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1月20日辺りからこっちの話

奇妙な2週間だった。

季節柄……カクヨムでは12月から年末挟んで翌年2月頭まで、コンテスト期間である。長編の方は即時商業出版などのエサが優秀な事もあり、実に多くの作品が投稿され……なんか面白くも無いのにランキング上位に居座って面白い作品探す邪魔をするタワケが跳梁跋扈したりもする。困ったね。

そこで以下のような記事書いた。

誰も指摘せんが、これつまりカクヨムには駄作があるという超絶ヘイト文なんだけど……想定の2〜3倍の反響があった。自慢になるが、 カクヨムの計数方式で最高日に500pvとか行くし、星やハートも予想外に集まった。つまり、ランキングが妥当ではない(つまり、面白くも無い話が何故か上位に来てる)と思っている層が私の想定の2〜3倍存在するという事である。

これまた隠された裏の事実は気付かれてないよーな気もするが、これはpvを増やしたいという作者としては当然の欲求から「文章の出来ではなく、広告宣伝部分への注力」をした結果であり、ランキングが純粋な面白さではなく「アドバタイジングぢから」コミでの、ていうか割と「アドバタイジングぢからのみが」ランキングに影響を与えていると。その結果良作を発掘しにくくなってる現状に対するフラストレーションが高まってしもたんですなぁ。

そんな中、ランキング上位作品の内、提示されてるデータから「見るに値する良作を洗い出そう」というデータ利用方法を書いてみたら、ランキング上位作に異常な数値を叩き出す作品を見つけてしまったと。何故にこの様な事態に……?と調べてみたら、複数アカウントを駆使したpvなどの水増し、クラスタリングによる多数派工作の話にぶち当たってしまい、その辺もネタにしたら盛り上がってしまったと言うわけだ。高校生とかが、余りに見てもらえなくて自分も偽装したが何故バレたのかとか聞いて来るし。んなもん私は知らんがなw(予想はつくが、教えたら対策してまたpv偽装すんでねぇか?)

pvとは作品内容に対する純粋な評価ではない。少なくともページを開いたという、かなりアバウトな数字だ。残念ながらスマホには読者が感動したか否かを判別するセンサーは搭載されてないので、この様な計測可能な数値から良作か否かを判別しないといけない。その不確定部分を利用して自作を良作に見せかけてランキング上位に掲載されるテクが横行していると。

実はweb文読者は必ずしもweb小説に良作を求めてはいない。電車内で読む本が無くなると死ぬ人がいることから分かる通り、単純に暇つぶし目的で「酷くなければ良い」という層は確実に存在する。有償販売の書籍でも多少はこの傾向があり、無償のweb小説の場合はこの傾向が非常に高くなる。もちろん良作である方が嬉しいが、とりあえず読めれば暇は潰せるのだ。その層から言わせると、pvというのは「不味くはない」程度の数字だ。そしてpv増やせても必ずしも良作として満足しているとは限らず、反応を返す人はそれほど多くはない。

反応を返さない人というのもいろいろで、中には反応を返したいのにどうやったらいいか分からないなんて層も存在する。また、パクりに関しても……筆者は礼節を欠かず、上手くパクる場合に限りパクり肯定派だ……パクり方が下手な人が多過ぎる。なので以下の2作品を描き始めた。

読み専ならともかく、モノカキが他者作を褒められないのは致命的に不味い。他者作品からいい所、卓越した技術を見抜いて「パクれない」からである。これは指導者抜きでなんとなく正拳突きしてカラテを極めようとするぐらい無茶な話だ。上手い人のカラテのどこが凄いのか、どうしたらあの様な重い突きを出せるのかと言う点を分析出来なきゃ肥やしにならない。パクりが肯定され、上手く他者のテクをパクって自分が文筆ぢからを涵養するためには、この美点の判別・分析テクは不可欠であり、この観点から他者作品を褒めるというのはモノカキとして必須のテクなのである。上手く褒められない奴が文章力を引き上げる事はザイル無しで岸壁登る程度に難しい(というか、ボルダリングみたいな競技ではない場合割と簡単に死ぬる)

テキトーに始めた叙述周りの話から、だんだんと手をつける範囲が広がってきて、やべぇ話になって来たぞと真顔になったのが昨日午前中の話。自分の話を書き進める時間は取れるのだろうか。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!