構想を練る

大変不味いことに、ガンド天狗の筋書きが水星の魔女本編と離れつつある(ぉぃ)
通常私の2次創作では伝奇という作劇手法により「本筋は弄らず、隙間を好き勝手して話を作る」ので、全体の構想を練る必要は無い。舞台と役者と展開は決まっているのだから、後はキャラクターをエミュレートしたらそれで話は出来る。案外楽なやり方なのだ。

が、水星の魔女ではいつまで経ってもキャラの内面描写がボカされており……ってか、キャラぶれが発生しておりひんじょーに旨くない。話が動かなくなってしまう。(事態が推移するのと話が進むのはちょっと違うハナシなんや)

7〜8話の脚本書いた人もすごーくやりづらかったと思う。キャラをどう動かすべきかの指針ぐらいはおーこーち君から出てるんだろか？　なんかこの辺がイマイチだから迷走してる気も……

んで、考察が進んで無いポイントからおーこーち構想を考えるというか、

捏造してみよう

伝奇者には捏造が許されている。隆慶一郎や半村良を参照せよ。

1.ヴァナディース
北欧神話の中でヴァン神族の女神を意味する語である。ヴァン神族と対を成すのがアース神族。北欧神話で有名なオーディンとかロキはアース神族の方な。
この辺の対立構造から地球(アース)と宇宙の対立構造を割り当て、匂わせ的に北欧神話を取り込んでるんちゃうか？　ウルとソーンってルーン由来のルブリス出すし。

2.ヴァン神族
賢い巨人、だそーな。一回ヴァン神族はアース神族とバトっており、その原因はグルヴェイグ(黄金の力の意)って名前の女をヴァン神族からアース神族に送り、この女さんがセイズなる魔法を伝えたとか云々。めんどくさいから詳しい話はWikipediaでヴァナディースを調べれ。

3.フレイヤ
ヴァナディースの1人。アース神族とヴァン神族の戦争後に父ニョルズ、双子の兄フレイと共に人質としてアース神族側に送られた。で、フレイヤの住む宮殿がフォールクヴァングである。セイズって魔法も使うらしい。

不穏ですね

プロローグで襲われたヴァナディースのラボがあったのがフォールクヴァングってフロントだ。

ふむり(捏造者の顔)

するってーと、21年前の何某かの事変を地球と宇宙側の交戦ないしは「事変」であるとして、それにヴァナディース(宇宙側のなんかアレな研究機関)が関わってて、「それが理由でヴァナディース(の、一部)が地球側に就いた」って筋は、アリやな。

爺婆の顔を見てみる。フレイヤが双子って設定に引っかかっているんだが、デリングとカルド博士って白髪頭になった後の髪色と目の色似てねぇか？　まさかデリング(フレイ)でカルド(フレイヤ)という配役ではあるまいな？

なんか調べるとセイズってのは男衆に好かれない(まぁ、北欧の豪快さん男性思考的には相容れないであろう)なんて話もある。

カルドとデリングが二卵性双生児だと仮定してみよう。するとプロローグの話(私は13年前説を取る)でヴァナディースを攻める際にもデリングが積極的に主導権を握りサリウスを欺いて「ワザと生かして逃す」展開も想定として入ってくるし、ルブリスを入手していることもエルノラとエリクトの逃亡を手助けする事も可能にはなる。
カルドとデリングが双子で身内なら、ガンダムの呪いがハンパないこともカルド経由で知ってるし、私の考察だとカルドはプロローグでエルノラが発見したであろう「AI使ったデータストーム回避法」も知り得ない(カルドが知らないことはデリングも知らない)
まぁ、カルド博士は手違いで死んだとかサリウスの何某かで殺されたでも良い。こーすっとカルド繋がりでプロスペラとデリングの結託も出来るし、共にプロローグでの事件の黒幕を始末する計画遂行もできる。話の持って行き方としては「地球に落ち延びたカルドとデリングが生き別れになり、デリングはシャディク同様サリウスの孤児院に引き取られた(ので、サリウスはカルドとデリングの関係性を知らない)」展開にもできますな？

似たようなことをおーこーち君も考えてそーな気もするが、とりあえずウチはこのラインで行くか。これなら

1.プロローグ時点ではデリングが権力掌握出来ておらず、カルドに資金協力とか出来なかった。ガンダムはアカンゆーてたのはカルドが資金だけオックスアースからガメて「彼女の意に沿わない」MS開発を外側から食い止めるムーブ。だからデータストームの出ないガンダムは「妹であるカルドの望み」宇宙開発の基礎技術になるので容認する。

2.生き別れたカルドの消息は21年前のヴァナディース事変で偶然知った。逆にこれが無いとカルドとデリングの「再接触」が無く、サリウスがデリングの血縁者の中にガンダム開発してる奴が居るとバレてしまう。デリングが欺かれる為にも生き別れと再接触をやらせる必要がある。

まだ幾つか未解決事象があるが、とりあえずこんな感じでやりますか。