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30代システムエンジニアが会社を辞めた話

このnoteは、約14年勤務した会社を退職するまでの話を語っています。
職業はシステムエンジニア。

会社を辞めるときの精神状態も書いているので、何かの参考になればうれしいです。

それでは、興味のある方はご覧ください。

新人時代

学校は専門学校だったので、20歳からSEとして働き始めました。

30歳ぐらいまでは上司(以降、Aさん)のもとで案件を淡々とこなしており、主に設計から構築までを私が担当。
Aさんはというと、顧客との打ち合わせや上流の設計を行っていました。

案件は基本的に、Aさんと私の2人でこなしている状況が続きます。
途中、派遣さんが来るのですが、定着はせずに退場していくという繰り返しでした。

配属期間が一番短かったのは、配属された翌日に音信不通でいなくなった人。
いくら電話してもでない。上司が電話してもでない。
しかも、顧客先での作業だったので、参りました。(笑)

この件で、上司からお客さんに話がいき、現場でのぷれこの対応はどうだったかを聞かれる始末。
お客さんが「特に問題はなかった」と言ってくれたので矛先が私に向くことはなかったので難を逃れました。

作業自体は1人でこなせたのでよかったのですが、派遣さんがどうなったのかは謎のまま・・・。

珍事件はありましたが、毎日淡々と業務をこなす日々。
残業も月10~30時間を行ったり来たりと平和な時間を過ごしていました。

これからもAさんと二人三脚で頑張っていくのかなと楽観的に考えていた矢先、退職を決意する部署に異動することになるとは夢にも思いませんでした。

まさかの部署移動

「別部署に応援に行ってほしい」

Aさんから突然言われました。理由は、仕事がないから。

以前も案件がなくなり、別部署へ応援に行ったことがあったので、今回も終わったらAさんの元に戻ってくるんだろうと思っていました。

そんなこんなで、新上司(以降、Bさん)と案件をこなしていくことに。
Bさんのチームは、20人を超える人数だったので、今まで2人でこなしていた田舎者はびっくり。

Bさんのチームになって、私の下にも派遣さん(以降、Cさん)が1人付くことになりました。

今までAさんのサブとしてやっていたので、いきなり私がメインとして案件をこなすことに・・・。
お客さんとの打ち合わせも初めて、上流の設計も初めてという初めて尽くしの毎日でした。

幸いなことに、今までやってきたことの延長線上だったので、何とかやり抜くことができ、ちょっと自分に自信も持てるようになりました。

突然ですが、AさんとBさんの仕事のやり方はこんな感じ。

Aさん・・・自分で仕事を抱えてしまう。下にはあまり仕事を振らない。仕事はできる。
Bさん・・・仕事は丸投げ。仕事はできる。丸投げ。

Bさんの丸投げっぷりは、それはそれはひどかった・・・。
お客さんからBさんにきたメールを私に転送してきて、本文には「よろしく~」のみ。
しかも、ただの問い合わせではなく、新規案件なので質が悪い。

そんなの日常茶飯事だよ。うちはもっとヒドイと思う方もいると思います。いつもお疲れ様です。

まぁ、Bさんのおかげでスキルは上がっていったと思うので、そこはよかったのかな・・・?

そんなある日、Bさんから

Bさん「ぷれこさんうちの部署に異動だって」。

ぷれこ「は?聞いてない」

しかも元上司のAさんも課は違うけど、部は一緒になるとのこと。

不穏な空気が流れ始める・・・。

悪夢の案件始まる

部署移動して3年程経った頃、1つの案件が始まりました。
これが悪夢の始まりになるとは、薄々気付いてはいました。

課内では、この案件(以降、クソ案件)やばいけど大丈夫か、誰がやるんだみたいな声が囁かれていました。

メンバーは、クソ案件を取ってきたBさんはもちろん、私も選ばれることに・・・。
リーダーはBさん、私はサブリーダー的な立ち位置。

クソ案件がやばいのは、規模が大きいのはもちろん、今まで携わったことがない仕事内容だったので、私含め、部下も知りませんでした。(ちなみにBさんも)

例えると、今までブログだけしかやってこなかった人間が、Youtubeを始めて1ヶ月でチャンネル登録者10万人にしろみたいな感じですかね。
伝わらなかったらすみません。

頼りのBさんも別の案件が炎上しつつ、クソ案件もやっており、頼ることもできずにいました。

また、クソ案件にプラスして別の案件も2つプレゼントされました。は?

