれは……と思った。

このままずっと、30代も40代も同じ仕事をし続けるの? と思ったら、漠然と不安になった。

転職を思い立ってから、実際に活動を始めるまで数ヶ月かかった。そもそも転職すべきかどうかもすぐに決断できなかったので、(会社名は伏せるが)自己分析や自分の棚卸しのために、とあるキャリアコーチングを利用した。企業を紹介するいわゆるエージェントではなく、求職者側に寄り添って転職を支援してくれる会社だ。私は実際に選考中もサポートを受けるまでには至らなかったが(金銭的な理由で)、活動を始める前の足場づくりができた。
3ヶ月みっちりで25万円だった気がする。

高い出費だったけれどその支援を受けて、転職活動の軸を見つけられた。職務経歴書も添削してもらい、活動開始後はエージェントの方々によく出来ていますと褒めてもらった。転職以外でも自分のことをよく知るきっかけになったので、今でもそれは受けて良かったと思う。

その後、仕事を続けながら約1年間の転職活動をした。(途中、仕事の都合で半年のブランクがあったので厳密には1年半)

コロナ禍で転職活動は絶望的だと思っていたが、自分が思っているより募集している企業は多く、また選考も思っていたより進んだ。
(もちろん、進んだ選考の2倍の数は落ちたと思うが)

ありがたいことに何社か最終面接を合格したが、熟考した末に辞退した。ずっと色んな選択を悩みながら、転職活動を続けていた。
そんな中で、慎重に考えて決めたのが2社目だった。

退社理由をここで書くのは色々と問題なので詳細は控える。

簡潔に言うと、会社の提示した条件と私が伺っていた(捉えていた)条件に乖離があった。職場の雰囲気だったり仕事内容だったり、給与ではない。もっと根本的なところだった。それが発覚したのが入社後一週間だった。

会社側との話し合いや、自分の家族や恋人への相談もして、退社することになった。
最後の面談で会社に残るよう引き止めてくれる言葉もあったが、その会社にそのまま残っていても自分の人生設計が大きく崩れてしまうため、退職することにした。

退職を決めてからは早かった。事務的な手続きが進んでいった。入社直後だったため、手続きをしてくれた担当の方には申し訳なく感じたが、慣れてるのかと思うぐらいの素早さで対応してくれた。

「短期離職」という経歴に傷はつくものの、退職するという選択は間違ってなかったと思う。

ただ、心が全然現実に追いつかなかった。

頑張って、熟考して決めたのに転職が上手くいかなかったショック、大きくレールから外れてしまった絶望感、これから先の道が全く決まってない不安感。退職を伝えた直後は呆然としていて、睡眠も食事もままならなかった。

無職になってまず思ったのは、
どこにも所属していない不安感が、予想以上に人には堪えるということだ。

もちろん、様々な理由で退職してから転職活動を始める人も多いと思う。ただ、自分にはそれが向いていないと思っていたので、在職しながら転職活動をしていた。

振り返れば、小学校、中学校、高校、大学、就職してずっと正社員と、ここまで常にどこかに所属してきた。肩書きがあった。

それゆえに、突然どこにも所属していない、何者でもない自分になって、自分の居場所を失ったような、明日生きていけるのか保証もないような不安な気持ちになった。

とにかく今は一人でいてはダメだと直感的に思った。ただでさえメンタルが崩壊していて、一人でいたら何をしでかすか分からない。自分を(ある意味では監視役として)見てくれる人が必要だと思った。

退職を決めた翌日、すぐにスーツケースに荷物を詰めて、実家に帰った。県は超えるものの、幸い電車でそこまで時間がかかる場所ではないので、行き来もできる。

家族には、発覚後にすぐ電話したので事情は分かっていた。母は仕事から帰ってきてすぐに私を抱きしめてくれて、今はただ休みなさいと言ってくれた。

実家に帰って2週間は精神的にもかなり不安定だったが、母が趣味でやっている畑を手伝ったり、リリース直後から熱中しているピクミンのゲームでひたすら地元を歩いてみたりして、今ではかなり元気だ。

今は退職してから3週間に入るぐらい。いくつか単発のバイトに応募して、さっそく来週3日間バイトに行く予定だ。
来週には書類も揃うのでハローワークに失業保険の申し込みをして、しばらくはアルバイトをしつつゆっくり過ごそうと思う。落ち着いたら就職活動を始めるつもりだ。

初回なのでかなり長くなってしまったが、これからゆるく記録していきたいと思う。

よろしくお願いします。

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