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お掃除と化学

さて、年末も近付いて来たのでお役立ち記事を書くである。つまり、大掃除だ。と同時にお掃除サービスを受ける人に対する効果的アドバイスも書くぞ。なんせ私はその辺プロ級というか、プロだ。


1.基本は汚れの物性を理解する事

何故皆が掃除をして上手く綺麗に出来ないかというと、汚れの物性に対して無知であるからだ。例えばレンジ周りの油汚れは何故に落とし難いかというと、油が長期間固着して高分子化するからである。分子重合が進めば進む程硬さを増し、落としにくくなる。この重合を分解する為にアルカリ(かったい場合はより強力なアルカリ)成分が必要になり、更に鹸化(乳化)して水で洗い流す必要が出て来る。分子重合がまだ進んでないなら重曹などの弱アルカリでも分解できるが、重合が進んだ場合は「油汚れに〜♪」のマジックリン(青竹色?のアレ)が有効であるし、固着がどちゃくそ進んだ場合…魚焼き器とかな…は、ワイドマジックリンを規定量「60度のお湯に溶かして」つけ込むなどの対処が必要になる。温度高けりゃ高いほど反応しやすいのだが、ゴム手袋して手を湯に突っ込めるのが60度ぐらいまでなのと、一般家庭の給湯器で供給可能なのが60度までなんね。

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