朝から深夜1時、2時ごろまで毎日やってるのに全然進まない。
それに加え、コロナということもあり、毎日リモートワークで1人家に籠っていたためか、段々と精神的にも異常がでてきました。

主に下記のような症状でした。

  • 自傷行為?で指の皮を剝きすぎて指がボロボロになる

  • 体重が10kg減った

  • 仕事がない日は動けなくなった

  • 笑うことができなくなった

  • 毎日寝る前に死にたいと思うようになった

ひどい時は、自炊も買い物もできなくなったので、母親に弁当を作ってきてもらうようになってました。
また、同じ時期に彼女が亡くなるというダブルパンチで精神はズタズタでした。

自分が未熟すぎたというとそれまでですが。

身体の異常の詳細や会社を辞めた後の状況については、以下の記事に書いています。興味がある方はご覧ください。

会社を辞める直前に起きた身体の異常5選

この時期にたまたま、Youtubeでトラックのルート配送という仕事があることを知りました。

トラックのルート配送は、配達時間は1人で気楽、仕事が終わった後は完全に自由時間という感じだったので、仕事辞めてルート配送やろうかなとうっすら思うようになりました。

悪夢の案件から外れる

案件をこのまま続けさせるのはまずいと思ったのかわかりませんが、Bさんから提案がありました。

Bさん「クソ案件続けるか、別の案件(以降、α案件)にするかどっちがいい?」

α案件は、今までやっていたことだと言われたのでそっちに行くことにしました。

さっそく翌月からα案件に参画。

クソ案件と比べると大分マシな案件だったのでこれでまた平穏な生活に戻れると思った矢先、そこでも異常が起きました。

手が動かない。

今までできていたことが、1時間、2時間経っても終わらない。
そんな状態になっていました。

一応、管理者の立場だったので、部下にお願いして作業をやってもらい、周りをごまかし続ける日々。

会社にも迷惑だし、もう辞めるしかないなと思い始めていました。
ただ、頭ではわかっていても、なかなか行動には移せず悶々としていました。

ぷれこ、会社やめるってよ

辞めようと思い始めて、2,3週間経ったころ。

Bさんから「新しい案件(以降、β案件)があるけど、自信を付けるために受ける?」と聞かれました。

このβ案件は、元上司のAさんと一緒に仕事をしていた時期に取り組んでいたものでした。
ただ、β案件を一緒に取り組むのはAさんではなく、いわくつきの人がやると知っていたので、やるつもりは一切なし。
また、β案件を受けると1年間は拘束されるので、辞めるならここしかないと強く想いました。

自分自身に「辞めるって言え」と頭では言い聞かせているのですが、言葉にできず結局保留に。

休日に頭を冷やして冷静に考え直してみましたが、やっぱり答えは変わらなかったので出社したら言うぞと心に決めました。

そして、月曜になりBさんから電話が掛かってきました。

結論は決まっていたのですが、やっぱり口に出すのはめちゃくちゃ怖い。

ぷれこ「会社を辞めます(よし!言ったぞ、やってやったぞ!)」
Bさん「あぁー、そうか・・・。了解」

拍子抜け。

でも、心がすかっとしたのを覚えています。

そのあとは、課長に説得?(Bさんに言われてしょうがなく?)なのか一応止められるという行事がありましたが、無事に2021年7月退職しました。

今のところは、辞めて後悔はしていません。
お金が無くなって、どこにも雇われなかったら死んじゃえばいいかなと、いい意味で吹っ切れました。
ただ、親より先に死なないようにはしたいです。(笑)

ここまで読んでいただきありがとうございました。
自分語りはしたことがなかったのでうまく書けているかわかりませんが、こんな話でも楽しめていただけていればうれしいです。

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存在レンタルの詳細については、以下の記事に書いております。

存在レンタルはじめました。


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