ジンくんさん曰く……
「イッヌと遊ぶという事を良く考えるンゴ!」
「イッヌがみんなボール追ったりする訳じゃないンゴ」
これは、正しい。
ジンくんさんは割とボールを投げても追わないフレンズだ。居間でボール遊びする時も、私が壁キャッチボールして「うふふ、あはは、たーのしーぃ☆」してないと混ざって来ない。それで誘ってからテンション高めにほれー♪みたいに音符付きハイテンションを維持しないとすぐ飽きる。
これは別にジンくんさんだけの話ではなく、奴らにも無駄に元気な「運動部」と、ひたすら匂いを嗅いで回る奴、オヤツを虎視眈々と狙う奴、知り合い見つけるとすぐに駆け寄り「撫でろ」と強要するもの、ゴムボールを集めるのが好きで、投げても回収するだけで、一匹でボールを3つも4つもガメるもの(それをまとめて咥えるという芸はすごい) 色々な個性がある。
個人的にはディスクドッグみたいなアクティビティには憧れるのだが……
「そんなのコタロウとサスケの親子とやればいいんですよ!」
と、ジンくんさんはササミ茹でたのやキハダマグロボイルしたお手製オヤツに執着してしまう。なんでワシ、他家のワンちゃんと遊んでるんやろか……
コタロウとサスケは梅さん(仮名)の家の実の親子である。
梅さん(仮名)の教育が良いのかこの2匹はボール遊びが大好きだ。特に子のサスケは他の犬友の遊びにも乱入するし、無限ぢからで延々ボールを追い回す。梅さんが力尽きてやめようとしても「まだ? まだ?」とキラキラ眼ビームを出すし、むしろ彼が梅さんを使役している感すらある。つうか、飼い主以外も使役するやで。
ディスクドッグガールの前の話で「人が投げて犬に追わせる」という描写があったが、むしろ現実ではその状態まで訓練するのは大変難しい。個々の犬の性格もあるし、体調やその日の気分もあるのよ。幼稚園児が親の望む遊びに中々興じてくれないみたいなジレンマが……
これはジンくんさんと同じペットショップ出身、同年同月同日生まれの「クロコタ」くんだが、彼は年中ぴょんぴょん飛び跳ねて走り回る「運動部」なんだけど、一回ボールをホールドするとヨガの様にケツ上げ伏せポーズのまま、ひたすらボールをムニュムニュして「オヤツで釣っても動かない」
実際ヨガの行者の生まれ変わりなのではあるまいか。
構って欲しくてひたすら飼い主を攻撃する(飼い主との追いかけっこが一番好き)奴もいれば
犬プロレスに興じるコンビもいる。側から見たらディスクドッグも「人が投げて犬に追わせる」なんだろうけど、ありゃ2者が一緒に興じる「遊び」でして。大縄跳びして「ロープを回す奴が仲間に飛ぶことを強要してる」訳では無いのと同じ様に、あれ2者が共に楽しく遊んでる姿なんよ。
散歩させるのではなく「共に散歩する」のだし、「遊んでやる」のではなく「共に遊ぶ」なんだよなぁ。犬を飼うのではなく「犬と暮らす」って感覚。してやるって「驕り」の匂いを犬は嗅ぎ取ってしまうのよ。
飼ったことは無いが、ヌコ様辺りだと更にエスカレートして「寧ろこちらが飼わせてやっている」になってるような気もするが。犬は友達、猫は上長。
方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!